Ogilvy ChinaのKaiser Kuoが中国のウェブ開発の最新状況についてThomas Cramptonインタビューで語った。その模様を収めた動画を貼付けている(上記)。中国にWeb 2.0成長の波がどのように押し寄せているのかという点から全体的に面白い内容だ。しかし、Kuoが指摘した中国内でのP2Pファイルネットワーク「Blin.cn」についての描写は特に興味深い。
KuoによればBlin.cnのスピードはBitTorrentの50倍という。ちなみに人気番組「24」の「シーズン6」をダウンロードした際には、ダウンロード開始後わずか3分、2.2%のダウンロードがなされた時点で鑑賞できたそうだ。しかも、すべてDVDなみの品質で、だ。
Kuoの話についてより広い範囲での影響を考えてみるとおもしろいものがある。彼の論点は、アメリカでは、RIAAやMPAAにより、P2Pネットワークは人為的に制限されている。しかし、中国企業は自由に開発を進められ、現在では、P2Pシェアリングや関連分野について、よりすぐれたテクノロジーを生み出しているというものだ。中国製品が消費物質市場で圧倒的な強さを見せているのを快く思わない人たちには、中国内の企業がすでに次世代のP2Pイノベーションを実現し、発展しているという事態を想像してみてもらいたい。しかも、皮肉な事に(民主主義を唱える)アメリカ拠点の企業各社よりも、共産主義国家である中国企業のほうがより自由な環境で開発を進めているようにも見える。来年、あるいはそれ以降、オンラインで利用するさまざまなサービスが、従来通りのアメリカ式の物ではなく、中国でデザインされたテクノロジーやプログラミングに基づくものになるのではと考えるのも、それほど理不尽なことではないかもしれない。
(via zeropaid)
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