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2006年6月28日

People Aggregator の内側を拝見

Marshall Kirkpatrick

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Marc Canter氏による待望のPeopleAggregatorがもうすぐサービス開始である。米国西海岸時間、水曜日の正午ころ(日本時間6/29午前4時ころ)パスワード保護が解除される予定である。PeopleAggregatorは、Canter氏自らの資金を投じ3年がかりで作りあげたサービスである。このサービスは全てのオンラインソーシャルネットワーキングサービス間のギャップを埋め、業界内でコラボレート(協調連携)できる標準化された場を創出する目的で作られたもの。今日(米国時間6/27)システムの内部を見せてもらい、電話でCanter氏とも話をした。今日になるまでは、このサービスがそれほど重要だとは確信していなかったが、今はそう確信している。

Canter氏は1980年代MacroMindと呼ばれた会社のファウンダーであった。MacroMindはMacromediaとなり、Macromedia Flashはユーザーを完全に囲い込むまでになってしまった。Canter氏はその大きな役割を担った訳だが、今その罪滅ぼしをしていると言っている。PeopleAggregatorは、新ウェブの世界で最も重要なセクターの一つであるオンラインソーシャルネットワーキングにおいて、ユーザーを一社に囲い込ませないための、オープンスタンダード推進がそのすべてだ。

それは、このように機能する。 PeopleAggregator.netは単体でも十分に機能するオンラインソーシャルネットワーキングサービスだが、共通のアイデンティティ(ID)スタンダードを通じてプロフィール情報のシェアしたり、API(application programming interfaces)を通じて、テキスト情報(日記・コメント等)や、マルチメディアファイル、コンタクト(友達情報等)を他サービスとシェアすることができる。

おそらく最も重要なことは、 PeopleAggregatorが、ソフトウエアをホスティング型で提供し新しいソーシャルネットワークを作成出来るようにしてくれることであろう。来月の後半には、自社ホスティングを希望する企業を対象に、ソフトウェアのダウンロードを提供する。ラインセンスは非営利団体は無料、そして、商業企業には費用(システムをうまく収益化できた後に、一回払い)がかかる。

このことがどういう意味かといえば、特定のアカウントに時間とエネルギーを費やしたという理由だけで一つのサービスに縛りつけられる代わりに、新しいソーシャルネットワークに入ったり、また、出ていったりが簡単にできるようになるということである。もし、Canter氏のビジョンが成功すれば、一つに集約されたデータベースやサービスに翻弄される代わりに、特有のスタイルや機能を持ちながら互換性を備えるソーシャルネットワークが数え切れないほど増殖することになるだろう。

現在はLiveJournalかFlickr IDを使ってPeopleAggregatorにログインでき、LiveJournal、Xanga、または、Blogger API、Atom APIやMetaweblogs APIを利用できるシステムであればどこにでも自動的にクロスポスト(投稿)ができる。最近、Microsoftは、新しいオープンアイデンティティ(ID)管理標準を「CardSpace」と改名することを発表したが、これもPeopleAggregatorによりサポートされる予定の多くのID管理標準のうちのひとつである。Canter氏は、MySpaceは困難であるが、AOL、Yahoo、Beeboは近々加盟することになるだろうという。

Canter氏は、アイテムタイプ別のRSS構文解析に関して(友人向けのアクセス制限をつける、etc.)大きな計画があるという。サイトはすでにストラクチャードブロギング(structured blogging)用の良い感じのUIを備えている(これは、私は絶対興味を持たないだろうと思っていたものであるが)。PeopleAggregator内では、新コンテンツをブログのポスト、あるいは、イベントリスト、レビュー、などとしてタグ付けする各フォームへリンクされている部分の、グラフィックインターフェースの使い方がとても簡単にできており、私をはじめ多くの人が喜んで使いそうである。

私はPeopleAggregatorを楽しんでテストした。いくつかバグがあるものの十分に安定している。しかしながら、最もエキサイティングなことは、このサービスのインターフェース、カルチャーや利用ルールといったことで何か問題があったとしても、もはや大した問題ではないということである。- なぜなら、私は自分のアイデンティティー(プロフィール)やブログ記事、そして写真といったコンテンツをオープンスタンダード対応の私がもっと好きになれる他のソーシャルネットワークに移行させることができるのだから。これはユーザーが本当のパワー(力)を手にしたということ。

私はよく新種のソーシャルネットワークを開発している人たちと話をすることがある。彼らにはオープンアイデンティティ・スタンダードをサポートしているかいつも尋ねているのだが、私が話しをするスタートアップはどこも対応していないという。縛り付けるのではなく、信頼によりロイヤルユーザーを勝ち取る。これが本来のやり方である。

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