Adobe、Flexプラットフォームを一部オープンソース化
by Nik Cubrilovic on 2007年4月27日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Adobeは今晩(米国時間4/26)、ScobleShowでRobert Scobleを通じて 、Flexプラットフォームの一部をMozilla Public License (Open Sourceライセンスのひとつ)を利用してオープンソース化すると発表した。Flexは一連のテクノロジーのセット (.NET、J2EEなどによく似ている) で、Flashが通常関連づけられているグラフィック主体の環境に比べてプログラマーにとってもっと使いやすいFlashの開発環境を提供する。

従来からFlash SDK中の ActionScriptのソースコードは公開されていたが、今夜のニュースリリースで、 Adobeはコンパイラ、(Javaで書かれた)デバッガ、クラスライブラリなどを含む他のコンポネントもオープンソース化していくことが明らかになった。他の開発環境に比べると、Flash/Flexプラットフォームは一般より閉鎖的で、コントロールがきつかった。これまでいくつかのオープンソースプロジェクトが一部のリバースエンジニアリングを試みていたが、サーバ側のコンポネントは公開できていなかった。スケジュール的には、今年の末までに、開発環境と全部のソースコードが入手可能になるという。もちろんこれらのソースコードが手に入るのは良いことだが、いっそう重要なことはAdobeが本気で開発者向けに、サポートも含めてオープンソース化に取り組んでいく戦略がはっきりしたことだろう (当然の方向ではあるが)。

今回の発表はそれだけを取り出して考えてみることもできる。ランタイム(Flash自体)は依然として非公開のままだが、Adobeが開発者がアプリケーションを作るのを助けるためツールのオープン化に踏み切ったという事実を理解することが重要だ。実際、開発ツールやクラスライブラリを完全にオープン化せずに生き残れる開発プラットフォームがあるとは私には思えない。おそらくこれがAdobeにFlexのオープン化に踏み切らせた理由だろう。他の人気のある開発プラットフォームを見ると、たとえばWin32の場合でさえ、今回公開されたFlexツールに対応するようなコンポネントはすでにオープン化されているか、すくなくともアクセス可能にはされている。これは開発者にとって大きな助けになっていた。

Adobeはエコシステムの一部をオープン化しつつあり、それはけっこうなことだが、近い将来Flashのランタイムがオープンソース化されることは(Javaと違って)なさそうだ。Flexのデベロパーにとって、今回ニュースは歓迎すべきものだ。システムのより深いところに触れるようになったし、コンパイラやデバッガなど重要なツールの改良に貢献することができる。しかし、Adobeの今回の発表に対しては、オープンソースコミュニティーから、それに加えて、真にオープンかつクロスプラットフォームなリッチメディア開発環境を望んでいたユーザーから、「これではまだ足りない」という声が間違いなく上がるはず。

[原文へ]

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