新しいスタートアップのAdpinionは、ユーザーに見たい広告を投票させることによって、広告主とウェブサーファーの間の確執を取り除こうというもの。投票のしかたに応じてAdpinionネットワークのサイトを訪れた時に表示される広告が決まる。
オンライン広告の最も基本的な形態(バナー広告)は誰もが嫌っている。それを示すのが、「広告ブロッカー」へ関心の高まり(Firefox用だけで40種類ある)。これに答えてGoogleらはコンテクスト広告エンジンの開発を続けている。Adpinionのソリューションはユーザーが広告主を選べるようにするというやり方だ。
Adpinionはユーザーの好みを調べるのに、埋め込み広告ユニットの左側にある投票バーを使う。アップとダウンを指す親指ボタンを押して投票する。それぞれの広告に対する投票に基づいて、個人の広告の好みのプロファイルとサイト全体の広告プロフィールが決まってくる。Adpinionはユーザーの好みに応じて広告を掲載するほか、好みの似た別のユーザーの好きな広告をおススメすることもある。
広告料金はクリック数と、広告てユーザーの好みのマッチ度によって決まる。ユーザーの好みに近い広告は安く、関係のない広告ほど高くなる。
広告バナーが投票バーのために通常のユニットより幅が広く468×60になるのは問題で、他のユニットも計画中という。
ユーザーのフィードバックを受けるモデルが、果して自動化システムや高度にターゲットを絞ったサイト以上のことをするだけのフィードバックを得られるの疑問が残る。いちばんの問題は、ユーザーがAdpinionの投票システムに参加するだけの関心を持つのかどうか、無視されてしまうのではないだろうか、ということだ。
スタート時点で参加していた広告主はわずか(37 Signals、CrazyEgg、Mint、など)で、残りのスペースは自動生成されたAmazonの広告で埋められていた。同社ではセルフサービスモデルのネットワークを構築する予定だが、パブリッシャーと広告主のための管理ツールはまた完成していない。AdpinionはY Combinator出身でボストン拠点の会社で、Luke Iannini、Mike Jacobs、Kevin Corcoranというファウンダー3名によって設立された。
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