ソーシャル広告ネットワークのAdrollに先着100名をご招待
Erick Schonfeld
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「広告ネットワークはソーシャルネットワークのようなものであるべきだ」とJared Kopfは考えている。PayPalで重職を務めたKopfは、現在はソーシャル広告ネットワーク「Adroll」のCEOだ。同サービスは先週プライベートベータをスタート(TechCrunch読者先着100名をベータに招待したい。登録する際にプロモーションコードのCrunchrollを入力のこと)。
広告ネットワークはウェブ上にすでに多数存在しており、需要があるとは考えにくい。しかし、Adrollは少なくとも従来のサービスには見られない新しいことに挑戦している。ニッチ市場を対象としたパブリシャーが興味関心に従ってコミュニティを自分で形成できるようにしているのだ。そのため、広告主にとってより魅力のあるものになる。例えば、「Surfing Ad Community(サーフィン広告コミュニティ)」には、現在サーフィン関連の8サイトが集まり、月間ビュアー数は50万。また、音楽ブログでは「Alt Music Community(オルタナティブ・ミュージック)」などがある。パブリシャーは誰でも自分のコミュニティを形成したり、既存のコミュニティに参加打診できる。Kopfはメールで以下のように説明してくれた。
(コミュニティは)a)オープン b)メンバーによる招待 c) (リーダーのみが新メンバーを)招待可能。
このようにすることで、パブリシャーはメンバー限定のコミュニティを形成あるいは、一部限定とすることができる。例えば、ユーザーが代表しているテク関連の小規模なブログからなる「TechCrunch Ad Community」を形成することも可能だ。あるいは、「Breaking News Sites(速報ニュースサイト)」コミュニティは、(参加希望のコミュニティと)「友だち」になることで該当するコミュニティに参加を申し込める。参加申し込みを受けたコミュニティは承認(あるいは否認)する、といった具合だ。
類似サービスとの大きな相違点というのは、われわれが「ソーシャル・ネットワーキング」スタイルにより、パブリシャーが自身にぴったりのネットワークを形成できる点にある。そして、より高額のCPMで、パブリシャーの売り上げを共に促進していく。
まあ、それがアイディアというものだ。ちょうど、ブロガーがその他の関連ブログとブログロールを制作するように、ユーザーが自身の広告ネットワークを制作する。ブログロールを通じて広告主が広告を購入できる点を除けば、だ。また、タグロールを通じて広告を購入することもできる。パブリシャーがプロフィールを設定する際に、自分のサイトを説明するタグ「サーフィン」、「セレブ」、「ウェブ2.0」などを選択可能だ。そして、広告主はこれらのタグを購入できる。また、広告主は独自にタグ付けしたプロフィールも設定できる。そうすることで、特定の広告主を得たいというパブリシャーはこれらのタグをチェックして、自分のプロフィールに追加、そして双方が適合することを希望するだけでよい。したがって、タグロールが簡単に操作されてしまい、結果として使い物にならない、ということにつながりかねない。
さらに大きな疑問は、広告主が果たしてAdrollに食いつくかどうか、だ。実際のところ、「ロングテール的なサーフィン・サイトにリーチしたい」と広告主は思うだろうか。それとも、その他の広告ネットワークを通じてすでにリーチ可能な人気サイトだけでよい、と思うだろうか?adrollの広告ネットワークの規模が大きければ大きい程、広告主にとっては魅力のあるものになるだろう。しかし、あまりにも規模が拡大し、一般的になると、ターゲットを絞り込めるというコミュニティの利点が失われることになる。また、大半の広告主は対象となる特定の層に広告を幅広く提供するという形式が一般的だ。しかし、Adrollでは、ユーザーの興味関心のあることがらによって、広告表示の対象を選ぶようになっている。これも、また問題の一つとなることが考えられる。
大半の広告は、ウェブ上のほんの少数のトップサイトで配信される。だから、これらに対してニッチサイトが対抗できる機会を提供するサービスは試してみる価値がある。Adrollは、(ニッチサイトが)一緒に団結するために新たな方法を提供している。広告主の関心を引きつけるのは、その他のソーシャルネットワークと同じように、「参加パブリシャーがどの程度クールか」という点につきるだろう。
[原文へ]
(翻訳:Nobuko Fujieda)
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