世界広しと言えども友だちに広告や招待のスパムを送って金儲けできるのはFacebookと広告パートナー、アプリ開発者ぐらいだろう。
本日(米国時間12/17)、Ads-Clickが「MicroSocialAds」というプライベートベータのサービスを始めた。ターゲットを絞ったコンテキスト連動型テキスト広告をFacebookの自分のページに挿入するだけで広告ブームの波に乗れる。友だちがDell のラップトップや天然バイアグラの広告をクリックスルーするたびに広告収入のなんと8割がもられるサービスだ!(Beaconの悪評でまだ懲りないと見える)
友だちが一人もいないことに気づくかもしれないが。まあ、少なくとも金持ちになれるし。雀の涙だけど(ディスクロージャー:Ads- ClickはTechCrunchのスポンサー。TechCrunchフランス版エディターOuriel Ohayonが取締役)。
Facebook上の広告は最大35字の1行テキスト。可能な限り目立たないよう気配を殺しているが、興味範囲にかなりターゲットが絞れる。いやな人はオプトアウトも可。Ads-Clickが20万社を超える広告主の広告からマッチするものを選んで表示する。MicroSocialAdsは他のFacebookアプリと同じようにプロフィールに加えることができる。プライベートベータが出たばかりなので、Facebookのアプリ目録を探してもまだヒットしない。Ads-Click CEOのPascal Rossiniはこう説明している。
AdBriteもFacebook上でこれと同じことを既に行っています。当社はAdBriteはじめ各社と同じアプローチを採用しました。 AdSenseを活用したアプリと同じという言い方もできます。唯一の違いはアプリ所有者ではなくアプリ利用者に報酬を与えるところでしょう。
聞こえは悪くない。ただこれはいろんな面で論議は呼びそうだ。まず一番大きな問題は、自分のFacebookページにこの手のアプリを追加するはFacebookの利用規約に直接抵触するように見える点。規約にはハッキリこう書かれている。:
また、勧誘、無許可広告、押し売り、販促素材、“ジャンクメール”、“スパム”、“チェーンメール”、”ねずみ講”、その他いかなるかたちの勧誘行為のアップロード、投稿、転送、共有、提供に本サービスと本サイトを利用しないことに同意するものとします。;
一方、こういう言い分も成り立つ。Facebookは利用者におんぶにだっこのサービスだ。コンテンツとアクティビティの大半はユーザーが供給している。なら自分のFacebookページから入ってくる広告収入の分け前に預かってどこが悪い? それはMySpaceもBeboも同じじゃないか?
実はMicroSocialAdsが使える範囲はFacebookだけではない。このパーソナル広告はMSN Messengerでも使えるし、もうすぐTwitter、Yahoo IM、Skype、OpenSocialでも使えるようになる。友だちにスパム送って平気のかっぱな人、広告がやたらとミクロなところまでターゲットしてしまって、もはや広告の域を出ている、どう見てもパーソナルな製品推奨に近いという場合ならうまくいくかもしれない。
このコンセプトはコマーシャルとソーシャルの線引きがあいまいなことは確かだ。ソーシャルな要素を十分備えた広告は、こういうものをソーシャルなコミュニケーションに加えて構わないタイプの人には喜ばれるだろうし、逆にあんまりCM、CMしていると広告主に見返りを求められかねない。
みなさんはどう思うだろう? パーソナル広告の次なる段階? それとも怒りの対象?
CrunchBase: adsclick
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(翻訳:satomi)




