Google、「Adsense For Video」テスト開始―技術的に新味なし
by Duncan Riley on 2007年5月25日

adsense.pngGoogleはビデオ版のAdsenseの非公開ベータテストを開始したことを発表した。

Inside Adsenseに掲載された記事によると、この「Adsense for Video」はビデオストリーム内の広告になるという。パブリッシャーはそれぞれのビデオのどの部分に広告を挿入するか選択することができる。

これはGoogleとして正しい方向への一歩だと思う。YouTube用に以前に発表されていた広告の方式は完全にテキストベースのオーバーレイ表示で、クリックすると広告ビデオが再生されるというものだった。このような方式の広告では視聴者は簡単に無視できる。ビデオ内にCMビデオが挿入される方式は多くの視聴者に歓迎されないだろうが、少なくとも視聴者に見てもらえることは間違いない。

Adsense for Videoは、報じられている通りだとすると、コンテキスト広告ではないようだ。ビデオのパブリッシャーに広告が挿入される位置を選択させるというのは、制作の自由を与えるものだが、自動的に広告の内容を視聴者が興味を持つようなものに最適化するという方向へは全く進んでいない。

Googleはこの分野では遅れをとっているように思える。ビデオの内容を分析して連動する広告を挿入する技術はすでに存在する。 ScanScoutがそういうサービスを提供している。YouTubeを通じてGoogleが保有しているオンラインビデオマーケットの巨大なシェアを考えると、ビデオ広告のテクノロジーの面でもGoogleがマーケットのリーダーとして新機軸を打ち出してきても不思議はないと思うのだが。どういうわけか理由は明らかでないが、この分野でGoogleは立ち遅れている。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/adsense-for-video-comes-out-of-private-beta-can-we-kill-the-pre-roll-now/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 動画版AdSenseの一般利用がスタート。これでプレロール広告も御用済み?

    [...] 動画対応の広告プログラムAdSenseが9ヶ月にわたる利用者限定の試運転期間を終え、動画ストリーム配信が月間100万本以上の米国内全パブリッシャーを対象にいよいよ一般利用開始に踏み切る(おそらく配信数に足切り戦を設けたのはメインストリームのサイトにのみ出稿したい広告主への譲歩。因みに日陰のポルノサイトは動画配信数がどんなにあっても申し込むだけ無駄である)。 [...]