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2008年2月16日

ヤフーを強制解雇のVP、Xobni社CEOに無事着陸

Erick Schonfeld

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bonforte-yhoo-parachute.jpgヤフーにゴールデン・パラシュートはない。あるのは紫(ヤフーカラー)のパラシュートだけだ。

ソーシャルサーチ部門VPのJeff Bonforteも今回レイオフになった約千人の一人(写真左は彼。使ってるパラシュートは数年前ヤフーに採用が決まった際、雇用契約にサインしたボーナスとしてヤフーがくれたものだ)。今日(米国時間2/15)がヤフー勤務最後の日になる。

が、ヤフーの損はスタートアップ「Xobni’s」の得。 週明けの月曜にはXobniから来てるCEOのオファーを彼は受ける腹づもりだ。XobniはOutlookのメールをよりスマートにする業務を行う会社だ(ディスクロージャー:Bonforteとは古い付き合いで、一緒の家に住んだこともある)。

ソーシャルサーチ部門の長としてBonforteはYahoo AnswersとDeliciousの業務を総括していた。が、どちらの事業部門も最近になって他のグループに吸収され担当を外れた。彼のヤフー勤務時代に培った真の実績はしかし、もっと前の時代に遡る。あのBrad Garlinghouse直属のYahoo Messenger!担当VPだった当時だ。

Bonforteの指揮の下、Yahoo Messenger!はユーザー数で初めてAIMを抜き、収益は6倍に増えた。彼はまた、あのファンキーなアバターを全部このサービスに導入した人でもある。

ヤフーに来る前はMichael RobertsonのSipPhone社プレジデントとしてスカイプっぽいGizmo Projectを密かに開発するスタントもやってのけ、1990年代のイケイケ時代にはオンラインのストレージサービスの草分けのひとつ「i-drive」を立ち上げた(会社は倒産。アイディアは良かったが登場が早すぎた)。これからはXobniでこのYahoo! Messengerと検索の両分野で得た経験がかなり役に立つに違いない。

xobni-logo.pngXobniはTechCrunch40でローンチしたこちらの紹介エントリも参照されたい)。 XobniはYCombinatorが起業を応援する社員14人のスタートアップで、昨年Atomico Investments、First Round Capital、Khosla Ventures、Ron Conwayの Baseline VenturesからシリーズAで$4.2M(420万ドル)を調達している。

エンジニアリング部門VPのGabor Cselleは元Gmail担当者で、修士号の卒論は受信箱整理法がテーマ(冗談ではなくマジで)。 Xobniでは受信箱の整理を支援するOutlook対応プラグインを出している。人名をクリックすると、その人と交わしたやり取りのスレッドが全部見れるほか、過去その人から送られてきた添付も丸ごと見ることができる。「脳の働き方そのまんまに一般のメールも働くようにする製品ですね」とBonforte。因みにビル・ゲイツもXobniのファンだ。

BonforteはXobniのファウンダーたちと数ヶ月前に初めて会い、全員ヤフーに連れていって他のエグゼキュティブたちに引き合わせた。少なくとも、その時の印象がずっと心に残っているのだろう。 「別にCEO探してたわけじゃないんですけど、素晴らしい人を見つけると決まって聞くんです、どうしたらうちの会社に来てもらえるんだって」と共同ファウンダーのMatt Brezina。もう一人の共同ファウンダーAdam Smith(訳注:すごい名前…)は(Bonforteに)CEOの肩書きを譲ることになる。が、Brezinaも彼も会社の運営には今後も変わらず、かなり深く関わっていくことに。

Bonforteはヤフーについて良いことしか言わない。けど、彼がこんなワクワクしてる姿は本当にもう何年も見ていない。「Outlookを直すという、たったそれだけのことだけど、これがデカいチャンスなんだよ」と彼。「受信箱はまだ修復不能なまでに欠陥を抱えているのさ。モノを探すのも一苦労なら人を探すのも一苦労、受信箱の中にある交流関係のネットワークを理解するのも一苦労だからね」。こうした問題全てにXobniは取り組んでいく。

で、Xobniのビジネスモデルは何か? これはまだ棚上げ事項のようだが、探検できそうな道はたくさんある。ファイル転送、人物検索、音声機能追加、エンタープライズ対応アプリ(Salesforce、オラクル、PeopleSoftなど)との連動などなど、普通のOutlookではできないサービスをプレミアムで提供しても良いだろうし。クリエイティブなBonforteのことだから、きっと何かうまいこと考え出すだろう。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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