2006年10月5日

AOLの新しい「プライバシー情報収集機」

Michael Arrington

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AOLは新しい Internet Explorer ベースのブラウザ Openride を今日(米国時間10/4)発表した。Openride はWindowsマシンのみで作動する。 (が、Vistaでは作動しない)。Openride はインタネーネットアクセス、メール、IMをサポートするだけでなく、ローカルに保存された音声、ビデオ、写真などのコンテンツをすべて再生できる。

部分的には革新的な機能が見られるものの、AOLは最近ユーザーデータの保護への信頼性が揺らぐというも愚かな事件を起こしている。われわれとしてはこの製品を使うことによってAOLにさらに幅広くプライバシー情報を公開する前に、慎重に考えるようユーザーに強く勧める。

良い点

いまや標準的となったタブブラウザ機能に加えて、Openride はメール、IM、メディアプレイヤー機能が革命的な4分割インタフェース (要するにウィンドウが4枚ある)に直接統合されてている。 それぞれのウィンドウはユーザーの作業内容に合わせてサイズが変わる。たとえばメールの窓をクリックするとその窓は大きくなって中央に移動するという具合だ。ユーザーはまたDynasizerと称するツールを使ってマニュアルで窓の操作ができる。あやしげな名前にかかわらず、ドットをマウスで画面中央へドラグして窓の大きさを変更するというこの方式は効果的。役立つ機能なのでこのツールがデスクトップにあるのは歓迎だ。

メールツールもAOL以外のメールアカウントにもアクセスでき、役に立つ。 これに比べるとIM はAIMしかサポートしていなので有用性はさほど高くない。Media centerがユーザーのハードディスク内のオーディオ、ビデオ、画像ファイルをインデクシングし、メディアプレイヤーで再生できる。

悪い点
Openride はテストした日には繰り返しクラッシュしつづけた。特にビデオを再生しようとするとクラッシュした。われわれが気付いたところだと
(他のソースでも報告されているが)、Openrideをインストールすると、ユーザーの同意を得ず、知らぬ間にAOL Desktop Search (ユーザーのハードドライブを索引づけする)が同時にインストールされてしまう。最後に、Openrideがオーディオ、ビデオ、写真ファイルの索引づけをするときには、事前に確認の窓を出してほしい。

小さい点で気になったことだが、デスクトップ・クライアントを利用するわりに、メール機能は実質的にウェブメールだ。ローカルの着信ボックスにすでにダウンロードしたメールを読むにもオンライン状態でないといけない。

AOLのプライバシーデータの取り扱いに関する最近の心もとない実績に鑑みて、AOLがさらに広い範囲のユーザーデータにアクセスするというのは願い下げだ。このアプリケーションはAOL以外のメール情報やユーザーのローカルなハーディスクにアクセスする。われわれの意見ではこれはとうてい受け入れがたい。

実のところ、われわれはテスト目的でさえこのアプリケーションをインストールするのは気がすすまなかった。Windowsマシンのユーザー (ありがたいことに私は違ったが)の間でコインをトスして、誰のマシンにインストールしてテストするか決めたところ、アナリストのNick Gonzalez が負けてしまい、罵りながら十数回ものOSのクラッシュに耐えることになった。彼は現在もなおこのアプリケーションの残骸を自分のコンピュータから完全にアンインストールするために苦闘している。ユーザーがどうしてもこれをインストールしたいというのであれば、すくなくとももう少し安定したバージョンが出るまで待ち、同意する前に使用条件を注意深く読むようお勧めする。

[原文へ]

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