アップルが来週火曜の記者発表にイギリスの報道関係者を召喚した。iPhoneの重大発表があるようだ。場所はリージェント・ストリートのアップルストアという以外、詳しい内容は不明。あの会場なら僕も知ってるが、集まってもせいぜい200人程度。中規模のローンチには十分という広さだから、たぶん英国版iPhoneの発表だけで仏版と独版はないものと推測される。
今日までに出揃った噂では契約相手は大手通信キャリアの02らしい。僕がモバイル業界の信頼筋から聞いた話はこうだ。「02が契約するでしょう。iPhoneでさらに顧客50万人の確保が見込めますから。これで他社に大きく水をあけることができます。ボーダフォンもアップルと話し合いはしたんですが、レベニューシェアの条件が飲めず去ったようですね」
この話は最近僕が拾った他の情報にピッタリ符号する。まずO2のCEO、Peter Erskineが昨日(米国時間9/13)、『The Times』で主要通話機メーカーとのレベニューシェアは避けられないとの考えを述べている。 「収益共有でもっと大きなパイがテーブルに上がるなら私は喜んでパイを分けます…。 レベニューシェア・モデルは今後通信の融合が進む中、ますます重要な役割りを担っていくでしょう」。自社のネットワークと収益を貪欲に守りたがる携帯通信キャリアの思考にも、大きな転換が訪れているようだ。
第2に何故ボーダフォンなど他の有望候補ではなく02がiPhoneから契約を勝ち取ったか? これはボーダフォンがつい先日iPhone/iTunes潰し確実な楽曲サービスを始めたことが原因と考えられる。ボーダフォンのMusicStation利用者は主要レーベルから発売の100万曲以上にアクセスし、直接自分の3Gフォンにダウンロードできる。利用料は週£1.99の固定。ただレンタルなので、週利用料の支払いが止まると楽曲は再生不能となる。iTunes潰しとして、あまり上等とは言えない。
最後に残る疑問は2つ。2.5Gの米国版と同じスタイルになるのか、完全な3Gバージョンなのか?クリスマス前の発売か、新年発売か?現段階では新年発売の方がかなり有力だ。
一方アメリカ国内では最近200ドル値下げしてからiPhone販売数は1日9000台から2万7000台と、ざっと3倍に増えた(Piper JaffrayのアナリストGene Munsterの調べによる)。値下げもそうだし、ネットでは無料ロック解除ソフトが大量に出回ったことで消費者は自分が使っているキャリアのSIMカードでキャリアを乗り換えなくてもiPhoneが使えるようになった。どちらの影響だろう?いや、両方か。
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