Asterpixのロボット、ウェブ上のビデオをクロールして「Hotspot」インデックスを付加
by Mark Hendrickson on 2008年3月6日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Asterpixはビデオに「hotspot」と呼ばれるエリアを追加する機能を提供している。 Hotspotというのは画面上に出てくる点線のボックスで、ビデオの特定のオブジェクトの上に表示される。ユーザーがそのエリアにカーソルを載せると、情報提供のポップアップが開く。情報は問題のボックスが載っているオブジェクトに関するもので、その説明や、関連あるサイト、関連あるビデオなどが表示される。それに理屈の上では当然広告の掲載も可能だ。

現在まで、このhotspotの付加はコンテンツの制作者、あるいはビデオをホスストするサイトの運営者によって手作業で行われてきた。この手作業による索引付与は今後とも行われるが、それと別にAsterpixではウェブサイトにアップロードされた既存のビデオをロボットを使ってクロールし、アルゴリズムによって適切なhotspotを自動的に付える試みに着手している。

Asterpixのロボットはすでにさまざまなビデオ共有サイトをクロールしており、1日千件のペースでhotspot化している。ここでインデックスを付与されたビデオはAsterpixの独自のビデオ・サイトに集められており、一覧することもできる。ビデオを見るためにわざわざAsterpixのサイトを訪問するユーザーはあまり多くないので、これは主にプロセスのテストとデモンンストレーションが目的だ。Asterpixの最終的なゴールは、ユーザーがアップロードする端からビデオを自動インデックスできるよう、YouTubeのような大手ビデオ共有サイトがこの技術を採用してくれることだ。

ところで、ビデオに映っている場面の中からいちばん重要な対象を選び出すと同時に、その対象に付与されるポップアップの内容の情報までどうやってロボットが自動的に収集できるのだろう? 第一に、hotspotを付与すべき対象について、ロボットはカメラが長く写しているものは重要だろうと判断する。スクリーンに映る時間の長さによって重要度がランクづけされる。次にロボットは当該ビデオに関連付けられたテキストを解析して、出現した単語を数える。ファイルがアップロードされた際のタイトルや説明文などがスキャンされて出現頻度の順に単語がリストされる。ロボットはビデオ中でもっとも長く写されていた対象ともっとも出現回数が多かった単語に関連があるものと推定する。

こう見てきただけで、こういった自動的プロセスでは正確さ、関連性の高さなどにおいて人間の判断によるマニュアル作業にはとうてい及ばないことがわかる。しかしAsterpixの担当者は適切なオブジェクトが対象の場合、システムによる単語との自動マッチングは驚くほど正確だという。

Asterpixがhotspotインデックスを付与したデモ・ビデオを下にエンベッドした。有効性を判断するにはこちらのロボットでインデックスしたビデオを見てみるとよい。

その他ビデオに対話性を付与する新しいテクノロジーに関しては、私が昨日報告したInnovidも参照

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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