2008年3月27日

AT&T、独自の3Dブラウザ(Pogo)を作成中。その意図は?

Erick Schonfeld

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pogo-logo.pngブラウザ戦争に参戦するなんて、すごく勇気あるか、あるいはすごくバカな企業かのどちらかだ。でも、規模は小さいものの、それが今まさにAT&Tがやっていることなのだ。デモを見せてもらっただけだけれど、今はプライベートベータ版(2週間ほどで招待状がもらえるはず)のPogoはMozillaを基にした3Dブラウザだ。PogoはAT&Tの事業開発グループのプロジェクトで、トロントを本拠地とする企業、Vizibleの3Dレンダリングエンジンを使っているため、他のブラウザとは見た目がとても違っている。(ちなみにAT&TはVizibleに出資している)。「そのコンセプトはブラウザの再構築ではありません。ブラウザの拡張なのです」と語るのはVizibleの創設者でCTOのAnthony Gallo。当面PogoはWindowsでのみ利用可能だ。

Pogoは普通のブラウザと同じように動くが、ページをより視覚的に管理する(下のスクリーンショットを参照)。タブの代わりに下にスクロールできるところがあり、そこにはセッション中に訪問した各サイトのサムネイルが表示されている。左上の「Springboard」ボタンからお気に入りサイトのグリッドビューに行くことができるが、これはブックマークツールバーにあるものと似ている。いろいろなCoverflow風のアニメーションで長方形のセルを見ることもできる。「コレクション」として扱われる普通のブックマークでも同じことが可能だ。さらに、ウェブサイトの画像をそれぞれのコレクションにドラッグしたり、コレクションをタグと関連付けたりすることができる。それから、ゆくゆくはタグを付けたどのページも自動的にそのコレクション内に置かれる。ブラウジング履歴や検索履歴も視覚的に表示される。また、特定の検索のために、クリックする全ページはまた別のコレクションの一部として保存される。ただし、一度に見られるのはひとつの検索セットだけだ。

しかし、かなり興ざめなのは、Springboardや他のビジュアルモードにバナー広告も付いてくることだ。おまけに、検索バーはGoogle、いくつかのAT&Tの製品や画像の検索エンジン、Yellow-Pagesの検索エンジンに限られている。他の検索エンジンとは換えられない。少なくともベータ版では。ああ、それにWindowsでしか動かないんだった。

視覚効果はカッコいい。けれど、この初期の段階では、Pogoのより良い視覚化のためにどれだけの人が今使っているブラウザを捨てるかわからない。今までより速く、あるいは効率良くブラウズすることができる? 私にはわからない。どうあれ、これをFirefoxのプラグインとしてリリースした方がAT&Tにとってはもっと良かっただろう。とはいえ、これまで見てきたインターフェースのトレンド、特に検索分野では、ウェブをより豊かでより視覚的な方法で見せることは、もっと大きな流れの一部だということは間違いない(SearchMe、Snap、ManagedQが頭に浮かぶ)。

Pogoが向かって行く方向は、今のこの初期段階よりももっと面白い。ビデオ、オーディオ、写真といったメディアを同じビジュアルインターフェースで全部管理できるところを想像してみて欲しい。もしPogoでウェブビデオ、写真、音楽を「集め」て、デスクトップ上のメディアでできるようにそれらをひとつのやり方で管理できるなら、それは正しい方向に向かう大きなステップだろう。CrunchGearの同僚のJohn Biggsが撮った下のPogoの動くビデオを見て欲しい。最後の方で、基になっているVizibleテクノロジーのショットがいくつか見える。個人的にはそれがすごくエキサイティングだと思っている。

pogo-2.png
pogo-1.png
att_pogo_springboard.jpgatt_pogo_search-visited.jpgatt_pogo_browsing.jpg

[原文へ]

(翻訳:Megumi H.)

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