AT&T、ISPとして著作権侵害の検閲を開始か?
Duncan Riley
0 comments »
私は「モンティーパイソン」のコメディーの有名なギャグ「思わぬところにスペインの宗教裁判!」は、思いがけなさの表現として最高だと思うのだが。アメリカのインターネット・ユーザーは近々「思わぬところへスペインの宗教裁判」もどきの洗礼を受けることになるかもしれない―AT&Tが現在計画中のプロジェクトが実施されると、著作権のあるコンテンツをオンラインでダウンロードしようとするとAT&Tに検閲され、(著作権侵害と認定された場合)ブロックされることになる。
火曜日、CESで行われたパネルディスカッションでAT&Tの法務渉外担当の上級副社長、James Cicconiは「われわれが現在行っている海賊行為防止策は十分な効果を上げていない。そこでAT&Tではテクノロジー企業やMPAA、RIAAに協力を呼びかけており、テクノロジーを利用した防止策、ことにネットワーク技術をベースにした海賊行為防止策を取るのが最適な解決法だと信ずる」と述べた。
これが単に個々のダウンロードだけを監視するするような話だと思っているのであれば甘い。ターゲットはもっと広く一般化されるに違いない。 NBCの主席法律顧問Rick CottonはP2Pによるダウンロード行為全体を最初のターゲットに据えて、こう語っている。「P2Pのトラフィックの量は目に余る。P2Pでは著作権を侵害しているコンテンツの往来がほとんだ。こんなことがずっと続くとしたら到底受け入れられるものではない…問題はわれわれがどうやったら力を合わせてこの問題に取り組めるかだ」。
「ISPレベルでの検閲というのは世界でも例が少ない。検閲を実施している地域では、中国やオーストラリアのようにだいたい国家レベルで行われている。それにターゲットはポルノ、道徳的・政治的問題だ。
これがAT&Tだけによる検閲なら、肩越しに覗きこまれることを好まないユーザーにはISPを変えるという選択肢がある。しかしそこが「思わぬところにスペインの宗教裁判!」だ。他のISPがこの検閲の動きに追随したら? 特にMPAAとRIAAが取締役会に大きな影響を与えることができれば…?
またモンティーパイソンの替え歌で恐縮だが…
われらが強みは、恐怖、びっくり、情け容赦ない能率、きちがいじみた著作権への固執、それに真っ赤な素敵な制服だ.。
(Engadget経由)
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
タグ: AT&T-NBC-Universal



