ウェブが200億ページでは足りないかのように、Attendiというスタートアップが今日(米国時間9/4)ステルス・モードを抜けて新しいアイディアの「ピープル検索」サービスを開始した。 ピープル検索といってもFacebookが始めたようなものとは違う (人々を検索するサービスならSpock、Wink、Zoominfo、WikiYou、PeekYouなども参照)。またMahalo、Wikiasariのような人力検索(ソーシャル検索とも呼ばれる)ともちょっと違っている。実際、Attendiは「チャット検索」と呼ぶほうが正確かもしれない。Attendiはオンライン・チャットを通じて表現された人々の頭の中の考えを検索しようとしている。Attendiは「DEMO Fallカンファンレンス」で発表が予定されている。
Attendiはソーシャルネットワーク半分、知識ベース半分というところだ。システムの概要はこうだ。「Attendi」とよばれるメンバーはサイトに登録する際、専門分野、趣味、興味、運営しているブログ、加入しているSNS、あるいは特定のウェブサイトなどを記入する。Attendiサイトは今日ベータテストを開始しているが、それぞれのメンバーに対して動的に興味・知識のある分野についてのタグを生成する。(メンバーも自分についてのタグを作れる)。JabberのIMプロトコルとオープンソースの検索エンジンLuceneによって検索が行なわれる。
ユーザーがAttendiで検索を行なうと、検索に合致したタグを有する他のAttendiメンバーのプロフィールが結果として返ってくる。もしそのメンバーがたまたまオンラインであれば、たとえ他のIMシステムに属していても、その検索トピックに関してチャットで質問をすることができる。CEOのDrew Raymanによると、「Attendiは人々の能力の仲介役を務める」のだという。質疑応答のチャットはすべて将来の検索に備えて記録され、索引づけられる。
Attendiはニューヨーク市に本拠を置いている。Raymanはまた対話的な広告システムのi33のファウンダーでもある。RaymanはAttendiの検索トピックに基づいた連動広告や、広告主のセールス担当者がオンラインになっている場合にポップアップするチャットベースの広告を売ったりすることを計画している。これは一対一のいわば対面広告になるので、ユーザーはこれを嫌ってIMベースの検索から逃げてしまい、2度と戻ってこないことになる恐れもある。
特定のテーマを検索してIMで回答を探すというのは確かに知識ベース形成の新しい試みではある。しかしAttendiを皆が使うようになるまでに乗り越えなければならないハードルは非常に高い。まずインセンティブがあるだろうか? 現在のところ皆が回答を求めたくなるようなスーパー物知りなAttendiメンバーのネットワークはどこにも存在しない。この「ニワトリとタマゴ」の問題の回避策のひとつは、何百万ではないにしても何万人かの人々が毎日ブログに残しているコメントを利用することかもしれない。ブログコメントを横断的に検索する良い方法が今のところない。(TechCrunch40のデモピット会場に出展していたBig Swerveがこの問題に取り組んでいるが)。
現在ブロガーはGoogleかEureksterの検索ボックスを設置して記事を検索できるようにしている。もしコメントが検索できるようなプラグインが提供されれば、皆が設置するのではないだろうか? Attendiは当初の勢いを得るために、そういった手法を取ってみてもいいと思う。単に自分のブログのコメントが検索できるだけでなく、Attendiに参加している全ブログのコメントが横断的に検索できるようにすることは可能だろう。こうすれば、ブロゴスフィア全体でコメントの形で述べられた意見を収集することができ、そこからAttendiの検索に結びつけることができるはず。ブログのコメントを情報源として開発することは知識ベースのネットワークを作るスターティング・ポイントとして重要だと思う。
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