Roi Carthy
by Roi Carthy on 2011年11月22日

Coachyaスモールビジネスを定型的にサポートする製品やサービスには事欠かない状況にある。ただ一部ビジネスについては型にはまったプロダクトでは対応不十分で、細かなソリューションが必要となる分野もある。たとえばスポーツトレーナービジネスなどの分野が一例だ。

これまでに考えてみたことがなかったので、トレーナーの人が業務運用にどのようなツールを利用しているのかを尋ねてみた。寄せられた回答を見ると、手帳と手書き請求書を使っているという古典派から、エクセルとメールで行うという人までいろいろだった。

このような中、同分野に特化したCoachyaというサービスが登場してきた。AviおよびMichal Grabinskyという夫婦の始めたサービスで、スポーツトレーナーにとって必要な機能をまとめた、ワンストップ管理ソリューションを提供している。とくに小規模なフィットネストレーナー、ないし個人アスリートに対してワークアウトスケジュールを提案するトレーナーにとって使いやすいサービスとなっているようだ。

by Roi Carthy on 2011年10月22日

Viewbix

小企業に価値をもたらすサービスを見つけたときは、とても嬉しくなる。Viewbixの場合が、まさにそうだった。

ViewBixを作ったのは、Qoofのファウンダたちだ。このサイトは、広告代理店や広告主たちに、対話的ビデオを容易に作れる方法を与える。でもその世界は、カスタマイゼーションのニーズが厳しいから、売り込むのがなかなか難しい。

中小企業にとってそれは、手の届かないサービスだった。そのことを不満に思ったQoofのファウンダたちは、でも、対話的ビデオは小企業のニーズも育っていることに、気がついた。

by Roi Carthy on 2011年9月9日

NYC_Filter

前にMobli紹介した記事で、今年の写真共有アプリのレースで先頭に立つ、とぼくは主張した。Instagramと同じく、これは行間ならぬ画素間に何か特別なものがある、とも言った。それを裏付ける数字もある…ユーザがこのサイトで過ごす時間は平均33分だ(同社によると1日に一人のユーザが平均3.4枚の写真を加えるそうだ)。

数字はともかくとして、今日(米国時間9/8)Mobliは、まったく新しタイプの写真フィルタを導入することによって、そのほかのすべての写真アプリに後塵を浴びせ、またユーザの利便性や企業にとっての有用性という点でも、バーの高さを一段と上げた。

by Roi Carthy on 2011年8月31日

ギークの間だけで評判になるアプリもあるし、一般ユーザーの間で評判になるアプリもある。Onavoは間違いなく後者だ。

iPhone版のOnavoについては私は従量制ユーザー必携のアプリという賞賛の記事を書いた。このアプリはバックグラウンドで静かに動作して、データ通信量を劇的に減らす。私は常時iPhoneで常時Onavoを走らせている。最近海外出張でサンフランシスコに滞在した際〔Roi Carthyはイスラエル人〕、私のデータ通信量をおそらく75%は減らしてくれたと思う。ローミングで接続していたが、このアプリのおかげでびくびくせずにメール、Twitter、マップなどを利用することができた。

今日(米国時間8/30)、OnavoはAndroidの世界に最初の一歩を印した。おっと、読者が興奮する前に急いで付け加えておかねばならないが、Onavo for Androidはライト版で、まだデータ圧縮機能は備えていない。しかし、Andoroidデバイス上でのデータ通信の管理にきわめて有用だ。

by Roi Carthy on 2011年8月2日

cent2cent1

一般的に言って、ビデオは作るのはやさしいが収益化は難しい。収益化のためには、物理的な集金の方法を実装しなければならないし、また実際にお金が入ってくるためにはお客が納得する課金の仕組みを作らなければならない。この二つは、単にビデオを作ることに比べて、多くの人にとってかなり難しい。

そこで、Cent2Centの登場だ。イスラエルの同社は、大手の放送局(NBCが顧客だ)から草の根のブロガーに至るまで、幅広いビデオ業態に対する、多様な収益化ソリューションを提供している。2009年に創業以来今日までに、すでに20万回以上の課金〜集金処理をこなしているから、かなりの実力派だ。

by Roi Carthy on 2011年5月6日

スマートフォンの位置情報といえば、すぐに思いつくユースケースは地図アプリとチェックインだ。それはそれで重要だが、どうやらスマートフォンは子供の居所を常時モニタするのにも使えるようだ。Footprintsを使えばそれが簡単にできる。

この新アプリ(iTunesリンク。iPhone版、iPad版の両方あり)はデバイスの現在位置を継続的に記録し、家族や友だちとその情報を共有できる。共有相手にはデバイスの持ち主の正確な位置がリアルタイムでわかる。このアプリ、いろいろな利用法が考えられるがまず思いつくのは「親が子供をモニタする」ケースだろう。

プライバシーについては問題ないだろうか? 最近10代、あるいはそれ以下の子供にiPhoneを買ってやる親がどんんどん増えているが、iPhoneを子供に渡す際に「Footprintsを常時バックグラウンドで走らせること」を条件にすればよい。私が子供だった頃、父は「わが家の運営方針は専制的民主主義だ」と言っていた。だから子供にiPhoneを買ってやり「Footprintsが作動しているかぎりどこへ行ってもいい」と言ってやればいい!

by Roi Carthy on 2011年4月29日

Onavoを説明するのに、iPhoneを従量制で使っているユーザー必携のアプリ、という以上に適切な表現はない。さらに言ってしまえば、何よりも先にインストールすべきアプリだと私は思う。

なぜか? Onavoがあなたのパケット使用量(即ち料金)を圧縮するから。

やるべきことは、この無料アプリをインストールするだけ。あとはバックグラウンドでアプリが動いて仕事をしてくれるので、いつものようにパケットを消費し続けるだけ・・・ウェブサーフィン、メール、ツイート、マップ等々。

by Roi Carthy on 2011年3月22日

2年前に、Ophir Kutielこと芸名‘Kutiman’は、Thru-Youという音楽ビデオでインターネットに興奮の渦を巻き起こした。

そのプロジェクトは、7本のビデオを彼が自宅のスタジオで3か月かけて切ったり貼ったりして作った、1本のYouTubeビデオだった。

今回彼は、‘My Favorite Color’と題する、前作よりもさらに派手でにぎやかな作品で、カムバックした。では、おたのしみくだされ!

by Roi Carthy on 2011年2月9日

昨夜(米国時間2/7)、Digital Equipment Corporation(DEC)の創始者で、ハイテク産業のパイオニアの一人であるKen Olsenが逝去された。1990年代に初めてコンピュータを知った人は、彼の名を知らないだろうが、今という視野の中では彼は伝説の人物で、しかし個人的には、ぼくの人生にすさまじく強大な影響を与えた人なのだ。

2年前にMike〔本誌編集長Michael Arrington〕が、SGNのファウンダShervin Pishevarの、企業家精神に関するメールについて長い記事を書き、それに対してぼくが、こんなコメントを書いたことがある。そのコメントを、以下に再掲したいと思う(すこし編集した)。

by Roi Carthy on 2011年2月2日

仕事で日常的に発生するいろんな問題のためのシンプルなソリューションをいくつか愛用しているが、GeoSurfもまさにその一つだ。

意外に思われる方もおられるだろうが、2011年になっても、メディアバイヤーという仕事は暗闇の中の手探りだ。まず、スペースを買ったメディア上に実際に広告を見ることが難しいし、また、同じメディア上で競合する広告掲載者を知ることも難しい。

この問題は、IPと、メディアのプロたちが採用している位置的/地理的ターゲティングのパラドックスがもたらすものだが、解決のためにはプロキシを使う。でもプロキシは使いづらいし、また信頼できないものが多い。GeoSurfのソリューションは、この穴を埋める。

by Roi Carthy on 2010年10月4日

あのスカイダイビングのクーポンを$145で買ったのは失敗だった、と思った時はどうしたらよいだろうか。あるいは、仕事が忙しすぎて行けなくなったら。心配無用! もう、無駄にする必要はない。新サイトLifesta.comが、Groupon等のクーポンを売買する取引所をオープンした。

自ら「StubHub for daily deals(使い残し券交換ハブ)」と名乗るLifestaは、買い損った特典を買ったり、使うあてのないクーポンを売ったりするための場所だ。Lifestaが、支払いからクーポンの手渡しまで全取引の面倒をみる。買い手と売り手の間のコミュニケーションは不要で、もし何らかの理由で買い手が不正なクーポンを買ってしまった場合には、Lifestaが払い戻す。ただし、それが起きたのはわずか数回だ。どちらも店が閉鎖したケースだった(Grouponが元のクーポン購入者らに払い戻しした)。

by Roi Carthy on 2010年9月16日

女性10人中8人が、間違ったサイズのブラジャーを使用していることをご存知だっただろうか。もちろん知らない人が多いのだろう。こうした現状に鑑み、イスラエルでiPhoneのアプリケーション制作を行うDigital Relationsがユダヤ暦の新年にあわせて、愛する人にぴったりサイズのブラジャーをプレゼントするためのアプリケーションを発表した。アプリケーションの名前はFITSで、これを使えば適正なサイズを計測することができる。新年から心身ともにリフレッシュできるというわけだ。

このアプリケーションは、Digital Relationsの開発者が下着店の女性店員と話をしていて恥ずかしさを感じてしまったという経験から生まれたもののようだ。この開発者は気恥ずかしさを感じるとともに何も知らないことに気づき、こうした状況を避けるためにはアプリケーションが必要だろうと思いついたのだという。

by Roi Carthy on 2010年6月11日

ウェブを利用する人でオートコンプリート機能を見たことがないという人はいないと思う。Googleの検索フィールドやツールバー、Facebookの検索フィールド、AmazonなどのEコマースサイトなどでも入力支援のために標準的に利用されている。これだけあちこちで採用されているのだから、ブラウザ以外にオートコンプリートを採用しても利用者はすぐにその仕組みに慣れてしまうことだろう。eTypeが行おうとしているのがまさにそれで、入力にしたがって候補単語を表示してくれるプロダクトを展開しようとしている。

TechCrunchでは読者のみなさまに1000名限定の利用権を確保している。興味のある方は記事の続きをご覧頂きたい。

by Roi Carthy on 2010年5月26日

TechCrunch DisruptのStartup Alleyに出場したスタートアップは100社を数える。ここでは、1700名あまりの幸運な来場者が目の前で見ることのできたおもしろい企業を、見れなかったみなさまにいくつかご紹介しよう。

〔この記事が書かれたのはTechCrunch Disruptの2日目(米国時間5/25)。2日目のStartup Alleyの全出場企業全社の、簡単な紹介記事(未訳)はここに。初日(米国時間5/24)のStartup Battlefieldの総括記事(邦訳)はここに。〕

by Roi Carthy on 2010年3月5日

またまた出ました…Apple App Storeの不承認アプリケーション、その第5102928号だ。数週間前にイスラエルのお忍びスタートアップTawkonが、彼らがこれまででもっとも重要なiPhoneアプリケーションと称するものの、デベロッパバージョンを見せてくれた。重要って、何が? それは、iPhoneから出ている電磁波を、いつでも、どこででも分析する。待ち受け時でも、電話中でも、どちらでも。

なんだかSFっぽいマユツバか? いや、イスラエルはハードウェアでもソフトウェアでも優秀な技術者が多いのだ(後述)。しかし残念ながら、イスラエルの軍隊の訓練の厳しさは世界一とは言えない。世界一はなんといっても、iPhone App Storeの承認プロセスだ。

Tawkonのアプリケーションの目的は、iPhoneから発している電磁波レベルの兆候をユーザに提供することだ(同社は兆候ではなく“予報”と言っている)。

by Roi Carthy on 2010年2月3日

Time To Knowは、これまであまり知られていなかったイスラエルのスタートアップだが、いつの間にか社員350名、総資金$60M(6000万ドル)の中堅企業に成長している〔2004年創業〕。しかもこの会社は、非常に難しい課題に日々挑戦しているのだ。

Time To Knowは、ある一人の男のビジョンから生まれた。それは、これまでの19世紀型の学校の授業を、一挙に21世紀型に変えることだ。その起業家はShmuel Meitar、イスラエルのハイテク企業を代表するAmdocsの協同ファウンダだ。MeitarがTime To Knowに対してどれだけ真剣か、それは彼が同社の唯一の投資者であることからも分かる。つまり同社が得た$60M(6000万ドル)の資金は、全額彼が出したものだ。

Time To Knowは、今学校で行われている授業は工業化社会の時代に設計されたものだ、と考える。教師が教室の前面に立つ。壁に黒板があり児童生徒は机に向かっている。1800年代の教師がタイムワープして2010年の教室に降り立ったら、どうなるか? 彼女は自分の授業スタイルをまったく変えることなく、すぐに授業を開始できるだろう。考えてみれば、それは実におそろしいことである。

by Roi Carthy on 2009年9月9日

ご存じのように今のWeb上では、重厚長大なゲームよりも気軽に短時間で遊べるカジュアルなゲーム(カジュアルゲーム)が主流だ。しかしゲームサイトの主催者としては、単にユーザ数が増えてユーザ同士が接続するだけでは、コミュニティとして物足りない。というわけで、今では複数のユーザがゲームに参加するマルチプレーヤーの〔==複数で遊ぶ〕カジュアルゲームというものがある。

本誌がかつてソーシャルゲームネットワークのためのNing、つまりユーザがSNS的なゲームサイトを作れるサービス、と呼んだイスラエルのCome2Playは、2007年半ばの設立以来一貫して、マルチプレーヤーカジュアルゲームのためのプラットホームを提供している。ここがこのほど、時代の要請に応えて、ユーザが作ったコミュニティサイトにとってとても便利な、仮想経済モジュールの提供を開始した。

by Roi Carthy on 2009年8月6日

WorldMate Pushフライト情報、もっと正確にいえば、その変更をリアルタイムで提供するのにiPhoneのプッシュ機能〔アプリを起動していなくてもアラートがポップアップする〕は天の助けだ。その良い例が、Worldmate GoldiTunes link)だ。これは, iPhone OS 3.0’のプッシュ機能を利用してフライト情報のリアルタイム・モニタを行う初のアプリだ。唯一の欠点は$20(正確には$19.99)とiPhoneアプリにしては価格がかなり高いことだ。

しかし出張の多いユーザーだったら$20は安いと思うようになるかもしれない。無料版(iTunes link)もあるが、こちらは目玉であるプッシュ機能が省かれている。

日程の作成段階からすでにWorldMateは便利だ。日程作成を自動化するオプションがいくつか用意されている。一つはWorldMate.comを訪問して直接入力する。もう一つはメール、ないしOutlookのツールバーを利用して入力する方法だ。WorldMateは数百の旅行代理店、航空会社、ホテルチェーン、レンタカー会社がユーザーに送ってくる予約確認のメールを解析して情報を抽出することができる。WorldMateのシステムはこうしたメールからデータを収集し、予約確認番号、電話番号、座席番号等々、さまざまな重要情報を記憶する。こうして作成された詳細な旅行日程は携帯回線でiPhoneアプリに送られ、同期する。

ここからこのアプリ(有料版)の目玉、プッシュ機能が威力を発揮する。

by Roi Carthy on 2009年7月22日

Photo Tagger - Results

Face.comが最初のFacebookアプリ、Photo Finderを去る3月にローンチしたときには、このアプリが利用している顔認識技術が大きな話題になった。Photo FinderはFacebookの写真アルバムをスキャンし、ユーザーやその友達が写っている写真を、タグが付与されていなくとも、顔認識で見つけ出してくれる。アルファ版とされていたが、驚くほど完成度の高いアプリだった。照明が暗かったり、解像度が低かったり、サングラスをかけていたりしても非常に高い精度で人物認識に成功する。ローンチ以来、PhotoFinderはすでに15億枚の写真をスキャンし、230万人の人物を同定している。これはちょっとした記録だ。

今日(米国時間7/21)、Face.comはまた一歩を進めて、新しいFacebookアプリ、Photo Taggerを発表した。これは同社の顔認識技術をさらに効率的に利用できるサービスで、大量の人物写真に一括してタグづけを可能にする。

Photo Taggerの目的はごくシンプルだ。Facebookの写真アルバムをスキャンし、写っている人物の名前でタグを付与するという生産性ツールだ。大量の写真をアップロードしているユーザーにとって便利なのはもちろんだが、それほどたくさんの写真をアップしていない普通のユーザーにとっても、いちいち人物の名前でタグづけする手間を省けて非常にありがたいアプリだ。

by Roi Carthy on 2009年6月15日

The granddaddy of all venture capital funds, The granddaddy of all venture capital funds, すべてのベンチャーキャピタルの祖ともいえるBessemer Venture Partnersは、Anti-Portfolioという集計表に、投資機会を見送ってしまった後に大成功を収めた企業を掲載している。その中に有名VCであるDavid Cowanが、eBayへの投資を見送ったときのセリフが掲載されている。

「切手やコインやマンガだって?冗談はやめてくれ」。Cowanはそう考えた。「投資の意味はない」と。

Davidにとっても挽回のチャンスがやってきた。天の配剤によってColnectに投資する機会が巡ってきたのだ。このColnectとはコインや紙幣、切手、テレフォンカードやボトルキャップなどを収集するコレクターのためのコミュニティサイトだ。もちろんこれは嫌味や冗談なんかではない。

by Roi Carthy on 2009年5月28日

セマンティック広告技術を提供するPeer39が$10.5M(1050万ドル)のシリーズCラウンドを完了したとアナウンスした。調達資金の合計は$22M(2200万ドル)を超えた。本ラウンドはイスラエルのVCであるEvergreen Venture Partnersの主導で、これまでの投資に加わっているCanaan Partners、Dawntreader Ventures、Silicon Valley BankおよびJP Morganも参加している。

1年ほど前にPeer39についての詳細な記事を掲載したが、同社は独自の広告ネットワークを構築する方向から、セマンティック広告プラットフォームを使って、サイト運営者の既存コンテンツをプレミアムな広告掲載用資産として活用する方向にシフトしてきたようだ。Peer39によると、サイトコンテンツのインプレッションの7割から8割は「おまけ」的に扱われているが、同社の技術を導入することにより、それらをきちんと分析してトップレベルの広告資産として活用できるようになるとのことだ。

by Roi Carthy on 2009年5月2日

イスラエルの平均的なベンチャーキャピタリストに、注目を続ける企業はどこだと尋ねてみれば、BenchmarkのConduitやSequoiaのKenshoo同様、Fixyaの名前が出ることだろう。Fixyaを耳にしたことのない人のために記しておくと、そのコンセプトは非常にシンプルだ。ひとことで言うなら購入後の技術サポートを行うサイトだ。商品についての質問をする利用者がいて、そしてその質問に回答する利用者が参加している。つまりFixyaはUGCサイトとして構築されており、そしてここに価値を生み出すものを次々に投入している。今回はProduct Recommendations(推奨製品)の機能を加え、従前の「購入後のサポート」を行うサービス内容に、「購入前のサポート」という新たなテリトリーを加えた。このようなサービスは驚くには値しないと考えることだろう。だがこの種のサービスの将来性を理解し、VCがなぜ熱い視線を送り続けるのかを理解するためには一歩下がって全体を見てみる必要がある。

Fixyaに掲載されている商品は、今や100万件にも達し、エレクトロニクス関連からベビーカーまでと幅広い。サイトには月間で1500万のユニークユーザーが訪問し(ほとんどが英語利用者)、6000万のページビューを産み出している(comScoreの数値によればユニークビジター数は半数の770万となっている。下のグラフ参照)。月間で250,000の質問が投げられ、加えて回答も寄せられている。回答のうち75%は「良い」ないし「すばらしい」とレーティングされており、さらに回答の50%は質問後5時間ないし6時間のうちに寄せられている。興味深いことに、大半の質問は技術的なものではなく使い勝手についてのものとなっている。

by Roi Carthy on 2009年4月11日

「なぜこれを考えついた人がいないんだろう」の代表、VidPayが登場した。本サービスで行うことはひとことで言い表すことができる。すなわちスポンサードビデオのキャンペーンに用いるホワイトレーベルのプラットフォームだ。他にもサービスがあるはずだと考えがちだが、本当にこれだけだ。VidPayは使うのも、内容を理解するのも非常に簡単だ。ひとつ付け加えるなら登場の瞬間から収益を産み出している。スタートアップにとって大事なのはここだろう。

TechCrunchはスタートアップが実際に行っていることを分析することを目的としている。VidPayを褒めちぎる記事を書くことには、その目的から外れるのかもしれない。しかしVidPayのように顧客に対して直接的な利益を提供するスタートアップは減りつつある。加えて提供サービスが何のためのものであるかを、過大に評価したり誇張表現を用いることなくうまく伝えることのできるCEOも珍しい存在になってしまっている。そういった背景もある中、本稿を続けることにしよう。

VidPayの狙いは、Metacafe、Dailymotion、およびVimeoなどのサイトにて中小規模の広告主たちにビデオプロモーションを行う機会を提供しようというものだ。これらのサイトは、一般的により大きな予算規模のある企業を相手にしているので、中小規模の企業に対応できるセールスチームを持っていない。

by Roi Carthy on 2009年3月12日

KkutimanKutimanを知らない人は、今ウェブで生まれつつある最新の音楽センセーションの話題に1週間遅れている。Ophir Kutiel、別名Kutimanは、イスラエルのミュージシャン兼プロデューサーで、Thru Youというタイトルのプロジェクトを7日前にリリースした。以来、このビデオは100万回以上再生され、ブロゴスフィアでもTwitterでも活発に語られている。

プロジェクトは7本の音楽トラックとビデオからなり、すべてYouTubeにあるビデオ素材だけから作られている。Kutimanは寝室で3ヵ月を費して、100本以上のビデオを切り貼りし、歌い手や楽器、ギター、ピアノ、ドラム、ハープからシンセサイザー、ブズーキ、はてはレジの音までサンプリングした。

出来あがった7本の作品のジャンルは、R&B、ファンク&レゲーからジャングル、アフロ、ジャズに至り、実に魅力的だ。このプロジェクト自体がDJ ShadowのEndtroducing…..を彷彿とさせる。他のアルバムからのサンプリングだけで作られた才気にあふれ大きな影響を与えたアルバムだ(ここで聞くことができる)。

by Roi Carthy on 2009年3月10日

TicTacTi

カジュアルゲームはトラフィックは多いかもしれないが、それらのゲームに主に使われているFlashのファイルが抱える問題や、いろんなパブリッシャーを必要とするため、収益化は一筋縄とはいかない。そこでこのたびイスラエルのTicTacTiは、画像認識技術を使ってゲームのウィジェットに広告を挿入することにより、カジュアルゲームの収益化をもっと効率的に行うことを考えた。

ゲーム内広告(In-Game Advertising(IGA))を行う場合の最大の難関は、多くの場合、まさに広告をゲームに挿入することそのものだ。ゲームはFlashのSWFファイルを使っていることが多く、また配布のためにパブリッシャーが必要だ。しかもパブリッシャーはOberonHeyZapのようなところから、新聞のオンライン版に至るまで、非常にさまざまだ。彼らは収益化に関して技術的制約も考え方も要求もまちまちだから、各パブリッシャーや広告主の特性に合わせてゲームのカスタムバージョンを書かなければならない。広告をゲームの前に入れるのか、別の柱に入れるのか、レベルが上がるときに入れるのか、等々、場所やタイミングのニーズもいろいろだ。