2008年1月27日

企業のIT関連支出の減少でWeb 2.0スタートアップにはチャンス到来

Erick Schonfeld

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istock_belttightening.jpg企業のIT支出の見通しは明るくない。今年の経済成長率は昨年の4%から 7%へ低下しそうだ。アメリカ企業の年間$500B(5千億ドル)に上るハード、ソフトへの支出は資本的支出のほぼ半分を占める。景気減速に対応した「ベルトの締めなおし」はIBMやDell、Oracleといったタイプの伝統的大企業には打撃だろうが、Web 2.0企業にとっては、逆にチャンスにさえなるかもしれない。「エンタープライズ2.0」的スタートアップや、Amazonのような大手さえ、ウェブ・ベースのコンピューティングのインフラストラクチャーの提供を目指している。こういったビジネスは実は不景気のときに有利なのだ。従来のような贅沢ができる余裕がなくなったクライアントがいっせいにクラウド〔ネット上の〕コンピューティングの採用に赴くことが予想される。

その意味で、今年は新しい顧客を獲得するチャンスだ。緊縮予算下のIT部門にとって、従量制のウェブ上にホストされたソフトウェアの利用は魅力的だ。ソフトウェアの利用料金などは安い先行投資だし、ハードウェアを購入したり、高給のIT専門家を雇いいれる必要もない。IT部門でもっともコストがかかるのはメンテナンスだ。多くのWeb2.0企業はこのことに気づいているので、今や自前でデータセンターを持つ会社はほとんどない。多くの会社は安価なオープンソース・テクノロジーを利用している。

この倹約の精神こそ未だに多くのWeb 2.0スタートアップが身に着けている文化であり、これが(もし)IT支出が減少に向かうことになれば、大いに役に立つことになる。一方では広告出稿の減少にともなう広告収入の低下という問題があるが―これはまた別の話題であり、別の記事で検討したい。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)



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