Apolloベストデモ
by Ryan Stewart on 2007年3月1日

今日(米国時間2/28)のAdobeのEngageイベントでは、多数のサービスデモが行われた。だが、他サービスから際立つような仕上がりで、スタートアップ企業をとりまく世界で大きなインパクトを持つであろうものは複数に限られる。 その中のいくつかは、偶然にも今日のデモ中、ベストだと思われるものでもある。

Virtual Ubiquity - Rick TreitmanがワープロアプリのBuzzWordをデモ。Flex 2のみで構築されたもので、Google Docsの直接的なライバルになるかもしれない。従来、Flashの弱点であったページのレイアウトとタイポグラフィについて特に重点を置き、一級品の出来映えになるようにしている。文書作成のワークフロー関連に、すばらしいユーザーインターフェースを制作。一例として、ルーラーを使用する際には、ルーラーのツールヒントを表示、ユーザーがアセットを埋め込む際などの手助けをしている。ユーザー間でのコラボレーションを重視しているので、レビュアー、閲覧のみ、あるいは文書作成者と指定でき、文書についてディスカッション可能。ベータ版の一般公開は今夏を目指している。

Scrybe – Faizan BudarがScrybeのプレゼンを行った。紹介された機能は話題の的となった動画に収められている。主要3機能をライブで実演し、現時点で全てがアプリ中で動作しているという点を明確にアピールした。アプリの一部としてカレンダーを披露。とてもよく出来たUI、それに「PaperVision」という特製のポケットサイズ大のものに情報をプリント可能で、どのウェブサイトからでもユーザーのScrybeアカウントにコンテンツを保存する、という機能を見せてくれた。ユーザーインターフェースはすっきり、便利で全てオフラインでも動作する。現在、人数制限があるもののベータ版はすでに公開されている。この先、いくつかの機能追加が完了した後、一般公開したいと考えている。

yourminis – Goowy MediaのCEOであるAlex Bardが、現在yourminisが取り組んでいる内容をデモ。TechCrunchでもすでに何度も取り上げられているが、Apolloについて本当にとても深く追求している。API公開を来週に予定。Apolloを利用することで、ウェブ、埋め込み可能なプロバティーそれにデスクトップに関連するウィジェットプラットフォームを構築している。Alexはyourminiウィジェットをブラウザーからドラッグしてデスクトップに直接に移動して見せるという、とてもパワフルなデモとなった。API利用により、ディベロッパーたちはyourminisプラットフォーム上でウィジェット制作ができる。API利用によるTwitterウィジェットを制作しており、とても上手く出来ている。コンテンツプロバイダーにとってAPIの制約の少なさは嬉しい話だ。

Intelisea – スタートアップ企業という分類にはあてはまらないが、Flashアプリがどれほどの域に達したかを実証したのがInteliseaのアプリ。Flex 2で構築され、ヨットを制御するためのフロントエンド。タッチパネルインターフェースを採用、ユーザーはエンジンの状況、燃料レベル、天候を知ることができ、それにGPSコーディネートなどの機能も利用可能。また、セキュリティ機能はRFIDタグ利用により、船上の人たちを追跡、誰かが船外へと転落した際にはサウンドによるアラームを発する。それに、概略図上に赤い点を表示し、転落位置を示す。Web 2.0として見ることは無いだろうが、Flashプラットフォームという点においては、楽しい話題として役に立つ。

EngageはFlashの持つ豊かな多様性についてとても上手くかたちにしている。デザインコミュニティにおいてAdobeを担っていくことが必要とされる役割、そしてウェブアプリをより良いものにするのは何か(無償提供ということでもUI関連でもない)ということについて多数のすばらしい議論が交わされた。そして、Flashプラットフォームを利用している数多くの興味深いスタートタップ企業が存在する。幸運にも今日、そのうちのいくつかを実際に目にする機会を得た。

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/adobe-apollo-launches-so-go-build-something/ TechCrunch Japanese アーカイブ » AdobeのApollo、ローンチ―さあ、何か作ってみよう

    [...] Adobeは先ほどながらく期待されていたApolloプラットフォームの開発者への提供を開始したと発表した。ソフトウェア・デベロパーズ・キットはadobe.com/go/apolloからダウンロードできる。SDKについてはこれが最初の公式リリースになるが、多くのデベロパーは、相当以前からApolloに取り組んでいた。Ryan Stewartは最近、先月催されたイベントから優秀なApolloのデモを選んで紹介している。彼のZDNetのブログでさらに詳しい記事が読める。読者はわれわれがこの頃Apolloに心酔しているのに気付いていることと思う。私はまったく新しいジャンルの企業が数多くApolloプラットフォームの上に築かれるだろうと確信している。ApolloはFlash、html、javascriptを完全にブラウザの外で処理し、ローカルPCのファイルシステムにアクセスすることができる。写真、音楽、メール、その他日常のタスクをすべて同一の環境で、かつデスクトップとインターネットの双方にわたって同時に処理できるというのはたいへん合理的だ。近いうちに、このプラットフォームの利用に関して、大いに創造性が発揮されるのが見られるだろう。[原文へ] Adobe Adobe Apollo [...]