テキサス州ダラスに本社のあるソーシャル・メディア・コンサルタント会社Big in Japanが、使える小型ウェブツールのコードを一部オープンソース化することを 明らかにした。自社でツールの更新をし続けるよりも顧客にお金を払ってしてもらう方が実践的なことが判明した、という説明だ。ほかの人がコードにアクセス してツールを改良してくれたら、それに越したことはないのだが。これらのツールには僕自身ずいぶん長いこと使っているものも含まれている。同じ立場の人た ちはご心配なく。同社ではこれまで通りホストつきサービスの業務は続けていくそうだ。
今回オープンソース化に踏み切ったメンバーは、SimpleTicketというトラブル発券ツールをオープンソースにしたメンバーと面子は同じ。同社のポッドキャスティング専用システム「Podserve」(受賞歴) は、同社所有の技術として残すという。Big in Japanがホストつきツールを無料で提供するのはすばらしいことだ。IM対応のRSS配信ツールひとつとっても利用者3万人まではアッと言う間だったが 収益を生まないサービスにとって、こうした成長はとても大きな負担になり兼ねない。
というわけで公開となるツールを以下に並べておこう。どれも情報を柔軟で使いやすいものにするRSSの特長が実感できるツールなので、開発者以外の人にも役立つ情報かもしれない。
ElfURL – URLのショートカットを生成してくれる。TinyURLのようでいて違うのは、好みでショートカットにタグ付けして検索エンジンに拾ってもらえる点。 RSSフィードの配信で各ElfURLのクリックスルー数を追跡することも可能だ。僕もこのElfURLは日に何度か利用している。
FrankenFeed – RSSフィードのスプライサー。 複数のRSSフィードを入力すると、全部ひとつにまとめてくれる。タグや解説をつけて共有・インデックスも可能。僕個人は(いつでも好きなときにフィルターがつけられる)FeedRinseか Lazy Tom’s FeedJumblerの 方が慣れてるから好きだけど、オープンソースになったら何かまた面白い展開が期待できるかもしれない。自分独自のドメインを持てたら、それも、いろんな意 味ですばらしいだろう。他社のフィード・スプライシング専用アプリを使う場合はFeedBurnerで新規フィード配信を行っても面白い。誰かにフィード 購読者数を聞かれたときに答えられるので、僕もついこないだ非営利の技術者に向けてNPTech Tag metafeedを作った時にはこれを使った。
Instantfeed- IMにRSS配信アラートが入るシステム。とてもベーシックだ。もっといいツールも出回っているが、オープンソースということなので今後のがんばりを応援したい。
SocialMail – メールをRSS配信に変換してくれるツール。メルマガ配信や学級通信のRSS配信などに使うと便利。ネットには他のオプションも沢山揃っているが、配信は 夜間に回る傾向が強い。それに対し、こちらは軽量サービスなので日中の利用も大丈夫だ。フィルタリング機能の追加が望まれるところ。今のままでも FeedRinseと簡単に併用できるけどね。
FeedVault – OPMLファイル・バックアップ専用システム。これで購読フィードのリストを保存しておけば、マシンがクラッシュしても、オンラインのフィード読み取りが壊れても平気。ShareYourOPML や OPMLSearch.comのような面白さはないがアイディアはすばらしい。タグ&解説機能内蔵。OPMLは文句なく楽しい。いずれブレイクすること間違いなしだと僕は信じているんだけどね。
QwikPing – これはちょっとツマラない。他の人だったら、これで何か面白いことができるかもしれないけど。一般公開モードならスパム退治も万全にして欲しいところ。
総じてみると、なかなか良いツールが揃っている。収益を生むツールはひとつとしてないから、維持するのにとても1社の手に負えないというのも納得だ。しか し例えば他の企業やコンサルタントがクライアントに提供できるような一体型サービスとして展開するなら活用度も上がりそうだ。今度もぜひ、開発を続けてい ただきたい。
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