2006年9月21日

BiggerBoat、映画・楽曲検索のアウトソースならお任せ

Marshall Kirkpatrick

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BiggerBoatは、音楽・映画情報の検索に豊富なデータベースを求めるウェブパブリシャーを対象にしたサービスで、パブリックベータ版を今週公開。同社のアプローチは、全検索結果を対象にしたメタデータを重視することで、パブリシャーつまりユーザーが詳細にわたって検索結果を整理できるというもの。検索結果とあわせてコンテクスト型広告、おすすめリンク、それに無料コンテンツも配置。BiggerBoatはビデオゲームやテレビ番組など他のカテゴリーにも順次進出予定。

Zone VenturesとFirst Round Capitalからの資金を受け、2月のDEMO(訳注:年に2回開催される新商品やテクノロジーのロウンチ発表を中心としたカンファレンス)に於いてデビュー。前身はOnMetaとして知られ、CEOのAdam LilingとCTOであるBarbara De Luryが率いる。Lilingの以前の実績としてはVirginに買収されたPentagon CDs and Tapes社がある。

今日公開されたベータサイトでは、「ゲストアーティスト」、「アルバムスタイル」、または「レコードレーベル企業」別にミュージシャンの作品を閲覧することができる。また映画検索は、「監督」、「キーワード」、「テーマ」、「トーン」それに「MPAA評価(Motion Picture Association of America)」別に絞込み可能。楽曲、アルバム、映画はサイト上のアフィリエートリンクから購入でき、楽曲サンプルはReal Player(どうしてFlashではないんだろう?)で聴ける。こういった情報は既存のオンラインサイトからでも入手できるのは明らかなこと。しかし、サービス・プロバイダーとして、こういったデータと機能をあらゆるサイト内に組み込める点がBiggerBoatの面白いところ。

BiggerBoatはイメージ検索のPixsyと類似のモデルに沿ったもの。David Berlindは、今朝(米国時間9/20)ちょうどこのように書いていた。SMB(スモール/ミディアムサイズビジネス)は、ITインフラを全てアウトソーシングするべきだ。BiggerBoatやPixsyといった企業は、ビジネスがマルチメディア検索をアウトソーシングするようになることを期待している。企業はアウトソーシングIT利用により非専門分野において高いパフォーマンスを実現できるため、自分たちの抱える価値命題に集中できるだろう。つまり、多数のサイトがマルチメディア検索をアウトソーシングすることにより、パワフルな機能を提供しながら、更なる差別化を図る機能に集中できるというわけだ。

AllMusic.comAllMovies.comといった大規模なサイトがすでにBiggerBoatを利用。何度か連続して検索されていることや、検索結果に関連したリンクがクリックされているという事実は、ユーザー引き止めに成功した結果であろう。小規模のサイトでは、ユーザーがすぐにサイトを去りBiggerBoatに流れているといったパターンを見ることができる。パブリッシャー内のアフィリエイトリンクで購入に結びついた場合、利益はパブリシャーとBiggerBoatで公平に分配される。CEO Adam Lilingは、「BiggerBoatは、IMDb(www.imdb.com/)のデータベースをライセンシングする格好というよりは、 AdSenseに似たサービス・プロバイダーとして理解していただくのが良いだろう」と話してくれた。

またLilingによると、同社のデータベースは、ライセンスされたデータベース、ウェブクロールそれに20以上の企業からのユーザーによってアップロードされたデータを基に構築されたという。

同レベルの詳細情報や機能性を持った“テレビ、ビデオゲーム市場向け”の検索サービスを考えてみると、面白そうである。多数のサイトが提供しているように、綿密に整理されたトピック別の情報に簡単にアクセスできることはすっかりと当たり前になった。そんな中、ライセンシーにとってのチャレンジはどのようにして魅力的なユーザーエクスペリエンスを提供するかということであろう。

[原文へ]



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