ベビーブーム世代向けSNSのEonsがリニューアル―追悼文セクションは分離されて「Tributes」に
by Erick Schonfeld on 2008年2月14日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

eons-logo.png今や老境に入りつつあるベビーブーム世代向けのSNS、Eonsは瀕死の状態だが、ファウンダーのJeff Taylorはこのサイトを蘇らせることに成功するだろうか?50歳という参加のための最低年齢制限を廃止した のに次いで、Taylorは今日(米国時間2/13)、このサイトにお化粧直しを施した。新しいサイトはナビゲーションも新しくなり、ユーザー・グループを中心に組織変えされている。また新しいサイト内検索で、同じようなことに関心のあるメンバー―本だろうと多年草のガーデニングだろうと50歳以上の出会い系だろうと―を探すのが容易になっている。「つまり、誰かが<イタリーに行ってみたい>と言ったとする。そうするとイタリーに行ってみたいメンバー全員をすぐに探し出せるんだ。もしあなたの最初の車が67年のフォード・ムスタングだったとすると、同じ車を持っていたメンバーをすぐに検索できる」とTaylorは説明する。

tribues-logo.pngTaylorはMonster.comのファウンダーだが、ようやく彼の不人気なサイトのユーザーが求めているのは年寄り向けのポータルではなく、SNSなのだということに気づきはじめたようだ。従来も、いちばん活発な活動がみられたのはグループのセクションで、今やTaylorもそこにサービスの中心を置こうと努力している。それに、死を思い出させられるためにSNSを訪問するユーザーはいないということにも気づいたらしく、追悼記事のセクションを「Tributes」という新しいサイト(と会社)に分離した。こちらはEonsが過半数の株主だが、Dow Jonesも戦略的な投資を行っている。Financial Postの記事によれば、Tributesへの投資は総額$4.2M(420万ドル)とのこと。(オンライン追悼記事のリーダーはLegacy.com

Taylorは「Cranky」というカスタム検索エンジンも廃止した。CrankyはCompete.comのデータに基づいて、50歳以上のユーザーが多いトップ5000サイトを検索して結果を返すように設定されていた。しかし検索というのはほとんど年齢による特徴がない―ユーザーは単にそのとき興味があるものごとを検索するだけだと判明した。それに誰もcranky〔気難し屋〕などと呼ばれてうれしがりはしない!

eons-tokers-small.png今回のリニューアルでサイトは健全な方向に向かっており、明らかに改良された。しかしこの改革とSequoiaその他の投資家から注ぎ込まれた$32M(3200万ドル)の資金にもかかわらず、依然としてサイトの根本的な理念には欠陥がある。つまり問題なのは、50歳以上のユーザーが(子供ではあるまいし)ウェブ内で集うためには壁で囲まれた安全な場所が必要だという前提である。一部の老人はメールを読み、株価をチェックし、ときおり孫の写真を見る以外インターネットに興味がない。Eonsがいくら努力してもこういうユーザーをサイトに引きつけることはできない。これとは全く別の50歳以上のユーザーも存在する。彼らはウェブに完全に慣れており、年寄り向けの閉鎖的な公園などまったく必要としない。こういうユーザーは年齢にかかわらず共通の関心がある人々を見つけだす。最後に、ベビーブーム世代の一部にはたしかに同世代の相手でないと気楽に付き合えない層も存在する。この最後の人々だけがEonsのファンになる可能性がある。

これが月間ユニーク訪問者わずか23万3千人(comScore調べ)というEonsの惨状になって現れている。この数字を増やすいちばん良い方法は年齢にかかわらず共通の関心をテーマにした活気あるコミュニティーを作ることだ。これらのグループのメンバーの構成を考えると年齢層は高めに偏るかもしれないが、それはあくまで結果であって、サイト構築の中心となるコンセプトではない。

Eonsのユニークな機能の一つは「Lifepath」と呼ばれ、ユーザーのプロフィール・ページに時系列で自分の過去、将来の人生にとって重要となる思い出や出来事を表示することができる。似たような時点に思い出がある他のユーザーは簡単な検索でお互いを発見できる。ところが、他の重要な分野でEonsはサードパーティー製のアプリケーションというようなもっとも基本的なSNSの機能さえ欠いている。Taylorは基本的には営業マンで技術屋ではない。それにしても、私が「OpenSocialはどうか?」尋ねたところ、「われわれのユーザーはウィジェットを好まないんだ。何か情報を盗まれるんじゃないかと恐れている」との返事。彼が最近私のオフィスを訪れたときに、重ねて「プロフィール・ページにFacebookをあれほど人気者にしたニュースフィードのような機能を付け加えたらどうか?」と尋ねてみると、彼はきょとんとした様子で「何だって?」と答えた。お年寄りの皆さん、残念だがニュースフィードは諦めてもらうようだ。(Taylor自身はまだ50歳にもならないのだが)。

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CrunchBase: Eons

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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