速報:Google、「Android」と「Open Handset Alliance」発表
by Erick Schonfeld on 2007年11月6日

googleogo11.gifGoogleは、Googleのモバイルアプリなどを動作可能にするLinuxフォン用オープンプラットフォーム(Androidと呼ばれる)制作のため「Open Handset Alliance」を、正式に発表した。34にのぼるパートナーには次の各社が含まれる。T-Mobile、Sprint Nextel、NTT Docomo、China Mobile、Telefonica、Telecom Italia、Motorola、Samsung、HTC、Qualcomm、Intel、Googleなど。Verizon、AT&T、Vodafone、Nokia(「Ovi」開発プラットフォームに独自に取り組んでいる) については触れられていない。プレスリリースはここGoogle Phone担当者Andy Rubinは次のように書いている。:

これまで数ヶ月間にわたり、非常に興味深い様々な憶測が流れたが、われわれはGphoneの発表を行うというわけではない。しかしながら、単なる一つの端末よりも、さらに意義深く野心的な「Open Handset Alliance」と「Android」についてお知らせしたい。実際、Open Handset Allianceメンバー間で協同して取り組むことで、Androidが多数の新端末の土台となり、新しいアプリと性能を備えることにより、今日では想像もできないような、ユーザーにとって全く新しいモバイルエクスペリエンスを創造するように、と期待している。

Androidは、モバイルデバイスにとって真にオープンで包括的なプラットフォームとしては初めてのものだ。オペレーティングシステム、ユーザーインターフェース、アプリケーションを備えている。(従来からの)携帯電話用のソフトウェアは全て、各社の独自仕様による開発で、モバイルにおけるイノベーションの妨げとなってきた。

先週から、「GoogleがGphone(あるいは、むしろGphonesと言った方がよいかもしれない)について発表する準備が整いつつある」という報道がちらほらとあった。ある単一の端末というよりは、リファレンスデザインといったかたちだ。Androidベースの電話が市場に出回るのは2008年後半と見られる(少なくともHTCの場合)。知人のあるモバイルスタートアップ企業のCEOは、彼のアプリをAndroidにポートしてよい、とGoogleから金曜日にゴーサインをもらったという。もっとも、彼の会社はまだ作業を開始してもいなかったのだが。SDK(ソフトウェア開発キット)は11月12日公開予定。今日の発表はそういうことだ。プロダクトやサービスに関しては何もはっきりと決定されたものはない。しかし、インターネットを(検索とコンテクスト広告と併せて)ユーザーの携帯電話に届けたいと考えているGoogleにとって、モバイル分野への進出は大きな成長の機会を意味する。

CrunchGearのJohn Biggsが電話会議の模様をライブブログでレポート。また、音声もストリーミングしている。

コンファレンスコールのメモは以下のとおり:

GoogleのCEO Eric Schmidtはモバイルユーザー数は30億以上と述べた。同氏の発言は以下のとおり:

「モバイルユーザーにとって全く新しいエクスペリエンスを創造したい」

「オペレーティング・システム、ミドルウェアを含み、もっともリベラルなオープンソース・ライセンスの下で通信事業者(と端末メーカー)に提供される完全にインテグレートされたソフトウェアスタックとしては最初のものとなるだろう」

「今回の発表は単一の端末としてのGphoneに関するものではない。何千という端末がAndroidによって動作するようになってほしいと願っている。そうすることで、これまでモバイル端末上では利用できなかったあらゆる種類のアプリケーションが利用できるようになってほしいと思っている」

彼は「相互協力して取り組む姿勢に欠けるている」ことが、モバイルウェブの前進を妨げてきたと考えている。また、ディベロッパーが(開発に際して直面する)モバイル端末機種の違いから生じる煩雑さの軽減とコストの削減にAndroidが役立つだろう、とも考えている。

「モバイルソフトウェアの複雑さとコストは増加している。しかし、モバイルユーザーはインターネットで利用しているアプリと同様のものを(モバイルでも)望んでいる。Androidはこの点を実現できる」

Sergey Brin:「振り返ってみれば、10年前は大学院生の小さなスペースに席を置いていた。そこで、とてつもないものを構築することができ、そのために利用可能なツールセットが存在していたものだ。そして、その全てがオープンなテクノロジーによるものだった。Linux、GNU、Apacheベースのもの。これら全てとその他のものを利用して素晴らしいことを行い、世界に向けての流通が可能だった。われわれが今日発表したのはまさにそういうことで、今日のモバイルデバイス向けのイノベーションを人々によって実現可能にするということだ。現在の携帯デバイスは、私が利用していた10年前のコンピュータよりもパワフルだ。今日の革新を担う人たちが構築するものを実際に目にするのが待ちきれない」

質疑応答で「広告収入による電話リリースはない」とAndy Rubinは述べた:「Androidソリューションのある要素はとてもしっかりしたHTMLウェブブラウザーで、電話(とPC上)でのブラウズに差異は無い。憶測に反して、ここ当分の間、同プラットフォームで完全に広告収入によるものを見る事は無いだろう」。しかし、より完全な機能を備えたウェブブラウザーを端末にもたらすことが、Google全体での広告ストラテジーに関与するものであることを認めた。Androidが最低でも200 MHz ARM 9プロセッサ以上のものを必須とすることに注目してほしい。同プラットフォームはオープンソースで、その点がその他のモバイル・プラットフォームに対して競争上の優位性となるだろう。

Schmid:「最善のモデルはオープンであること。それが、我々がインターネットから学んだことだ。試される点と言えば、もちろん、アプリケーションとディベロッパーたちが参加するかどうか、だ。われわれが、今の時点で、本件について発表するのは、MacやPCではこれまで一般的であったにも関わらず(モバイル端末では)出来なかったことが、これから(モバイル端末でも)利用可能にできるようになる。そして、ディベロッパーたちがそのために開発を行う時間を持つようにしたかったからだ」。

彼がはっきりと言う訳ではないが:「もし、Gphoneを開発するなら、本プラットフォーム上に構築するだろう」。

質問:通信事業者各社がデバイスをロックダウンできる能力を持っていることについて。Rubin:「何かをオープンにした際に、業界がどのように利用するかというのは業界次第だ(つまり、Googleの問題では無いということだ)」

質問:「ということは、業界が完全にロックダウンしたデバイスを作りたいという場合、それは可能だろうか?」

Rubin:「そういうことだ」

Schmidt:「可能だが、そういうことは無いだろう」。(うーむ、いったい何処の惑星に住んでるんだろう?)

質問:OpenSocialとの重複は?

Schmidt:Googleでは、サービスについて準備が整った時点で(該当するサービスを)発表することにしているし、(両サービスは)異なるチームによるものだ。OpenSocialは、Android上で理由はとてもはっきりしていると思うが、うまく走るフレームワークとなるだろう。ディベロッパーたちは興味深いソーシャルアプリを構築しているし、Androidが普及するにつれてモバイル化という利益を得るようになるだろう」

動画を以下に貼っておこう。

[原文へ]

(翻訳:Nobuko Fujieda)

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