変な社名、焼き直しの起業アイディア、経験の浅い起業家、タダ飯…WSJが今朝(米国時間10/9)、シリコンバレーが第2のバブル絶頂期にあることを示すゲシュタルト心理学的証拠の数々を記事にまとめた。引き回しの先頭バッターはもちろん先月のTechCrunch40カンファレンスだ。約1000人が詰め掛けたんだからしょうがないが(ブースの女の子はカウントに入れないで)。
下らないものが大量に横行しているのは間違いない。 これについてはマイクも随分前から警戒を呼びかけている 。このブログには押し売りのサイト開設案内の投稿も毎日毎日ある。その手の投稿なら昨日だけでも17件あった。ひとつはHide Pink Shirt Guyという。何のサイトか見当もつかない。ま、私の知ったこっちゃないが。
しかし金融バブルとか、それ以外にもバブルを示すことはなんか起こってるだろうか? 大きなマネーが飛び交っているという事実は(まだ)ない。きっとFacebookの企業価値(バリュエーション)が$10B(100億ドル)だとか、$15B(150億ドル)だとかいう話がバブル説に油を注いでいるんだろうけど、Facebookは唯一の例外だと思う。 あそこは新たなプラットフォームを真に代表する会社であるからして、プラットフォームにふさわしい企業価値がついて当然、という実に納得のいく議論があるのだ(その逆を主張する納得のいく議論もある)。 しかし、シリコンバレーの金融バブルというなら、ちゃんと全地域的に企業のバリュエーションがバブってバブって現実と乖離し始めたという兆候を示さなくては。現実にはバリュエーションは確かに上向いている。でも、狂乱という域にはまだ達していないのだ。
たぶんこの件に関してはPaul Grahamの主張が当たっている。最近は本当に低予算でWebのスタートアップが立ち上がるので会社の数はものすごく多くなる。その多くは無意味だったり、二番煎じだったり、生煮えだったりする。でも、下らないものの中からも、何社かは長く続く何かを形作っていくだろう。バブルであれ、バブルでなかれ、ゲームを頭から変えてしまう彼ら(game-changers)の動きには見るべき価値がある。ただ彼らを探すにはガラクタの山も掻き分けていかなくてはならない、それだけのことだ。
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