PhotoBucketはMySpaceなしで生き延びられるか?
by Michael Arrington on 2007年4月13日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ビデオクリップのエンベッドに関してMySpaceがPhotoBucketの4千万のユーザーを締め出したというニュースをめぐっては、誰が悪いという非難や、その否定、だから言ったとか、言ってないとか、議論が賑やかだ。

私の見るところでは、Photobucketという最大の独立系ウィジェット提供企業に買収交渉が進行しているわけだが、MySpaceはこれををぶち壊すチャンスと見て、でかい「ファックユー」の中指を突きつけたのだと思う。Om Malikの考えは違っていて、 今回のブロックを招いたのはPhotobucketの自業自得と言っている。Robert ScobleはPhotobucketという企業・サービスを「寄生的」と呼んでいる。Nick Carrは、誰が悪いかは別として、こういう事態になるのは必然だったと述べている。

しかし重要な質問は「誰が悪いのか?」ではない。重要なのは将来への見通しであり、「PhotobucketはMySpaceなしで生き延びられるのか?」という質問だ。

私の考えでは、答えはイェスだ。

PhotobucketはYouTubeのような当初から強い赤字体質の会社ではない。長い間、黒字化を達成したか、ほとんど達成するところまで来ていた。最近は人員とインフラに投資したため赤字に戻っているだけだ。収入源も多様で、一部はプレミアムアカウントから来ているが、大半は自社サイトでの広告から来ている。

私は先月リークされた営業収入のデータを検討してみた。Photobucketの収入源の最大のものは自社サイトの広告収入で、これが2005年には63%、2006年には68%を占めている。リークされた文書によると、同社は今年、$32M(3200万ドル)の収入を見込んでいる。この見込みはかなり正確なものに違いない。というのはこの数字は買収希望の相手企業に配布されているものなので、将来これが水増しされたものだったとなると交渉そのものをフイにしかねない。したがってPhotobucketとしてはむしろ控え目な予測をしているはずだ。

この広告収入はMySpaceからブロックされたことでダメージを受けるものではない。2006年とは異なり、Photobucketは今や共有サイトとして独自の地位を築いている。これはまさにMySpaceが昨夜行ったような事態に対する備えだった。Photobucketによると、同社の処理するビデオのページビューの過半数は自社サイトにおけるもの(したがって広告収入を生むもの)だとしており、これは1年前に比べて大幅に増加している。同社によると、MySpaceにビデオをエンベッドしているユーザーは25%に過ぎない。現在の成長率でいくと、MySpaceのブロックがこのまま永久に続くとしても、ユーザーとページビューを現在の水準に戻すのにわずか半年か、それ以下の時間しかかからない。

それに多くのMySpaceのPhotobucketユーザーはPhotobucketでビデオをエンベッドする能力を失うより、MySpaceを去って競争相手のSNSに鞍替えする方を選ぶと思う。何時間分ものビデオをPhotobucket以外の別のサービスからアップロードし直すより別のSNSにプロフィールをつくり直す方がはるかに短時間ですむ。最終的にはPhotobucketの方がMySpaceよりユーザーをつなぎ止める力が強かったと判明するかもしれない。

Photobucketの幹部は 今日私が話してみたところでは元気が良かった。「過去24時間で、トラフィックは大幅に増加したし、メディアの注目も昨年1年分のトータルを上回った」そうだ。

[原文へ]

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