Change.org 2.0―政治家をイジメて敵方に献金しよう
by Nick Gonzalez on 2007年5月23日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

changelogo.pngわれわれは去る2月、社会活動家のコミュニティー、Change.orgがローンチしたときに紹介している。このサイトは最新のウェブの機能を非営利団体の活動と政治に生かそうとする慈善団体のひとつだ。このサイトはSNSを通じてChangeというグループを作り、社会的、政治的目的を追求するための調査や組織化の手段を提供する。Changeにはメンバーが写真、ビデオ、ブログ記事を投稿することができ、また関連ある非営利団体に資金や労力の提供を申し出ることができる。

今夜(米国時間5/21)、Change.orgは野心的なリニューアルを行い、バージョン2.0をローンチした。これによって単なる非営利団体の活動から脱して、政治的資金集めとロビー活動の領域に踏み込むことになる。ファウンダーのBenRattrayによると、「アメリカの政治家はこの大統領選挙の期間中に$3B(30億ドル)以上の政治資金を集めようとしているが、その半分は資金集めの活動そのものに使われる。(最新の総額はここに)。非営利団体は全米で毎年$250B(2千500億ドル)を上回る寄付を受けているが、やはり$50B(500億ドル)は寄付を募るための活動費用に使われている、とのこと。Change.orgの目的はこの資金集めのコストを下げることによって特定の利害を背景にした大口寄付者の影響力を殺ぎ、2500ドルの資金集めパーティーに出席する余裕のない平均的市民の声をより効果的に政治に反映させようとするものだ。

この目的に向かって、 Change.orgは実質的にすべてのChangeグループを政治活動委員会(political action committee= PAC)として組織化するため、 政治家のプロフィールのデータベースとChangeグループへの新機能の追加を行った。これ以降Changeは適切なチャリティーや選挙の候補に対する寄付を受けて資金をプールし、地元選出の政治家に対するロビー活動を行うことができるようになる。

changeorg2mini.pngグループごとにあらかじめ単一の寄付先を決めるのではなく、どの組織ないし候補がグループの追及する目的にもっとも適合しているか、メンバーが投票を行う。グループのメンバーであれば誰でも候補を推薦することはできるが、実際に候補のリストに「良い、悪い」の投票を行えるのはグループの「貯金箱」に寄付(最低10ドル)をしたメンバーに限られる。寄付を募るのはChange.orgのメインサイトまたはエンベッド可能なウィジェットを通じて行われる。

毎月、月末に、「貯金箱」に集められた資金は、投票の結果ランキングでトップだったN箇所の(デフォールトはN=3)に分割して寄付される。この際Change.orgの運営費用として1%が差し引かれる。寄付先が選挙の候補者だった場合は、その候補者は小切手を受け取るが、同時に対立候補にはその金額をマイナス表示したオモチャの小切手が送られて、敵方に献金が集まっていることを知らせる。民主党または共和党の予備選で勝利した候補に寄付するというような条件付で寄付を行うこともできる。Change.orgは勝者が確定しだいその額を送付する。

口先だけなく実際に金を出すという以外の貢献がしたい場合、ロビー活動をするオプションも用意されている。ロビー活動といってもきわめて簡単だ。まず自分が働きかけたい相手(州/連邦、上院/下院、知事/大統領)を決める。自分の住所とユーザーの主張を簡単にまとめたものを入力する。Change.orgのシステムが、メンバーのアドレスと名前で、メッセージを自動的に適切なアドレスに送る。このメッセージのコピーは、グループのロビーキャンペーン活動欄に相手の政治家のプロフィールと共に表示される。もし相手からメンバーのところへ返事があれば、メンバーはその返事も投稿することができる。

メンバーの善意に報いるべく、Change.orgはメンバーの貢献をスコアボードに掲示するなどの暖かい心遣いを用意している。スコアボードにメンバーがChangeに集めた金額の総計が表示され、感謝の印にバーチャルメダルが贈呈される。こういった表彰や実績の掲示はメンバーの友人たちに活動をうながすきっかけになると期待されている。しかしChange.orgがSeanParkerの人気のあるバイラルな慈善活動のサイト、Project Agapeに対抗できるような存在になれるかどうかはまだ分からない。

ほとんどの大統領候補がMySpaceにページがある昨今、ウェブが政治的に大きな役割を果たすようになってきたのは明らかだ。今日の政治活動家はYouTubeのような新しいメディアサイトを利用してメッセージを広めている (Vote Differentを参照)。Change.orgはこの動きにまた新たな手段をひとつ追加したといえる。

活動家はこれ以外にもidealist.orgdotherightthing.comsix degreestree nationessembly.comなどのサイトをチェックしてみるとよい。

[原文へ]

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