ChangeEverythingはカナダ発の43Thingsクローン。今月スタート予定でカナダ最大の信用組合が提供す
る。60年の歴史を持つVancity credit unionはChangeEverythingを金銭化するのではなく、長年続けている他のコミュニティ・サービスと共に、自社の金融サービスのブランドを広めるために使う考えだ。正式なスタートは18日(米国時間9/18)だが、今すぐ使うことができる。サービスの中心となるのはゴールの共有とディスカッション。ユーザーは自分たちのやりたいことをリストアップして、ゴールにタグを付け、説明や写真 を加える。他のユーザは、ゴールを見つけたら自分のリストに付け加えたり、コメントを付けたり、それについてブログを書いたりする。43Thingsが話 題を限定しないサイトであるのに対して、ChangeEverythingがターゲットにしているのは自分の人生や、とりまくコミュニティを変えたいと 思っているユーザー、中でもマイホームをもっと省エネにしたい、というような左派っぽいことに興味のある人たちだ。
サイトはVancouver のデザイン会社Social Signal製のDrupalをベースにしていて、43Thingsや43People,、43Places、AllConsumingなどをやっているThe Robot Co-opから強力な技術サポートを受けている。
他の企業がみな、ユーザコンテンツ新時代に合わせるのに苦労している時だけに、まもなくやってくるBudTVのようなやり方で実証されたユーザ作成広告モデルの新しい選択肢として期待できる。BudTVには、BudTube(仮称)というBudwieser版YouTubeクローンで、若者がビールのCMを自作したり共有するサービスができる予定だ。
作りは、43Thingsとはいくつか重要な点で異っている。43Thingsは全面的にタグベース、つまり共通のゴールは、ひたすら他の人がつけ たタグを探して見つけるしかない。一方、ChangeEverythingではユーザが付けたタグと従来型のカテゴリーを組み合わせ、さらにタグの入力 フィールドにはオートコンプリート機能があって、他のユーザがこれまでにつけたタグが表示される。このやり方ならば、同じようなゴールが分散してしまうこ とは減るし、この種のサイトの主要な目的である「共通ゴールの重なり」か増えることになるだろう。
ChangeEverythingでは、メンバー獲得強化のために、ゴールそのものの他にちょっとしたインセンティブとして、管理者が選んだ「ベスト寄稿者」にバケーションパックなどの賞品が贈られる。
43Thingsと違って、ChangeEverythingには、ゴールに「自分はもうやったことがある」というマークを付けたり「追求する価値がある のか」という疑問を挟むようなオプションはない。たぶん、そんな機能は左寄りの人たちにとっては非現実的すぎるのだろう。
RSSフィードはあるにはあるけれども、どこにも説明はない。ChangeEverythingは、技術っぽさを減らして、使いやすくしたプライベートラ ベルサービスで、ネットを使っているけれども43Thingsなんて知らない、という人があふれる大きな市場で、まだまだ伸びる余地があると思う。
僕が思うに、この会社はユーザに提供する価値の大きさと、それが会社にもたらす宣伝効果のバランスを考えた上でWeb 2.0をツールとして使うというやり方のすばらしい実例だろう。このモデルはすぐには儲けは出ないかもしれないが、MySpaceやYouTubeでくす ぶりはじめているような、アンチ企業的な反発を食う可能性は低いだろう。





