Chinswing、掲示板にオーディオを加える
by Natali Del Conte 2006 年 12 月 10 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

メルボルンに本拠を置く「Chinswing」は、10月に最小限のエンジェル投資を受けて静かに出発したオーディオ掲示板だ。コンセプトはシンプル。ユーザーは適当なジャンル(健康、コンピュータなど)の下に、おしゃべりを録音し、タイトルとタグをつけるだけで音声フォーラムのスレッドを立てることができる。

スレッドは一連のボックスで表示され、ユーザーの録音したメッセージが投稿された日付け順に掲載される。それぞれのコメントボックスには数行のテキスト欄があり、コメントの要約を記入できる。ジャンル別、あるいはスレッド別の議論の発展はRSSやウォッチリスト、ポッドキャストで簡単にフォローできる。スレッドは始めから順に再生することもできるし、途中を飛ばしてある個所から再生することもできる。オーディオの取り扱いとしてはこれがシンプルなのはわかるが、このようなリニアな処理では、スレッド途中のあるコメントからサブスレッドを分岐させるような曲がりくねった処理はできない。

音声コメントを投稿するためには録音機能を備えたソフトウェアを含む小さい.msi(Micorosoftインストーラー)ファイルをダウンロードしてイ ンストールする必要がある。このプログラムは再生/一時停止/録音だけの単純なものなので、録音機能はFlashを利用したエンベッドで実現してもよかったのではないかと思う。カラオケサービスのSingshot、オーディオミキシングサービスのJamglueなどはそうしている。

こういうサービスにはいくつかすでにライバルがある。Audioblogger(これはすでにサービス停止)、WildvoiceSnapvine,、Evocaなどだ。ChinswingやWildvoiceとは異なり、SnapvineとEvocaは直接会話サービスを提供するサイトではなく、ブログのプラグイ ン(Evoca)、Flashのエンベッド(Snapvine)という形で録音のテクノロジーを提供している。Evocaでは録音はユーザーのコンピュータまたは電話で行われる。Snapvineではユーザーはこのサイトに電話して録音を行う。

直接サービスを提供するサイトであり、しかも音声だけでしかコメントを投稿できないというモデルはChinswingの成長の可能性を狭めるものだ ろう。バイラルな影響をもつような独自のウィジェットなしでは、Chinswingはコミュニティーをゼロから作りあげねばならない。音声によるコメントしかサポートしないのでは、何かちょっとテキストでコメントしたいユーザーをすべて締め出すことになる。YouTubeのようなビデオサイトもOdeoのようなオーディオサイトもテキストによるコメントをサポートすることで多数のユーザーを得ている。

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