Citizenbayは都市別のニュースを中心とした市民ジャーナリズムプロジェクト。アメリカ、フランスの60都市で、読者からその日のベスト10に選ばれた記事の投稿者には報酬が支払われる。今月終わりに公開予定。これは、ニューヨークに拠点を置くOleg Tscheltzoffによるプロジェクトだ。彼は、自身による他のプロジェクト、ストックフォトサービスFotolia(Mike Arringtonがポジティブなレピューをここに書いている)で「コンテンツに対するマイクロトランザクション(小額決済)」モデルがうまくいくことは立証済みだと話す。運営開始以来1年、TscheltzoffのFotoliaに含まれる写真は125万以上にのぼる。
「ウェブは世界を身近なものにする」とは、すでに長年言い古された表現になった。しかし、今ウェブ上でのローカル情報の重要性に注目する必要がある。(大物たちが地域検索でしのぎを削っているのを見てほしい)。 Citizenbayはうまく構成されているし、ソーシャルニュースを取り巻く環境内で機能するかもしれない。だが、ソーシャルニュース分野は他サービスの急速な参入によって競争激化が起こりえる。それに、このタイプのどんな新サイトものんびりと安心してはいられない。Citizenbayは、この先数週間内に予定されるローンチの通知メールの受信希望者を募っている。
都市別に、日替わりのトップ10が読者からの投票により決定。トップ10に選ばれた自作コンテンツ投稿者には1ドルから5ドルが支払われる。他者のコンテンツを投稿し、都市ごとの日替わりベスト10に入選した投稿者にはコンテンツにつき1ドルが支払われる。プロのジャーナリズムでないかもしれないが、トップユーザーにとってはかなりの大金になるかもしれない。最近見たところだと、AdSenseの収益共有を上回る場合も出ているようだ。
投稿者のニュース記事に対して報酬を支払うサイトとしては、韓国のOhMyNewsがおそらく最善の例だろう。しかし、特異なアプローチではない。Citizenbayは多様なタイプのメディアを一つのサイトに取り込んだ点で際立っている。一例として、Citizenbayはフランス最大のYouTubeクローンのDailyMotionとパートナーシップを提携。これにより、投稿ビデオは都市名をタグとして自動的に両サイトに掲載される仕組み。
Citizenbayはユーザーから投稿されたコンテンツ(テキスト、写真、ビデオ、音声)を、ajaxを駆使したソーシャルネットワークスタイルで表示。対象カテゴリーは、クラシファイド広告、クーポン、それにローカルイベントなど。それにコンテンツ重複防止フィルターを備える。ローカルに重点が置かれた広告は通常のCPMに比べ、より高めに見込めるだろうとTscheltzoffは考える。また、フランス拠点の自身のウェブホスティング企業を売却した残りの資金を、サイトが軌道に乗るまでの期間ユーザーへの報酬支払いに充てる予定。サイトが充分に活気づけば、いくらかのクラシファイド広告に課金予定。
ユーザーは、地域、トピック、または作者ごとのニュースチャンネルを簡単に購読可能。こういった全ての機能は納得できる案だし、サイトは比較的利用しやすい。だが、成功するためには、これ以上の何かが必要なのではないかと思わざるを得ない。フランスのDailyMotionとのパートナーシップは大きなメリット。おそらく、Citizenbayが同様のパートナーをアメリカでも見つけることができるなら、成功のチャンスはより大きなものになるかもしれない。

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