ClipSyndicateと呼ばれるサービスを通じて、TVの地方局ニュースの動画クリップが、ウェブでも利用可能になりつつある。ClipSyndicateサービスはこれまで一年以上の間ベータ段階にある。同サービスはニューヨーク市に拠点を置くスタートアップ企業Critical Mediaのもので、アーカイブにはニュースクリップ200,000以上が収められ、またABC、NBC、CBS、Foxなどの200程度の地方局からのもの、それにBloomberg TV、AP、UPI、New York Timesなどによる動画を毎日1,000程度追加し続けている。ベータ参加しているのはMilitary.com、Construction.com、PetHealthFocus.comなどニッチウェブサイトおよそ350。そしてこれらを合わせると月間最大200万に及ぶClipSyndicate動画が提供されるという。
現在、ClipSyndicateはAOLのTruveoや、その他のMagnify(以前にここでお伝えした)やLingospotなどの動画サイトにAPIを公開している。例えばTruveoの場合、通常の動画検索結果にClipSyndicateの動画が含まれ、埋め込まれているClipSyndicate playerで再生される、といった具合。このMagnifyのBarack Obamaページでは、ClipSyndicate動画の「オバマニュース」が表示される。そして、検索結果部分にマウスを重ねるとテキスト中に検索結果の吹き出しが表示されるLingospot(左記参照)では、吹き出し中にClipSyndicate動画を表示可能だ。また、Beboでは、ClipSyndicate動画を発見できるようになっている。もっとも、かなり苦心して探すことになるだろう。というのも同ソーシャルネットワーキングサイトとの間に正式な契約はまだ結ばれていないからだ。
一部の動画のエンターテイメントとしての価値を感覚的につかんでもらうために、サンプルを置いておこう。青ざめた皮膚を持つ男性が、彼の現状により理解のある人たちを求めてカリフォルニアに引っ越すというニュースをオレゴンのテレビ局が伝えているニュースクリップだ。
ClipSyndicateは、動画と共に広告を提供しており、その売り上げ配分は次のとおり。コンテンツプロデューサー30%(例:ローカルTV局など)、APIパートナーあるいは動画が表示されたウェブサイト20%、そしてClipSyndicateに50%(ベータ参加とAPI利用は招待限定だが、同社では第1四半期終わりまでに一般公開を計画している)。
Critical MediaのCEO Sean Morganは、彼の販売方法による動画広告のCPMは$50ドル、一方、広告ネットワークにより配信が設定されているものは$8ドルから$12ドルと言う。これはターゲット層を非常に絞り込んだサイトで広告が表示されるため。例えば、PetsHealthFocusに表示されているThink Yummy Chummy広告など。同氏にとってうまみのある広告スポットは、住宅ローン、ペットと動物、それに健康関連のサイト、また、各種サイトの広告ネットワークで配信される広告のクリックスルー率がおよそ0.25%であるのに対し、同社による画像を利用したバナー広告のクリックスルー率は3%に近いとも述べた。
彼が最もわくわくしているのは動画によるブランド広告と検索による特定性を融合することだ。例えば、TruveoでAPIを通じて検索条件を引き渡することで、実際の動画の内容に加えてどのようなタイプの広告を表示するかについて知ることができる。ClipSyndicateのビジネスモデルが発展するにつれ、動画におけるロングテールで実際に利益をあげることが可能かどうかが分かるだろう(もっとも、ここで対象となる動画はプロ級のもので、ウェブ上で見かけるユーザー生成動画に比べるとレベルの高い仕上がりとなっている)。
CrunchBase:ClipSyndicate、Magnify.net 、Truveo
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(翻訳:Nobuko Fujieda)




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