昨年、Facebookはそのつどとかくの批判にさらされながらも一歩一歩地平線を広げてきた。まずニュースフィードのサポートがあった。それから参加資格を高校生へ広げ、さらに一般公衆へと拡張した。全体としてこの拡張は成功したといえる。Facebookの成長率は改革のたびに跳ね上がった。しかし一部にはFacebookが大学生だけのものだった時代をなつかしむユーザーも存在する。
College.comはそういうユーザーを取り込もうとしている。このサイトは他のSNS同様の基本的機能を全部備えている他に、大学生のために特にカスタマイズされた機能を提供する。フロリダ州立大学の3万人の学生を主なユーザーとしてベータ版を公開したところだ。卒業生も対象にしているので参加資格は、「.edu」アドレスの有無にかかわらず一般に開かれている。
他のSNSと同様、ユーザーはプロフィールを作成し、友達を追加し、ブログ記事を投稿し、イベントを開催し、グループに加わり、ビデオを投稿し、といった活動ができる。ただし、これらの活動はすべてユーザーが在学している、あるいは卒業した大学に関連づけられている。Facebook同様、閲覧資格はどの大学のネットワークに加入するかによって決定される。ただし、この資格はメールアドレスのドメイン名で決まるわけではない。これらの役に立つ機能に加えて、College.comにはいくつか独自の機能もある。細かいが役立つ機能には、デート相手の相性診断や、flashカード、ニュース掲示板、設定した時刻に電話を鳴らしてくれる目覚ましコール機能、などがある。
このサイトの最大の特色は大学別の機能だ。Facebookに以前にあった機能だが、College.comはプロフィールで大学の授業の時間割を検索したり掲載したりできる。学生生活を助けるため、教授陣や学生クラブ専用のプロフィール機能が用意されている。教授陣のプロフィールは大学別のディレクトリに掲載され、経歴を調べたり、評価を投稿したりできる。Greek Systemと呼ばれる機能では男女の学生クラブがリストされ、新しい組織を掲載したり、参加したりできる。
ただし、こういった機能はサードパーティーが開発するアプリケーションとしてFacebookに付加されることになるのではないかと感じざるを得ない。言うまでもないが、大学生を対象にしたFacebookのライバルはConnectU、CommonRoom始め多数立ち上げられている。いずれもユーザーの拡大を維持するためには卒業生に参加資格を広げていかなくてはならないだろう。しかし、MyYearbookは高校生対象のSNSでかなりのユーザーベースを獲得している。College.comも同じことができないことはあるまい

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