シアトルに本拠を置くRedfinは家を買うときに買い手側の仲介業者あるいは代理人の役を務めてくれるサービスだ。
われわれは2006年半ばごろこのサービスがローンチした際、仕組みについて詳しく説明している。1年後にRedfinはCBSの人気ニュース番組「60 Minutes」に登場した。その間、「買い手は不動産業者を通さず、Redfinサービスをその代わりに利用する、契約が成立するとRedfinは買い手が負担する仲介手数料の3分の2を買い手に払い戻す」というモデルは各方面から訴訟の危険にさらされてきた。払い戻し額の平均は$10,520だという。
ところが、Redfinが明日発表する予定のレポート(この記事の最後にエンベッドしてある)によると、同社を利用する経済的メリットはこの払い戻しだけではないらしい。統計によるとRedfinを利用した買い手はブローカーを利用した場合、言い値より相当に安い価格で家を購入できている。レポートには2007年2月から2008年2月までの2つの都市、サンフランシスコとシアトルでの例が紹介されている。
Redfinが示したデータによると、同社の利用者は平均して言い値より1.015%安い価格を支払っている。これに対して仲介業者の場合はたった.087%しか安くなっていなかった。金額に換算すると、Redfinの買い手は不動産業者を利用した場合に比べて$5,048ドルを節約できたことになる。この節約はRedfinがなければおそらく得られなかったはず。
そこでこの2つの利益を足すと、家の買い手は$10,520 + $5,048、つまり$15,568節約している。
われわれに提供されたデータをもう少し詳しく見ていくと、地域によってRedinの買い手が大いに値下げを勝ち取っている地区があることがわかる。たとえばSanta Clara郡ではこの交渉による値引き額は$16,107にもなっている。さらにRedfinのビジネスモデルでは、顧客サービス担当のエージェントに対して成約額に基づくコミッションを支払っていない。その代わり、顧客の満足度に応じたボーナスを支給している。これによって担当者は顧客が満足するよう努力する、なかんずく、なるべく安く物件を買えるよう真剣に交渉す図ることになる。
このモデルは効果があるようだ。Redfinはこれまでに 1500件以上の取引を成立させ(08/1/31/08現在)、大いに満足しているユーザーに払い戻したコミッションの額は$12M(1200万ドル)にも 上る。
ちなみに、もう誰も覚えていないかもしれないが、私がシアトルとシリコンバレーとで働く環境を比べて論争を挑んだ相手というのが、このRedfinのCEO、Glenn Kelmanだった。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)




