ConceptShareとThinkature: ビジュアル共同作業に2つの異なるアプローチ
Marshall Kirkpatrick
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分散したユーザーたちがネットで行う共同作業、これがソフトウェア開発を次の段階に進めるキー要素だということは多くの人が認めている。共同作業向けサー ビスはますます軽量化が進み、パワーもアップ、ずいぶん使い易いものになっている。僕らが見た範囲では、この領域の新規参入企業で際立った強さを見せてい るのがConceptShareとThinkature。どちらも強いが、互いにかなり毛色の異なる会社だ。どちらもユーザーがビジュアルの共同ワークスペースを作って、作業動向をマークしたり、ワークスペース内でチャットが楽しめる。ビジュアル・デザイナー、 イベント企画担当者、ビジュアル資料をメールやファックスでやり取りするのはそろそろ止めにしたい人なんかにとってはまさに探し求めていた通りのサービ ス。Thinkatureの方がサービスはシンプル。無料で今すぐ使える。よりパワフルなサブスクリプション・ベースのConceptShareの方は数 週間以内に市場デビューとなる予定だ。
Adobe、Microsoftはじめ大企業各社もいろんな共同作業用ツールを打ち出しているけども、これら2社は規模こそ小さいが、その実現するサービスはより快速でシンプル、安価だ。
ConceptShareはTechCrunch パーティ#7会場でデモ展示した企業。やっとローンチ秒読み段階まで完成に漕ぎ着けた。ベータのアカウント登録希望を出した人には来週案内が回る。商用 サービスの開始は約2週間後。サービスは主にビジュアル・デザイナー向け。Flashベース。かなりすごいツールだ。
全部で3人の小さな会社だが、地元のエンジェル投資家から半ミリオン(50万ドル)調達した。
Conceptshareの実現するワークスペースにはコンセプト・ページが複数あり、コメントはスレッド別に表示。コメントの山に圧倒されないよう、コ メントは1個ずつクリックスルーして読む仕掛け。写真は線描&ズームイン可能。スクリーンショットはURL入力で簡単にインポートできる。また、ワークス ペースの全モジュールはボーダーをドラッグするだけでリサイズできるので、これなら例えば最新のチャット15行を見たいと思ったらそれも簡単に変更可能だ し、会話中のイメージ表示でスクリーンの空間をムダにする恐れはない。
価格は最終ではないけどもストーレッジ最大5MBのワークスペースは無料になりそう。中間価格帯は段階的。で、エンタープライズ用サブスクリプションサー ビスは月額$200から。ハイエンドのサブスクリプションでは自分のワークスペース全体をブランド統一する機能も込みだ。
Conceptshareのあと一つの注目機能はエキスパート・ディレクトリだろう。当面はシステム内でトピック別に専門家によるデザインのコンサルティ ング・サービスを有料で提供していきたい方針。どこまで効き目があるか僕には疑問だが、ビジュアル・デザイン市場はもしかしたらオンラインの短期コンサル ティングに最も向いている市場のひとつかもしれないしね。
Conceptshareはとても使って楽しいサービスだが、用途はビジュアルデザインにかなり限定される。2サービスを比べたらパワフルなのは当然こっ ちだけども、無料のシンプルなサービスを探している人にはConceptshareは向いていないだろう。以下の動画は、Conceptshareチーム が作ったデモ。
Thinkature

Thinkature はYCombinatorのスタートアップ。Olinカレッジを出たばかりの新卒2人が始めた。Conceptshareの1割程度しか、たぶん投資は調達できていない。Thinkatureのサービスは無料で今すぐ使える。正式ローンチは10月。ConceptshareがFlashインターフェイスを使っているのに対し、ThinkatureはすべてHTMLとJavascript。同期通信に はhttp接続を継続的に使っている。ワークプレイスには画像とテキストが取り込めるほか、ボックス同士を繋げたり、リアルタイムでチャットしたり。この チャットは最新のものだけ表示するが、タブをクリックすると全履歴が閲覧可能。
Thinkatureは、アイディアの発展プロセスをビジュアルで追うにはピッタリのソリューションだ。写真はリサイズできるが、 Conceptshareのようなズーム機能は備えていない。僕に自分からすすんでアピールしたいようなビジネスモデルではなさそうだったが、サブスクリ プションやストーレッジの一歩先のモデルを現在模索中とのこと。ターゲットのユーザーはwikisが好きな人たち、と同社。これまで見てきた中では教育・ 製品デザインが異色の用途だ、という話だった。
デザイン・プロセスの共同作業で使える快速な無料サービスをお探しの人には、Thinkatureがピッタリかもしれない。
共同作業用ソフトウェアの市場は十分大きいし、この2つの会社もたぶん必要以上にユーザーを探すことができそう。それはとても興味深い。サービス内容はよく似ている企業だが、アプローチは違うし、アピールするユーザー層も別々のような気がする。
この領域ではGEのImagination CubedとVyewも注目したい企業。
タグ: Conceptshare, Thinkature
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2006年 11月 12日 at 7:30 am