ConnectBeamは、まだ生まれて数週間のスタートアップ。ソーシャル・ブックマーキングの企業セクターへの導入を推進する会社である。消費者サービスとビジネスユース相互の掛け合わせが消費者サイドから始まるのは好ましい動きだが、これもその一つと言える。ConnectBeamを使えばアイテムに簡単にタグをつけて個人/共有アーカイブに保存が可能。これは企業イントラネットでも使える。 ソーシャル・ブックマーキング技術の利点をストレートに活かした利用法に、良質なタッチと基本的なビジネス指向性を加味した。チームを率いるのはカリフォルニア州ニュワーク市のPuneet Gupta氏とPrem Malhotra氏の2人。最初は学生向けのシステムとしてスタートしたが、学術専門出版社Reed Elsevierと大手ベンダー各社がこのシステムをビジネスに利用したいと言い出し、ConnectBeamは第2のスタートを切った。Gupta氏によれば今は多数の潜在顧客と対話を続けながら積極的に出資元を探している最中という話だ。
ConnectBeamはその使い易さとセキュリティの両面において、とにかく素晴らしい。 サイトはソーシャル・ネットワーキングをほんの少しブックマーキングに組み入れたデザイン。ユーザが使う自分専用のアーカイブはトピックページ別に整理されており、他の人たちを招いて社内や外で閲覧したりページにリンクを張ることができる。パーミッションが撤回できるのも優れもの。ファイヤウォール内イントラネットの各ページはIP妥当性検証でブックマークやアクセスが可能だ。
ユーザ専用アカウントはメール・ドメインと関連付けて生成する。商用メールのドメインはアカウント開設に使えない。これを読んでる皆さんも大手ウェブメール以外の自分のメアドを使えばConnectBeamに無料アカウントを作ってお試しできるはず。ドメイン1個につき新着5人まで無料で、5人を超えると団体用の段階的課金システムが適用となる。
自分のアーカイブにURLを加えるConnectBeamのブックマークレットは必要なフィールド全てを自動的に実装していってくれるほか、ページの画像を加え、ページ概要からタグを推奨してくれる。アーカイブ・プロジェクトのページにはコメント機能もあり、自分専用アーカイブと全社アーカイブの検索も可能だ。
幅広い製品と情報を扱う大規模なウェブサイトを持つ企業は、プライベート・ラベル・ソリューションとしてこのConnectBeamを使うこともできると、Gupta氏は語る。決済処理はオンラインのリサーチで大体処理し、潜在顧客はブックマーキングシステムを使って製品&情報ページを保存、後で戻ってゆっくり閲覧できるという仕組みだ。ベンダーにとっておそらくもっと重要なことは、予測やサプライチェーン情報といった貴重な情報を提供できる点だろうと、Gupta氏は言う。
大きな組織や企業にとってソーシャル・ブックマーキングが使えるソリューションだという話は山ほど聞いてきたが、そのほとんどは一般の消費者向けグレードサービスであるとか、社内で開発された社内専用システムの域に止まっていた。このサービスはこれを専門に扱うベンダーにとってもポテンシャルのあるサービスだと思う。
企業が何故手持ちのサービスにソーシャル・ブックマーキングを加えてくれるよう既存の大手ベンダーに頼むのではなくスタートアップのサービスを採用したがるのか、Gupta氏に尋ねてみたところ、やはりスタートアップの方が対応も迅速で素早く柔軟だからじゃないかな、との回答。それはWeb 2.0物語を物語る上で大きなパートを占める話だ。ConnectBeamがこの物語を現実のものとできるかに注目したい。
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