Daily Strength: オンライン支援と、治療情報総合サイト
by Marshall Kirkpatrick on 2006年11月8日

Daily Strengthは新しくできたソーシャルネットワークで、健康面、精神面、生活環境など事情の異なるさまざまな人々が、悩みや解決方法について話しあう場を提供している。オンラインの医療行為で収益を上げようというソーシャルネットワーク気取りは今後いくらでもててくるたろうが、ここはちょっと違う。Daily Strengthには本物になれるだけの経営陣と、機能が揃っている。 ニッチのソーシャルネットワークで、バリュー・アド(情報分析 機能付き広告)を提供しつつ基本もしっかり押さえている、実に良い例だと思う。

このサイトを起こしたDough Hirshは、Yahoo!の最初のメンバーのひとりで、直前はFacebookにいた。サイトのルック&フィールは、どことなく前の2つの会社のサービスに似ている。Hirshによれば、だいたいのニッチ向のソーシャルネットワークはメンバーを集めて、ブログツールを作って、はいオシマイ、だという。Daily Strengthはそこから先をしっかりやっている。先週、ここに載せたSix ApartのAndrew Ankersのインタビューで話に出たように、ソーシャルネットワークにはまだまだいくらでも良いものを作る余地がある。Hirshは、ネット上の人たちの悩みの多くはセックス、お金、健康に関することだと確信していて、健康に関するネットワークは、全く未開拓の市場であると語っている。

Daily Strengthで「コミュニティ」と呼んでいるのは、他では「コンディション(状態)」と呼ばれるようなもので、視覚障害や聴覚障害といった体験を病気のひとつと考えることにこだわらない人たちには喜ばれるかもしれない。もうひとつ、このサイトでは「プレビュー」いう言葉を「ベータ」のかわりに使ってい る。これを好む人もいるに違いない。

Daily Strengthで注目すべきなのは、ユーザーがそれまでに受けた医療や心理療法の治療について説明すること。そこにはどんな状態のための治療だったか、効果があったかなどの他、自らの体験談も書く。この情報は、状態、治療法ごとにまとめられて、同じ状態の人はみんなどう対処しているのか、あの療法は実際どういうものなのかを探すことができる。今のところコミュニティによって参加人数はまちまちで、勃起障害のコミュニティに は誰も入っていない(気にしている人がいるかもしれないので)。

Lexapro (米国製の抗うつ剤)を使ってみようかと考えたことは? Daily Strengthで、これを使ったことのある58人のうち、効いたという人は45%だけだった。これは興味ある情報だ、ただし、効果に不満を言っているのが競合製薬メーカーや、PR会社の社員でないとすれば、だが。

会議室のサポートの機能も大いに役に立ちそうだ。友人のNancy Whiteと、彼女のかかわったMarch of Dimes(米国のボランティア団体)のプロジェクト、Share Your Storyについて話したところでは、医療に関するソーシャルネットワークやブログは大きく伸びる可能性がある。


これまでにデータベースには2万5000の治療情報が集まっている。どの治療方法にも状態にも会議室と、Yahoo!連携ニュース、それにそのテーマに関するWikipediaの項目の抜すいがある。同社では医者4名に報酬を払ってサイトに参加させており、また、ユーザーが提供した医療に関するリコメンデーションには、助言を加えたり削除するなど注意深く対応している。Hirshによると、これまで話をした医者の多くはこのサイトを全面的に歓迎しており、それは、患者が治療を受ける前や後に、自分で知識を得る方法のひとつだからだという。このサイトには、資料室もあり、例えばユーザーから寄せられた 「無グルテン食」のレシピなどを検索することができる。ターゲットは主として女性で、これはHirshがFacebookのトラフィックの75%が女性だったのを見て、ソーシャルネットワークにとってはまず女性、ということ学んでいたからだそうだ。

ここ何週間かのうちに、サードパーティーと提携してチャットやビデオが提供され、写真共有も改善される予定だ。広告収入はDaily Strengthと、コンディション毎にメンバーの投票で選ばれた慈善団体とで分配される。Hirshは今、大きい製薬メーカーとのことは決めかねているが、おそらく 「健康」志向の広告主中心に広告費を集めていくことになるだろうと言っている。

女性、健康、コミュニティ、情報資源がこれからのウェブにとって重要な要素であることは誰もが言うこと。もちろん、女性には単に消費者市場としてだけでなく、新しいウェブを作っていく上で対等の当事者になってほしい。Daily Strenghtはよく考えて作られた役に立つサイトで、こうした市場セグメントにピッタリ噛み合っていると思う。

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/diettelivision-weight-loss-20/ TechCrunch Japanese アーカイブ » DietTelevision: 減量2.0

    [...] 現在47種類のダイエットの情報が揃っている。検索するには、12種類のスライダーを動かして、自分にとって重要なダイエットや食事の要件を指定すると、いちばん要望に合ったダイエットをサイトがリコメンドしてくれる。ユーザーは、ダイエットに関連しているサイトであれば外部へのリンクを置くこともでき る。 実際にやってみる前に、そのダイエット方法のことをよく知っておくには絶好の手段だ。見方によっては、きのうレビューした治療情報の統合レビューサイトの DailyStrengthに似ているともいえる。サイトの一部は、Amazonを参考にしているのが分かる。このローンチでよかったことのひとつは、スタート時点ですでに数百人のベータ版ユーザーがいたことで、おかげで集約(アグレゲーション)の仕組みが機能していることがすぐわかる。 今後、大きく機能拡張していくことだろう。サイトに入る予定の栄養士によるビデオが80本ある。同社は音声認識ツールを導入して、例えば「今、インド料理のレストランにいるんだけど、何を注文したらいい?」などと電話した時に食べる物を認識できるようにする予定だ。スポンサー付のウィジェットも山ほどもあって、例えば、どれだけ水を飲む量が増えてきたかを追跡する water trackerなど。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081203dailystrength-not-strong-enough-to-go-it-alone/ 健康医療系SNS「DailyStrength」が独立経営に行き詰まり

    [...] DailyStrengthの月間ユニークビジター数は多い時でも70万人どまりだった。サイトには減量からがん闘病まで幅広いテーマの健康医療コミュニティとセルフヘルプ系フォーラムが計500集まっている。同社はRedpoint Venturesから$5M~$7M(500万~700万ドル)調達済み。ここでは2006年に一度紹介している。 [...]