2007年7月11日

動画世界2番手のDailyMotionが米上陸

Nick Gonzalez

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dailymotionlogo1.pngパリが本拠のDailyMotionはずっと前からアメリカでも使えたが、今日(米国時間7/10)、Time Warner国際マーケティング部門元シニアVPのJoy Marcusをトップに迎え、米国内営業拠点を正式に開設した。

Dailymotionは世界最大級のソーシャル動画サイト。業界トップのYouTubeに大きく離れ2番手のポジションを保持している。今年4月現在のユニークストリーマー(動画配信利用者)数は470万人、対するYouTubeは今年3月実績5350万人Comscore調べ)。 Comscoreによると、しかし、DailyMotion利用者の動画視聴時間はMetaCafe利用者の4倍という。もっともMetaCafeにはダウンロード可能なプレーヤーがあるので、この統計はアテにならない可能性もあるが。

DailyMotionにとって米国は、フランス国外では2番目に大きな市場。今回の動きは妥当と言えそうだ。差別化を図るため、同社では自社の MotionMakerプログラムを通して、プロのコンテンツを作成し、コンテキスト連動型広告を導入し、人気トップのコンテンツのプロデューサー(法人・個人)には報酬を与える、ソーシャル動画の3連勝単式ともいうべきサービス展開を計画している。

プレミアムコンテンツのサービスの詳細は明らかになっていないが、同社では現在この分野に精通したクリエイティブおよびプログラマーのチームを編成している。このチームは、MTVネットワーク出身でFuseとVHiの開発担当エグゼキュティブを務めたDanny Passmanが率いる。また、彼以外にも何人かMTVエグゼキュティブを取締役に引き抜いた。国際コンテンツ買収開発イニシアティブを総括するのは、 MTV英・アイルランド支社元GEでFuseエグゼキュティブVPのCatherine Mullenだし、ドイツ国内事業のトップもやはりMTVネットワーク元社員Werner Brellだ。

DailyMotionの話によると、バナーあるいは、動画内広告の“画期的フォーム”を採用することで動画から利益を上げたいということだ。“コンテキスト連動型のインストリーム広告”も導入するというのだが、これはつまりはインタースティシャルな動画広告を使う、という意味だろうか??

広告プラットフォームを自社サイトに導入することは当たり前のようでいて、そうではない。動画コンテンツを吟味して広告を動画にリンクさせる、これはとても複雑な問題なのだ。それは「動画広告スタートアップ各社のソリューション徹底比較 」のまとめをザッと見て分かるだろう。DailyMotionがプロデューサーとどう収入を分配するかについては不明だが、MetaCafeの真似をするなら、トップのプロデューサーに小口のキャッシュを渡すだけかもしれないし(MetaCafeは2万ビューで$100の報酬)。

DailyMotionのようなソーシャル動画サイトは、YouTubeに大きく水をあけられているわけだが、それでも2番手争いは重要だ。YouTubeに賭け繋ぎ(二股でリスクを分散する賭け方)したいコンテンツパブリッシャーに大事なチャンスを提供するのも2番手以下のサイトなら、Googleがオンライン配信の全てを独占してしまわないよう踏ん張ってくれてるのも彼らなのだ。

[原文へ]

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