EQOはモバイル向けクライアントの新バージョンをローンチした。SkypeはiSkootと提携して、携帯用の公式Skypeクライアントに選定したが、この際に、EQOがiSkootの直接の競争相手だった。このほどEQOはサービス内容をリニューアル、Skypeの携帯用クライアントの代わりに、自社ブランドで携帯用VOIPサービスを提供する。EQOは先月$9M(900万ドル)を調達している。
新しい携帯用クライアントはこの変化をよく表している。新しいクライアントは、Javaをサポートする携帯で作動する。完全なコミュニケーションセンターの機能を果たすようデザインされており、VOIP通話だけでなく、マルチプラットフォーム(MSN、YAHOO、AIM、GoogleTalk、ICQ、Jabber)のIM、テキストメッセージまで電話の通常の機能をすべてこのユーザーインタフェースから実行できる。この点ではNimbuzzも同様のJavaクライアントを1月にリリースしている。Fringも似たようなアプリケーションだが、Nokiaの携帯向け専用だ。TalksterはWAP(Wireless Application Protocol )に準拠したブラウザ用のバージョンを提供している。
一部の機種ではEQOクライアントに携帯電話のアドレスブックをインポートできるのでいっそうシームレスな統合が図れる。IMの通話先もユーザーがEQOを利用してネットワークにログインすれば(バスワードなどユーザー情報はサーバではなく携帯側に保存されている)自動的に追加される。
たいていのライバル同様、EQOも長距離(国際)通話をする際に、長距離回線の部分を安価なIP回線を使うことで料金の節約を図る。簡単にいえば、ユーザーは市内通話でEQOのサーバを呼び出し、サーバは安価なインターネット経由でデータを送り出す。データは相手先の市内で通常の電話回線に戻され、相手を呼び出す。この場合通話料金は市内通話の契約料金になり、VOIP回線の部分のデータ料金は通常の音声通話に比べて95-98%も安い。呼び出し側はEQOのアカウントにあらかじめポイントを購入しておく。ただしEQOユーザー同士の通話は無料だ。
EQOのIMシステムにはプレゼンス情報機能が組み込まれている。つまり、友達のうちの誰がEQOのIMネットワークでオンラインになっているかがわかる。折り畳み式携帯の場合、畳まれた状態でアプリケーションの作動が自動的にストップしてしまうのでプレゼンス情報の取り扱いが少し面倒になる。この場合、IMを始める前に友達にSMSを送ってオンラインになるよう促すことになる。IMチャットには携帯のキャリアの料金プランによるデータ料金がかかるだけで、EQOからは料金がかからない。友達がEQOユーザーでない場合、ユーザーに加わるよう招待することも簡単にできる。EQOのメッセージ(テキストメッセージ)の場合も同様、EQOに加わるよう招待できる。EQOメッセージはEQOユーザーでない相手にもSMSとして送信できる。ただしこの場合、携帯キャリヤが定める通常の料金がかかる。
EQOのユーザーは従来のバージョンで10万人だ。この分野に多くの企業が参入してきている理由は簡単に理解できる。調査によると、国際通話の市場規模は現在$292B(2920億ドル)だという。VOIP通話は、携帯電話の使いやすさを維持したまま、この巨大マーケットのかなりの部分を侵食することになるだろう。
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