eXpressoはExcel表計算ソフトをベースに作られたオンライン共同作業ツールだ。いささか後発組ではあるが、eXpressoは他の分野の生産性ツールの開発にも乗り出す計画だ。月曜日にはNovusとRocket Venturesから新たに$2M(200万ドル)を調達したことを発表する予定。同社は近くさらに$2M(200万ドル)を調達する計画だ。今回のラウンドは、最近同社が開発したオリジナル製品、SmartDBをRocket Software(同名のベンチャーグループとは無関係)に売却して数百万ドルを得たのに続く資金調達となった。この資金は現在のExcel関係のツールの機能拡張と同じくオンラインでのPowerpointアプリケーション(来夏リリース予定)の開発に向けられる。
しかし、eXpressoはExcelに対抗しようという単なるAJAXを利用したオンライン表計算アプリケーションではない。むしろこれはMicrosoftのオンライン表計算エディターである「MicrosoftExcel Web Component」を利用して、その周囲に一連の共同作業用のツール配置し、さらにバックエンドに隠されたデータベースにデータをホストするサービスだ。これによって他の表計算ツールが直面しているExcelの表計算シートをインポートする場合の互換性問題に直面せずにすんでいる。この点、eXpressoの立場はMicrosoft自身のテクノロジーに強く依存するといういささか特異なものとなっているが、CEOのGeorgeLanganは「わが社のテクノロジーはMicrosoftのサポートなしでも十分に開発を継続することができる。またわれわれの開発したデータベース・システムは多くの独自の知的所有権で守られている」と私に述べた。Microsoft自身はこのOfficeWeb Componentsの開発中止を発表しており、それに代えて、「Microsoft Sharepoint」をベースにした技術を開発することとしている。
eXpressoの表計算エディターの作動はスムーズで、インタフェースはよく見慣れたものであり、Excelの機能の多くをオンラインで利用可能にしている。ユーザーはセルを編集し、計算式を追加し、さらにソート、フィルター、各種書式の適用が行なえる。ただし、GoogleとZohoも最近、積極的にこれらの機能を追加しており、オートフィルやグラフ機能もサポートされるようになった。またGoogleやZohoは他にも多くのオンライン・アプリケーションを提供している。一方、eXpressoではプラグインを通じてサービス中から新しいファイルを作成したり、既存のExcelファイルと同期を取ったりすることができる。eXpressoはまたファイルへのアクセス許可(セル範囲まで指定可能)や、リアルタイムのチャット、ファイル管理(バージョン管理、表の比較)などの機能がサポートされている。eXpressoは現在無料でベータ・テスト中だが、正式リリース後は1ユーザーあたり10ドルか、それ以下の有料となる予定。
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