Fabrikメディア・ストレージ、ベータ版アカウントを限定オープン
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by Marshall Kirkpatrick on 2006年7月11日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Web 2.0に特化したマルチメディア・ストレージ・サービスのFabrik社が、ウェブ・アプリケーション を一部のベータ版ユーザに本日(米国時間7/10)公開する。さっきシステム内をウロウロしてみた感じでは、なかなか良い。

同社共同創業者兼CEO、Mike Cordano氏はストレージ・プロバイダMaxtor社(現Seagate社)の出身。共同創業者兼会長Keyur Patel氏も同じMaxtor社の出身で、その前は(Yahoo!に買収された)Inktomi社でシニアVPと最高経営計画責任者(CSO)を兼務していた。

オンラインのストレージ・サービスは随分たくさんある(中でも最新注目株はAmazon S3とEarthLinkのWebLife)が、その利点は情報をセキュアに保管する専門業者に自分のデータを送ってバックアップを取っておけるところ。これは家族写真やビデオ、アート系画像・動画の保存に使える。最近は ストレージも帯域数も安いのでスケールのレバレッジング経済によりストレージ配信をコモディティとして提供する環境も実現した。Fabrikメディア・ストレージの利用プランは、2GBが転送無制限で月額$3から。

Fabrikが他より優れているポイントは今のところ2点ある。第1に写真・動画のオーガナイズ用ウェブ・アプリケーションで、これはかなり良いのを用意している。見かけは地味でパッとしないが機能がスマートなのだ。Ajaxによるタグ付けとフォルダーでファイルの整理は簡単になったほか、作成日やアップロードの日付け順に各アイテムが閲覧できるなど小さな賢い機能も盛りだくさんだ。主に個人で楽しむ長期保存用に考えられたサービスだが、共有にも対応している。

2点目はウェブ・アプリケーションがローカルのストレージでも使えることだ。自分のネットワーク接続対応のストレージ用端末が既にあるならFabrikメディア・オーガナイジング・サービスを格安価格で利用登録も可能だ。Maxtor/Seagateのストレージ端末だと更に安くなるが、それ以外の端末でもサービスは使える。

こうしたサービスが市場に本格参入した暁には、 いろんな新しい使い方が出てくるだろう。一般に新世代のウェブはコンテンツのクリエイターが1%、コンテンツの配信業者10%、あとの残りは全てウェブを消費する人、と言われる。コンテンツは製作者が1%と言っても、そのほとんどは1%の また一握りの人々が作ることになる。消費者(Consumer)に対し、これからはプロスーマ(pro-sumer)だという人もいるぐらいだ。真面目なプロデューサなら自分のメディア作品の長期保存に特化した専門サービスがひとつ欲しいと思うだろうし、その点、FabrikはUIも優れている。最近は、生きてきた人生の記録もデジタルに切り替わってきた。これを自宅以外の場所に保管しておこうというのは自然な流れ。写真と動画の両対応のシステムが一般化する中、価格とデータ容量が今より安くなることは考えにくい。従って差別化の決め手はシステムの オーガナイジング用ツールとなるだろう。Fabrikは、その使えるメタデータ、共有機能、ウェブUIで現状では頭ひとつリード、というところか。

[原文へ]

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