Facebook、非英語版の訳はユーザーに丸投げ。西・仏・独語版オープン
by Michael Arrington on 2008年1月22日

MySpaceのローカル版開設が続いている。先週ロシア版の話で触れたようにMySpaceには現地にチームをまず置いて(今はトルコで社員募集中)、訳だけでなく現地の人気アーティストやカルチャーに照らしたPRができる体制を整えてから開設に踏み切る傾向がある。

MySpaceの支社網はロンドン、パリ、ベルリン、マドリッド、ストックホルム、ヘルシンキ、オスロ、コペンハーゲン、シドニー、メキシコ・シティ、サンパウロ、ブエノスアイレス、トロント、東京、そして北京。間もなくムンバイ、モスクワ、イスタンブールの各支社がこれに加わる。

Facebookのアプローチはこれとは根本から違う。 – 難しい仕事は全部ユーザーに任せてしまうのだ。

市場を取捨選別するのもユーザー(先発のスペイン語版は2週間前、続いて本日・米国時間1/21にドイツ語版とフランス語版がオープンした)なら、共同翻訳ツールの試運転も何人かのユーザーにただ頼むだけ。ツールが完成して翻訳コンテンツが十分溜まったら、やっと自分の好みに応じてサイトの表示言語が切り替えられる機能がFacebookの方から提供となる。

グーグルも画像検索でユーザーのコラボ翻訳を使ったし、Wikipediaなんて万事ユーザー任せだ。時には、こうしてただ「やりたいだけやってくれ」とユーザーにお願いして非常にうまくいくこともある。ユーザーがそれでオーケーなら、みんなハッピーだしね。

翻訳アプリはここにあるが、今はまだ招待状がないと追加して使用できない。

このアプリを追加して「translation mode(翻訳モード)」を使用可にすると、ブラウズする先のページで訳が必要なフレーズが出てくる。1本1本の文章は簡単で一口サイズの短いものだ。翻訳を提出すると、他のユーザーが良し悪しを投票する。人の訳が気に入らなければ自分なりの訳を投稿もできる。もっと詳しい話はこちらで。

今やFacebookユーザーも過半数はアメリカ国外の人。全員英語でサイトを使う今の状況でこの数字は、すごい。今日現在ドイツ国内のアクティブユーザーはたった60万人だと、Facebook VPのMatt Cohlerが今朝教えてくれた(正確にはBusiness Week記者に話していたのを又聞きしただけ。こう書くとまるで自分に向かって話したように聞こえるけど)。ドイツ語版開設の暁には、この数字も劇的な増加が予想される。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/facebook-turns-1500-users-into-spanish-translation-slaves/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Facebook、ユーザー1500人をスペイン語翻訳の奴隷に

    [...] 数週間前、Facebookがサイトをいろいろな言語に翻訳するための画期的な方法について書いた。要するにユーザーに全部やらせるのだ。ユーザーはサイトの一部分を翻訳してほしいと依頼することができる。すると、他のユーザーの投票によって、ローカライズ版のいいものができるまで作業が続けられる。ユーザーはFacebookをドイツ語、スペイン語、フランス語に訳すのに懸命だ。Facebookによると、スペイン語版サイトは4週間足らずに完成し、作業は1500人近くのスペイン語のできるFacebookユーザーによって行われた。ただし、たった1人でサイト全体の3%の翻訳を担当したユーザーもいた。Facebookには、280万人のアクティブユーザーが中南米とスペインにいる。今日(米国時間2/8)Facebookは、サイトのスペイン語版をオープンした。Facebookにスペイン語圏から入ると、来週からデフォルト言語が自動的にスペイン語になる。ユーザーは、アカウント設定でもデフォルト言語をスペイン語に変えることができる。Facebookのサイトのローカライズのやり方は、ライバルのMySpaceとは大きく異なっている。MySpaceは、世界中にオフィスを構えてそれぞれの市場に対応している。[原文へ](翻訳:Nob Takahashi) [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/facebook-now-in-german-thanks-to-2000-generous-users/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Facebookドイツ語版スタート――2,000人の寛大なるユーザーのおかげ

    [...] Facebookは明日、ドイツ語版をローンチさせる。それはサイトの翻訳を手伝った2000人のユーザーのおかげだ。彼らはFacebookが2ヶ月前に限られた数のユーザーにリリースしたアプリケーションを使ってサイトを翻訳した。サポートされる言語はドイツ語、スペイン語、フランス語など。これらのバージョンのローンチ後には、たぶんもっと多くの言語が続くだろう。ユーザーは言語をドイツ語にセットすることができ、ドイツ語圏からサイトに行った人は誰でも自動的にドイツ語でそのサイトを見ることが可能になる。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080812facebook-is-not-only-the-worlds-largest-social-network-it-is-also-the-fastest-growing/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Facebookはサイズのみならず成長スピードも世界一

    [...] べらぼうに大きな数字だが、これはFacebookが最近サイトの多言語翻訳を始めるまで、こうした地域の多くでプレゼンスがほとんどゼロの企業だったことも大きく作用している。1年前の月間ユニーク数は南米全体でもたったの100万人、中東・アフリカ地域300万人、アジア・太平洋地域全体で400万人しかいなかった。そうして眺めると、成長率10555%と言っても数字で思うほど、すごくはない。しかもこれら地域内でもFacebookにはまだやるべき仕事は沢山ある。例えば、日本でも、まごついてるしね。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090929facebook-spreads-its-crowdsourced-translations-across-the-web-and-the-world/ Facebook、自サイトで成功したクラウドソース翻訳の仕組みをTranslationsとしてサービス展開

    [...] Facebookは自サイトを65以上の異なる言語に翻訳するにあたって、その作業を利用者に頼ってきた。そしてこの度Facebookは、このボランティア翻訳の仕組みを他のサイトや、アプリケーションでも活用しようと考えた。すなわちFacebook Connectを利用するサイトおよびアプリケーションはFacebookコミュニティを活用して、FacebookのTranslationsがサポートする言語への翻訳を行うことができる。 [...]