孤高のソーシャルネットワークサイト、Faces.com
by Marshall Kirkpatrick on 2006年8月31日

Faces.comはオーストラリア発のマルチメディア共有と魅力的な機能がウリの新タイプのソーシャルネットワークサイト。サイトが出来てから何年かになるが、最近全面的にリニューアルして非常にいい感じになった。Facesでは、ユーザーは(Myspaceのように)自分のページを作成できたり、他のサイトに載せるために写真や音楽といったデータを“ウィジェット化”することだってできる。

アップロードしたオーディオ・ファイルはTuneFeedsというプレイリストに置かれて、他のユーザーと共有したり、ユーザーのプロフィールページで再生することができる。お気に入りリストにURLを追加するためのブラウザー用ツールバーがあるなど、サイト外で自分のアカウントを操作することができる。ドラッグ&ドロップで一括アップロードしたり、Facesとファイルを同期するためのデスクトップ・アプリケーションも用意されている。デスクトップ用のアプリケーションはWindows版のみ。

Faces.comは膨大な機能もそうだが、何といってもビジネスモデルが面白い。マルチメディアの共有には力が入っている。月の上限500MBのアップロード容量と10GBのバンド幅では足りないと思うユーザーは、年間25ドルを払えば、データのアップロードやプロフィールページに来たビジターによる再生回数が「無制限」になる。プロフィールページには広告が表示されるほか、無料アカウントのユーザーページでは音楽ファイルを4曲聞くたびに広告が流れるようになっている。 Faces.comによれば、プレミアムユーザーには(注:Faces.comではpro user)グラフィック広告の収入を分配し、プレイリストのオーディオ広告配信も停止する予定だという。著作権保持者にロイヤルティ(著作権使用料)を払う計画があると言っているが、例えば僕が自分でファイルをアップロードした時にどうやってそんなことが出来るのかは疑問だ。その問題の楽曲プレーヤーのスクリーンショットはココに載せている。URL(tunefeed.com)を入力しても今は404でアクセスできない。

Update: わかったのは、この会社がストリーミング・インターネットラジオ局であるかのようにライセンス料を払うということ。つまりユーザーが自分のプロフィールページにアップロードした音楽ファイルがどこから持ってきたものかに関係なく、誰かがそれを再生するたびにライセンスが使用されたとみなす。リスナーが Facesからから曲を買えるようにミュージックストアも追加しているところだ。

7人の従業員でなるFaces.comは、これまでに200万ドル以上の個人投資を受けたとのこと。初期投資とプレミアムアカウント(pro account)、それにグラフィックとオーディオ広告が現在の収入源。

画像の編集と、携帯からのアップロードは現在保留だが、実現するとなるとどちらもとてもクール。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/lala-leverages-internet-radio-for-cd-swapping-sales/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Lala、インターネットラジオでCDスワッピングと販売を活性化

    [...] ネットラジオ放送のライセンスでは、このように法的な落とし穴が沢山ある。それはFaces.comを見ても分かるだろう(関連エントリ) 。これはオーストラリアが拠点のソーシャルネットワーク。ユーザーのプレイリスト、オンライン楽曲販売、ネットラジオ放送のライセンス業務など扱ってい る。(ディスクロージャー: FacesはTechCrunchのスポンサー)。かたちある物体の取引きに関心のある人は、Swaptreeのエントリも一読されたい。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/mediamasters-joins-the-mp3com-2-crew/ TechCrunch Japanese アーカイブ » MediaMasterでオンライン音楽ライブラリにアクセス

    [...] MediaMasterは新しいウェブサービスだ。FacesやOboeと同様ユーザーはローカルのハードディスクから音楽ファイルをアップロードしてオンラインで聞くことができる。この分野でのオリジナルな最初の実験はMP3.comの「My.MP3.com」サービスだった。このサービスではユーザーは楽曲を所有している正当な権利を証明するため、CDをコンピュータにセットする必要があった。するとMP3.comはユーザーにそのCDのオンライン版の楽曲へのアクセスを許可する。ところがMP3.comは音楽業界に訴えられて負けてしまい、サイトは売却されサービスは解体された。現在、ドメイン名はCNETが所有している。MediaMasterの利用法は簡単だ。ユーザーは無料のアカウントに登録する。ユーザーの音楽フォルダにはクラシックのサンプルアルバムがひとつ入っている。MySpaceのデフォールトの友人、トムみたいなものだ。ユーザーはローカルの楽曲をMediaMasterにアップロードする。アップロードが完了するまで楽曲はキューに並んでいる。MediaMasterのアカウント容量は現在無制限だが、ハードディスクの価格は安いので、ユーザーのアップロード帯域幅がちょうどよい限界を設定している。アップロードされたファイルはアルバムのカバーのきれいな画像にリンクされ、ドラグ&ドロップでプレイリストを作るのが簡単になっている。プレイリストはさまざまな方法で利用できる。ユーザーはウェブ上のアカウント内で再生することもできるし、左に載せたようなウィジェットをエンベッドして聞く、あるいは.plsプレイリストファイルのURLを処理できるラジオステーション(たとえばWindows Media Player)で聞くこともできる。いったん音楽がアップロードされるとMediaMasterからダウンロードすることは絶対にできな仕組みになっている。ユーザーはストリーミングされた音楽を上に述べた各種の方法で聞くことになる。これはおそらく著作権侵害で訴えられないための用心なのだろう。Oboeも似たようなサービスを提供している。こちらはオンラインとローカルのコンピュータ内の楽曲を自動的に同期させるデスクトップアプリケーションで、ユーザーは別のシステムに音楽をダウンロードすることができる。ただしMediaMasterのようなエンベッド可能なウィジェットは提供されない。FacesはOboeと同様、オンラインのアカウントとデスクトップを同期させるが、このサービスの目的は、ユーザーがウィジェットを利用して音楽をSNSに公開することを助けるところにある。Facesのウィジェットはユーザーのアップロードした楽曲を再生できることはもちろんだが、RSSを通じてSNSの友達の曲もプレイリストに加えることができる。MediaMasterはFacesやその他多数生まれてきたソーシャル音楽サイトと同様、音楽を公開するためのさまざまなチャンネルを提供することを計画している。ウィジェットはこのアイディアの最初の実現で、近々このプレイヤーには新しい機能が次々に追加されるはず。さらに詳しい情報は、Josh Lowensohnがいち早くレビューしているし、また下のビデオも参考になる。[原文へ] mediamaster [...]