航空料金予測エンジンのFarecast 、本日パブリックベータ版をリリース
by Marshall Kirkpatrick on 2006年6月28日

航空料金の予測情報を提供してくれるFarecast社は本日(米国時間 6/27)、パブリックベータを公開する。600億以上もの過去の航空料金の記録を利用して、今後7日間の間に価格が上がるか下がるかを予測してくれる。ベータ版では、シアトルかボストンからの出発フライトのみしか用意されていないが、当社によると今年の暮れにかけて米国全域をカバーする予定だということ。

先週、私はこのサイトを見せてもらったが、とても役立ちそうという印象を受けた。プライベートベータ版からの主なアップグレードは、Ajaxの追加であり、全般的に動作がスムーズになっている。

Farecast背後の主な頭脳となっているのは、ワシントン大学コンピューターサイエンス学部のTuring Centerの主任であり、検索エンジンMetaCrawlerのファウンダーであるOren Etzioni氏。当社は、Greylock Partners、Madrona Venture Group、そしてWRF Capitalから8.5百万ドルの資金を受けており、Farecastの開発とテストに3年を費やしている。当社は22人いるスタッフのうち約20%がデータマイニングの専門家や博士号を持つのサイエンティストだという。

ユーザーはフライトの日付に加え出発地と目的地を選択する。そうすると、過去のチケット価格のグラフ、翌週の価格の予測推移、予測の信頼度をパーセンテージで表示してくれる。そして、複数の航空会社を利用す場合以外は、チケットは航空会社から直接購入することになる(複数会社利用の場合はOrbits経由での購入となる)。また、検索に対してはコンテキストマッチ広告が、検索結果近くに表示される。

あなたや私のような個人のユーザーの行動を分析するだけでなく、データマイニングがこのようなことに適用されている事例として見れるのは、目新しく素晴らしいことだ。おそらく、このような技術は業界内の効率化のために色々なシステムやアプリケーションで既に多く使われているのだろうけれども…。このような新しい消費者向けのデータマイング・アプリケーションが産業界で好意的に受け止められるのか、それとも、消費者に対する影響力の損失とし見られるのは、これから問われるところである。

確かに、航空会社がこのうようなシステムを承認するかどうかを疑問視する声は上がっている。だが、コストのかかるサードパーティーを通す代わりに、少なくとも、航空会社にしてみれば直接買ってもらえるということは好ましいことだと思うだろうと言っている人もいる。また別の人によると、システムが価格低下の予測できることが証明され始めると、航空会社は料金パターンを変更してしまうのではないかと、述べている人もいる。Farecast社は航空会社とは友好的な関係を結ぼうとしており、今後彼らが成功するかどうかは興味深いものである。

プライベートベータ版がリリースされたときに、MikeがFarecastのサービスのレビューをし、その中で、彼はいつも最安値の価格を提供するSouthWestがサービスに含まれていないことに不満だと書いた。SouthWestは価格情報をどの外部サービスにも提供していない。そして、Farecastは検索結果に少なくともSouthWestのスケジュールを表示している。だから、彼らは最善を尽くしているように思えるのだが。果たしてこれが問題となるかどうかは、しばらく様子を見ることにしよう。

私は十分にリサーチせずに航空券を買ってしまういがちなので、600億以上の観測データを持つFarecastを、これからはチェックするようにしようと思う。もちろん他のサイトもチェックするが...。事例となる自らの経験を通じ、当社のデータ-が一貫して信頼できるものだと検証できれば、私も、もっとこのサイトを使うようになるだろう。ポートランドも間もなく出発地リストに追加されることを願いたい。

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  • http://jp.techcrunch.com/archives/farecasts-price-guarantee-on-flights-goes-live/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Farecast、航空運賃の価格保証、本番運用開始

    [...] 今夜(米国時間1/21)、シアトルのFarecastは航空運賃の価格保証をベータから本番運用に切り替え、サービスを開始した。Farecastは将来の航空運賃の価格を予測し(米国内路線に限る)、ユーザーがチケットをすぐに購入したほうがいいか、さらに待ったほうがいいか決める手助けをする。このサイトでは提示する価格を向こう1週間にわたってユーザーに保証するサービスをテストしてきた。10ドルの料金で、ユーザーはそのフライトに関して将来の値上がりから保護される。つまり実質的に、将来の運賃値上がりに対する保険を購入できるわけだ。これがどのように作動するのかという詳細と、リスクをどのように分散するかについては、Farecastのblogを参照。われわれは最初に紹介したときからFarecastは有望だと見てきたが、ひとつ注意しておく必要があるのは、SouthWest航空などいくつかの価格競争を激しく行っている航空会社がFarecastのようなサービスがフライト情報にアクセスし、チケットを販売することを禁止している点だ。ユーザーは最安のチケットを手に入れるためには、Farecastなどのサービス運賃を探した後、SouthWestその他のディスカウント航空会社の運賃と比較してみるとよいだろう。[原文へ] Farecast [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/yapta-will-be-awesome-for-heavy-travelers/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Yaptaは頻繁に旅行するユーザーに便利

    [...] シアトルとトラべル関係のスタートアップにどういう関係があるのかわからないが、われわれが紹介してきたFarecastとTripHubに加えて、あの寒くて雨の多い町に、またひとつYaptaというトラベルサービスが加わった。昨日、共同ファウンダーでCEOのTom Romaryにローンチ前のデモを見せてもらった。このサイトは5月15日頃ローンチの予定。ユーザーにお得なフライトと(今年後半には)ホテルの予約を取ってくれるサービスだ。Yaptaは他のトラベルサイトとずいぶん違う。ExpediaやOribitzのように直接航空会社の予約・発券システムに接続しているわけではなく、Farecastのように、本質的には格安航空券の検索エンジンというわけでもない。その代わり、del.icio.usやブックマーキングシステムの裏に存在するような考え方を利用して、格安航空券を手に入れる方法を提案しており、これがかなり強力な手段になる可能性がある。Yaptaサービスのコアは、ユーザーが大手トラベルサイトで発見した安いチケット(切符)の情報をブックマークするためのブラウザのブックマークレットないしアドオンだ。ローンチ時点で、10箇所の航空会社とトラベルサイトがサポートされるが、将来はもっと多数のサイトが追加される予定。ユーザーは興味のあるフライト情報を発見したらブックマークしておく。するとフライトと料金の情報がYaptaのユーザーアカウントに保存される。さまざまなトラベルサイト、航空会社サイトで航空券の情報を収集、記録してからYaptaに戻ってきてどれが得か比較することができる。SouthwestとJetblueはフライト情報を他のサービスに公開していないので、この2社の路線を利用したいときに特に役にたちそうだ。もし購入前に料金が値上げまたは値下げされていると、それはYaptaサイト上の情報に反映される。もしYapta上でトラベルサイト、航空会社サイトをクリックして航空券を購入した場合、Yaptaはその後も価格をモニタしている。もし価格が下がったら、航空会社に払い戻しないしクーポン提供を要求するよう通知をくれる。どの航空会社も購入後の値下げに対してそいうサービスを提供しているのだが、利用するユーザーは非常に少ない。Yaptaだと忘れずにこの要求ができるのは便利だ。Yaptaの収益源は非常に多様だ。ユーザーがYaptaのブックマークからクリックスルーして実際に航空券を購入した場合、多くの航空会社はアフィリエイト料を支払う。広告収入も多少見込める。ユーザーが個人情報開示に同意した場合、Yaptaはその情報をTravelzooなどに似た方式で販売する。最後に、購入後の値下げでユーザーに払い戻しがある場合、Yaptaは手続き一切を代行するかわりに払い戻されるクーポンの価値の10%(または年間40ドルの定額)の手数料を取る。Yaptaが過去数ヶ月275人にベータテストしてもらった結果によると、購入された航空券のうち34%が値下げによる払い戻しを受ける資格があった。払い戻しの平均は航空券の価格の16%、85ドルだった。ベータテスト期間中の払い戻し可能額は総額で2万8900ドルに上り、ユーザー1人あたり約100ドルだった。Yaptaがこの払い戻しをから手数料を取るのに成功するなら、かなりの収入が見込める数字だろう。さらに重要なことだが、このサービスは消費者にとって非常に役に立ちそうだ。われわれは普段チケットを買ってから値下げされていないかチェックなどまずしない。ユーザーはこの払い戻しサービスを受けるためだけにYaptaを使うことができる。Yaptaにフライト情報を入力しておくだけでよい。航空券購入のための検索や、購入そのものにYaptaを使っていなくても払い戻しサービスは受けられる。多くのユーザーにとってこの払い戻しモニタサービスだけでも、非常に魅力あるサービスではないかと思う。私は使ってみるつもり。Erick Schonfeldのブログにも詳しい解説がある。ErickもYaptaのデモを見て、数日前に記事している。[原文へ] yapta [...]