このところオープンソース・ハードウェアについての興味がますます高まっているようだ。その中でももっとも野心的なオープンソース・ハードウェアのスタートアップがBug Labsだ。この会社はユーザーがレゴ・ブロックのようなハードウェアのモジュールを組み合わせてカスタムメイドのデバイスを作れるプラットフォームを提供しようとしている。今週、私はそのニューヨークのオフィスを訪ね、プロトタイプの一つを触らせてもらった。このプラットフォームのコアになるのは「BUGBase」と呼ばれる汎用のLinuxコンピュータで、サイズは PlayStationポータブルくらい、白いプラスチックケースに収められており、マザーボードに直接接続するプラグイン・コネクタが4つ設けられている。Bug Lagsではこれに接続するLCDモニタ、デジタルカメラ、GPS、モーション・センサー、キーボード、EVDOモデム、3G GSMモデムなど各種のデバイスを開発中だ。(この他にUSB、イーサーネット、WiFiシリアルポートの接続が用意されている)。Bug Labsは将来80種類に上るモジュールを提供していく計画で、同時に外部メーカーやデベロッパー自身が独自のモジュールを開発することも期待している。
CEOのPeter Semmelhackはガジェットの製造でも「ロングテール」効果を実現しようと試みている。Bug Labsのアイディアというのは、マーケットのニーズがたとえ10人でも、いや、たった1人しかいなくても、そのニーズに正確に答えられるようなカスタマイズ・デジタル・デバイスを技術者や起業家に提供しようというものだ。これはプロトタイプを安上がりに作るのには素晴らしい方法だ。工場を建設したり、中国にアウトソースしたりして製造ラインを立ち上げるのにいきなり何百万ドルも使わずにすむ。近く、製品のデザイナーはBug Labsに必要なモジュールのキットを注文し、自分はソフトウェアを書くだけでよくなる。この製品は、つまりもっぱらエンジニアをターゲットとしている。これによって新たなガジェットの製造がWeb2.0サイトを立ち上げるのと同じくらい容易になるかもしれない。
もし、その中で誰かがすばらしいハードウェアのコンビネーションを発見したら、モジュールをコンパクトなグッド・デザインのケースにパッケージし直すだけで、一夜にして数千、いや数百万台であろうと、他の量産製品と同様に製造を開始できるわけだ。つまりBug Labsは奇抜な実験的ハードウェアから消費者向けマスプロ製品へのスプリングボードの役割を果たそうとしている。 もちろんこのようなガジェット製造におけるロングテール方式が実際に大規模なハードウェア・ビジネスが必要とする諸条件をクリアできるかはまだ分からない。成り行きに注目だ。(UnionSquare VenturesのFred Wilson が投資者の1人)
Bugモジュールの発売開始はもっとも早くて12月の予定。外観がどのようなものになるか、下に写真を載せた。これらのモジュールは文字通りレゴのようにカチリとはめ合わすことができる。しかも接続する場所を自由に選べる。もしGPSカメラを作りたいなら、液晶モニタを後ろに、カメラを手前に、GPSを別のスロットに接続する、といった具合。 モジュールを組み替えたり、別のモジュールに入れ替えたりすると、まったく新しいガジェットが誕生する。私は1つ欲しくなったが、皆さんはどうだろう?
Here are some of the individual modules (screen, camera, and motion sensor):
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(翻訳:Namekawa, U)








