Fleckでウェブページのコメント共有が超カンタンに
by Marshall Kirkpatrick on 2006年11月17日

ウェブページのコメント共有サービス(Collaborative annotation)は、多くの人がやろうとしていること。この分野で最新の参入者、Fleckが、今夜(米国時間11/16) ニューヨークのTechCrunchパーティーでローンチする。Fleckのチームは、アムステルダム出身だ。サービスはいかにもまだ出来たてという感じだけれども、まさにこれが欲しかった、という人がいるはずだ。基本はこうだ。誰かがウェブページにコメントを付ける、他の人はもそれを読んだり、修正したり追加することができる。標準的な機能として、コメントの場所の移動、ブレット、ページ履歴、コメントページの固定URLをメールで送ることなどが可能。URLは、FleckのURLで、コメントしているページのURLではない。実に簡単に使えて、見た目もなかなかよい。

Fleckでコメントを付けたTechcrunch.comのサンプルページがこれ。読者も自分で書き換えて、専用のURLを共有することができるはずだ。このやり方は、今月ぼくがレビューしたwikiライクなスプレッドシートのInstacalcによく似ている。

このスペースは結構混み合っていて、コメントの共同編集でぼくがいちばんよく知っているサービスが2つ、TrailFireDiigoStickisも、もうすぐリリースだ。Fleckがこれまでのところ差別化の第一要因としているのが、アカウントを作ったり、プラグインをインストールしたりせずに誰でも使えることだ。この違いは大きい。他のコメントサービスは、だいたいが一般ユーザーに広まるためには障壁が高い。Fleckの第一の壁は FireFox でしか使えないことなのだが、早いうちに何とかしてくれることを期待したい。何しろ、「誰にでも使えること」こそが、このサービスがまず最初にやるべきことなのだから。

こんなことを想像している。ぼくがサイトをレビューしながら、コメントページにササっと質問などを書き込んで会社にメールする。すると、すぐに返事ができて、会社の人は何かをダウンロードすることも、アカウントを作る必要ない。こいつはいい。もうひとつ気に入ったのが、これまでに共同でコメントしたページの一覧を自動で作ってくれること。Fleck でコメントを付けるのがどのくらい簡単かといえば、同じようなサービスのAmberJackでサイトのツアーを作るよりもさらに簡単なのだ。

Fleckがこれからやろうとしていることは、写真との統合、矢印、多言語サポート、プレミア機能付の有料アカウントなど、たくさんある。今のこの驚異的に簡単な使い勝手そのままで、サービスとしてもうちょっと肉付けできれば、Fleckはコメント共同編集のスペースでかなり強力なプレーヤーになっていく だろう。

[

  • ゆきち

    http://wema.sourceforge.jp/
    http://be.stiq.net/

    似たようなのは、結構前からあるんですけどね…。

  • http://jp.techcrunch.com/archives/stickis-launches-syndicated-web-note-taker/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Stickis、シンジケート化されたウェブ注釈機能をスタート

    [...] 私たちが昨年10月にごく簡単に取り上げた「Stickis」が今日(米国時間11/28)午後、サービスをスタートする。Stickisは、一見、「Fleck」、 「Diigo」それに「Trailfire」といったFireFoxそれにInternet Explorerプラグインのように見える。Stickisはたしかにこれらサービスが提供するウェブページ用「付箋(ふせん)」注釈的な役割を果たす。しかし、Stickisは単にページをマークするためのものではない。これらの注釈や他のデータソースから「チャンネル」を制作、購読するためのものだ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/5-ways-to-mark-up-the-web/ TechCrunch Japanese アーカイブ » ウェブにマークアップする5つの方法

    [...] 1999年にEng-Sion Tanと2人の友人がウェブページに誰でも書き込みをして公開できる「Third Voice」というブラウザ・プラグインを作ったことがある。これはインターネット上の言論にさらに自由さを加えるのが目的だったが、当時は「ウェブの落書き帳 internet graffiti」と非難する声が多かった。この会社は結局活動を停止している。ウェブページへ注釈を加えるというアイディアは、しかしThird Voiceが最後というわけではなく、似たような、しかしそれぞれ独特の機能を追加した新しいサービスがいろいろ生まれている。Diigoウェブでのリサーチ活動に必須のツール Diigo はユーザーがブラウザプラグインまたはブックマークレットを用いてウェブページへのブックマークや注釈を共有できるリサーチツール。ウェブのテキストがハイライトされて、注釈のメモが関連づけて表示される。ブックマークはウェブサイトのコピーと共にキャッシュされる。Diigoでは注釈したページを他のブックマークサービス(メジャーなサービスはすべて網羅している)に登録でき、Diigoプラグインを持っていない相手に対してもメールで送ることができる。以前の紹介記事はここに。Diigoにはさらに先進的な機能もビルトインされている。Diigoではメジャーな4種類の検索エンジンを利用して、主要SNS、ブログ、現在の閲覧中のサイト、リンク先のサイト、7種類の専門分野(TV、株式など)のページ内をハイライトしたキーワードで検索できる。Diigoはまたユーザーの選んだリンクをユーザーのブログに投稿することができる。またリンク一覧を表示するウィジェットを用いて、ユーザーの最近の注釈を表示することもできる。Fleckもっともベーシックな機能Fleckは注釈サービスのなかではいちばんベーシックな機能を提供する。ユーザーは公開または非公開でウェブページへの注釈を投稿できる。ブラウザプラグインが用意されているが、Fleckのサーバから注釈投稿のためのAjaxコードを埋め込んだウェブページがフィードされている。注釈をつけたページのパーマリンクを友達にメールしたり、自分のブログに掲載したりできる。われわれはFleckをローンチ時点で紹介しているが、今後さらに新しい機能が追加されていくものと期待している。ShiftSpaceどんなウェブページにも自分の意見をShiftSpaceはオープンソースのブラウザ(Firefox専用)プラグインで、NYUのInteractive Telecommunication Programで開発された。性格としてはオリジナルのinternet graffitiにたいへん近い。このプラグインは このプラグインを利用するとユーザーはウェブ上のページに独自の注釈をつけてリミックスし、コミュニティーで共有・編集可能なバージョンとしてセーブし、Shift + Spaceキーを押すことでいつでも呼び出せるようにできる。ShiftSpaceを押すとユーザーは誰でもコメントを残し、テキストにハイライトを施し、画像を変更できる他、ページのソースを自由に編集できる。 どのページでも自由にライブで編集できるウェブページ解析ツールFirebugをいくらか思い起こさせる。このプラグインをインストールしたユーザーの場合、変更を施されたページは画面左下隅に小さなShiftSpace(§)アイコンが表示される。変更されたページは「shift」と呼ばれ、「公開」の場合、ShiftSpaceのサイト内から公開、共有される。ユーザーは気に入った「shift」ページをRSSフィードで購読することができる。ShiftSpaceチームは「trails」という「shift」のリンクの一覧の機能を提供しようと計画している。Stickis必要とする注釈だけを購読するStickisは 友人やコミュニティーからのウェブページの注釈をブラウザプラグインを利用した「channel」を通じて購読するサービスだ。われわれは以前Stickisがローンチしたときに紹介している。プラグインをインストールしていない相手も、Stickiウェブサイトの提供するプロキシーサーバを通じて注釈を読むことができる。チャンネルはテキスト、画像へのstickiによる注釈、RSSフィード(ブログの場合)に加えて、OpenTableやYelpのような特化したウェブサービスのチャンネルの内容で構成される。あらゆる注釈はユーザー個人のStickiブログに保存することができる。ユーザーがブログに注釈を加えた場合、このサービスはトラックバックURLを残す。ユーザーがあるチャンネルを購読すると、ウェブを閲覧している間、折りたたみ可能なサイドバー形式のトレイが現れて、閲覧しているページに関連あるコンテンツの候補が随時表示される。たとえばレストランにリンクしたページを訪れた場合、OpenTableやYelpのようなレストランの予約やレビューに特化したチャンネルがポップアップする。他のコンテンツチャンネルでは閲覧しているページのURLやタグに基づいてStickiネットワークで生成された注釈を収集する。ユーザーが注釈をクリックすると、ユーザーが加えたコメントだけでなく、友達の加えた注釈も表示される。Stickisの親会社、ActiveweaveはStickisの簡易場ともいうべきBlogRovRを最近リリースしている。こちらはユーザーがブログを検索、閲覧する際に、お気に入りのブログの内容をフィードするもの。Trailfireウェブツアーを作って共有するTrailfireは昨年8月ローンチ した。その後、このソーシャルなウェブ注釈サービスは大きく機能を拡充してきた。特に最近、当初から約束されていたSNS的機能の追加がアナウンスされている。TrailfireはIEとFirefoxのプラグインで、ユーザーはどんなウェブページに対してもメモ (markと呼ばれる)を投稿することができる。「mark」はリンクで結び付けられて一連の「trail」が生成される。このプラグインはmark(メモ)を残すためのボタンとtrailを管理するためのサイドバーからなる。ユーザーは興味あるページを見たら、markボタンをクリックする。するとAjaxを利用して、テキストエディタを内臓した小さいバルーン窓が現れる。この窓は、ページ内のどこへでも配置できる。ユーザーはページ内のテキスト、画像、リンクに対して注釈メモを作成できる。ユーザーはそのmarkにタイトルを付与し、所属するtrail(要するにmarkを保管するフォルダ)を選択する。trailにはコメントを付与することができ、プライベートに保存もできるが、公開することもできる。trailが投稿(公開)されている場合、ユーザーは〔「次へ」のアイコンを〕クリックするだけで順次markが付与されたウェブページを閲覧していくことができる。Trailfireの新しいバージョンでは、友達を設定してユーザーが作成するすべてのtrailを共有する機能が追加されている。また友達をグループ化したり、複数のユーザーでtrailを共同編集(wiki trails)したりすることもできるようになった。注釈サービスと比較してみると、Trailfireは効果的な方向に機能を拡張するのに成功していると思う。DiigoやStickisといったサービスと異なり、Trailfireは注釈を見るだけなら、いちいちログインしたり、プラグインをダウンロードする必要がない。これは注釈の閲覧者を増やす上で大きなメリットだ。シンプルさではFleckに並ぶだろう。プラグインをインストールしていないユーザーのために、Trailfireのサーバーは一種のプロキシーとして、注釈を付けられたウェブページにAjaxの注釈のコードをエンベッドして表示させる。Trailfireでは、プラグインを持たないユーザーでも新しくリリースされたサーバーのプロキシー機能を利用したブックマークレットで注釈を書き込めるようになった。第2に、Trailfireは個人のtrailページを作成する機能を実現している。このページにはmarkされたウェブページへのリンクとサムネール画像が番号を付けられて一覧表示される。検索エンジンはこのtrailリストのページをインデクシングできるので、ときに応じてかなりの量の検索トラフィックを送り込むことがある。そういった例が最近のエープリフールのtrailだった。4月1日に168,000ものユニーク訪問者を記録したが、大部分は検索エンジンからの転送だった。[原文へ] Diigo Fleck shiftspace Stickis Trailfire [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/bookmark-copy-note-and-share-sharedcopycom/ TechCrunch Japanese アーカイブ » SharedCopy.com、ブックマーク・コピー・コメントを共有。

    [...] Fleckと同じく、SharedCopyはプラウザープラグインを使わない。コメント機能はプラウザーの中だけでかつJavaScriptを使わずに実現されている。 [...]

  • http://mozilla-remix.seesaa.net/article/66735585.html Mozilla Re-Mix

    webページにコメントを付けて共有できるFirefoxアドオン「Fleck」…

    最近は何でもオンラインで共有できるようになっていますが、それらのサービスはファイルやブックマークなどの止まらず、Webページコンテンツそのものにまで及んでいます。 その中で…

  • http://gombay.wordpress.com/2008/04/16/fleck-%e3%81%ae%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e8%a8%98%e4%ba%8b-in-techcrunch/ Fleck の紹介記事 in TechCrunch « Gombay@Wordpress.com

    [...] clipped from jp.techcrunch.com [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081016fleck-headed-to-the-deadpool-because-nobody-wants-to-annotate-the-web/ TechCrunch Japanese アーカイブ » 誰もWebに注釈をつけたがらない現実を前にFleck、デッドプールの瀬戸際

    [...] Webページに注釈をつけるReFrame Itのサービス開始から1週間。ほとんど同じサービスを2006年からやっているスタートアップ「Fleck」が企業売却を決めた。Fleckはオランダの会社で、Boris Veldhuijzen van ZantenとPatrick de Laiveという白の上下スーツ姿でマイクの寝起きを襲ってスタートアップのピッチを行ったので有名な起業家だ。2人はNext Webカンファレンス(ディスクロージャー:僕は昨年司会役を務めた)とブログも運営しており、今後はそちらに重点を移す。 [...]