Flock 1.0ベータ版が一般の人もこちらでダウンロードできるようになった(これを執筆している段階ではまだフロントページには出ていない)。
フルリリースとなったFlock新バージョンは9月のTechCrunch 40カンファレンスで初披露されたもの。旧バージョンをベースに各種ソーシャルネットワーキング機能を盛り込んでのバージョンアップとなった。
僕個人はFlockに対してずっと冷たかった。Firefoxに派手なプラグインを何個か入れただけじゃないか、と思い込んでいた。確かにその通りな面もあるが(Firefoxのコードがベースだし)、新しくなったFlockでは全くユニークな機能も備わっている。少なくとも僕にとっては驚きのすごさだ。
サイドバーにFacebookが置ける
まず今回Flockで一番見違えたのがソーシャルネットワーキング連動のサイドバーだ。新FlockではFacebook、Flickr(これまで以上に)、Twitter、YouTubeのサポートも標準で備わった。
Facebook中毒な人にとってこのFlockは最高だ。サイドバーからFacebookへのアクセスは、FacebookのiPhone専用インターフェイスと違わない。でも写真が直接Facebookにアップロードできたり、オプションはもっと優れている。Facebook本体に直接アクセスできるオプションも混じっているが、それでも簡単に使えるサイドバーに置いて自分の意のまま使えた方がやはり便利なことは便利だ。
Twitterのアプリもよくできている。前に紹介したFirefox専用プラグインTwitBinに似てなくもないが、直接メッセージ送信できたり、プロフィール、ナッジングもできるし、こちらのFacebookアプリの方が機能の品揃えは優れている。
僕にとってTwitterクライアントで唯一困るのは、Twitterrificほど更新頻度が頻繁でないことで、これは探してみたんだけど頻度変更方法は見当たらなかった。因みにアカウント情報のサポートは、Photobucket、Piczo、Del.icio.us、Magnoliaが対象。

メディアバー
メディアバーは前々からついている。が、元々FlickrがメインだったところにFacebookサポートを統合化し、今度はドラッグ&ドロップでアップロードできるようになった。これもFacebook中毒には堪らない。
ウェブ・クリップボード
新しく搭載になった「ウェブ・クリップボード(web clipboard)」は、ユーザーがサイトバーから見たものをURL、テキスト、画像など何でもドラッグ&ドロップできる機能。他のサイトで必要になったら、またドラッグ&ドロップ(必要によっては画像アップロード)で使える、という発想だ。これと似たことができるFirefoxのプラグインも前に見たことあるが、Flockは構築の仕方が魅力的だし、そのお陰で動作も優れている。
ブログ専用クライアント
ブログ専用クライアントはFlock長年のセールスポイントの一つ。ただ、申し訳ないけど1.0リリースで唯一がっかりしたのがこれ。ブログ専用クライアントとしては手堅くベーシックを抑えているが(前からそうだ)、 画像管理が今ひとつなのだ。Flockではブログに画像アップロードができない。その代わり画像はFacebookかFlickrにアップロードしてそこから記事に表示させる方法しかないのだ。外部サイトから画像を引っ張って表示するのは基本的に、他人様の帯域幅を盗む行為に他ならない。WordPressなどブログ専用プラットフォームへの画像アップロードを実装するのはそんなに難しいことではないので、次のFlockリリースに実現を期待したい。
その他の機能
FlockではブラウザベースのRSSリーダーを提供している。Google Readerのようではなく、ローカルでフィードを見たい人には手ごろ。メディアバーは単なる写真管理ツールから今やYouTube動画まで含むブラウジングツールへと拡大した。例えばYouTubeなら、自分が見ている動画のユーザーアカウントがYouTube専用サイドバーに追加となる。これがどう素晴らしいのか僕にはよく分からないが、好きな人は好きなのかも。
まとめ
Flockは2年前の今日生まれた会社だ。これだけ長い時間をかけて、やっと納得のいく製品に仕上げてきた。新ブラウザを全く歓迎しない市場相手に戦うのだから、辛い下積みの2年間だった。新Flockは万人向きではないけれど、きっと新たなファン獲得に繋がるだろう。
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