Friendster、開発者向けプラットフォームを発表―プラットフォームは日用品化しつつある
by Mark Hendrickson on 2007年10月26日

CrunchBaseウィジェットを開発したのは正解だった。今日FriendsterというSNSが開発者向けプラットフォームを発表したのだが、読者はどんな会社だったかこのウィジェットで記憶を新たにすることができるはず。(冗談、冗談。Friendsterには5千万のユーザーがいて、特にアジアでは非常に人気が高い)。

Friendsterのプラットフォームの発表はFacebookの発表に遅れること5ヶ月だが、MySpaceの発表からは1週間もたっていない。 ちなみにMySpaceは数年前にFriendsterをトップの座から突き落とした会社だ。これでFacebookは主要な機能で再度新たな独自性を打ち出さざるを得なくなったのではないか。SNSそれ自身と同様、開発者向けプラットフォームもありふれた日用品と化しつつあるようだ。

もちろん、まだこう断言するのは少し早すぎるかもしれない。というのもわれわれはMySpaceについてもFriendsterについてもそのプラットフォームの現物をまだ見ていないのだから、もしかするとある1社のプラットフォームが常に改良を続けて他よりずっと優れたものになるという可能性もある。しかしFriendsterによるプラットフォーム(開発者向けには即座に公開されるが、ユーザーに対してサービスが開始されるのは11月30日)の説明を見たかぎりでは、どのプラットフォームも結局ほとんど同じようなものになりそうな気がする。

Friendsterは開発者ウィジェット中で広告を掲載することを許可し、収益の一部を分けるように要求しない。Facebookのアプリケーション・ディレクトリと同様のウィジェット・ディレクトリが作られる。ウィジェットについての情報をクチコミで伝えるのに、Facebookではニュースフィードによっているが、Friendsterでもこれに似た「MyNetwork Module」という仕組みを使う。Friendsterのウィジェットは「Friendsterデータ」( つまりプロフィール、ソーシャルグラフなどの情報)にアクセスできる。そしてFriendsterは「ユーザーコミュニティーからのフィードバックに耳を傾けて改善の努力を続ける」としている。

これは結局大した影響が出ない話なのかもしれないし、そうでないかもしれない―Friendsterはこのプラットフォームは「独自規格ではない non-proprietary」ものになると言明している。つまり他のプラットフォーム向けに開発されたウィジェットをFriendsterのプラットフォーム向けに容易に利用できるということのようだ。これもまた差別化を図れる点だ。ウィジェット開発者は自分のウェジェット内であれば、キャンバスのようなFacebookのページに限らず、どこでも好きなところで広告を表示できることになる。

Friendsterはオープン化の「第3ステージ」だと称している。どうやら、2006年8月にユーザーがプロフィール・ページでHTMLとFlashウィジェットを使えるようにしたのが第1ステージで、2007年9月にアーティストが音楽の宣伝をすることができる「Fan Profileles」を設けたのが第2ステージらしい。そこで今回が第3ステージになる。なるほどずい分来たものだ。

11月30日のエンドユーザー向けウィジェットのリリースに間に合わせるべく、すぐに作業を始めたい開発者は、こちらのオンライン文書を参照のこと。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/details-revealed-google-opensocial-to-be-common-apis-for-building-social-apps/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ

    [...] Googleに野心的なソーシャル・ネットワーク・プロジェクトが存在することは、まず9月初旬にこの記事で報じたが、さらに今週この記事でフォローした。プロジェクトの正式名称はOpenSocial (このサイトは木曜にオープンする)で、われわれの以前の予想をはるかに超える広がりをもつものと判明した―デベロパーは自分の選んだSNS(「ホスト」と呼ばれる)用にGoogleが提供する一連の共通APIを使ってアプリケーションを開発することができるようになる。これはまた もうひとつ ソーシャル ネットワークのプラットフォームを作る試みではない。最近、次から次へと新しいSNSプラットフォームが生まれてくるために、デベロパーは困難な選択を強いられている。ソーシャル・ネットワークのためにアプリケーションを書き、メンテナンスするためには当然コストがかかる。単純にコストパフォーマンス上の制限から、大半のデベロパーは一つか二つの主要なSNSだけを選び、他は無視することを余儀なくされている。Googleが提供しようとしているのは、多くのネットワーク上で共通に作動するアプリケーシュンをデベロパーが簡単に開発できる仕組みである。この試みを首尾よく成功させることができたら、Googleはまさに舞台の中央からネットワーク全体を支配できる。何がローンチされるのか?OpenSocialは、提携SNSの協力を得てGoogleが制定した以下の3組の共通APIからなる。 これを利用することによってデベロパーはSNSの中心となる機能と情報にアクセスすることが可能になる。 プロフィール情報(ユーザー・データ) 友達情報(ソーシャル・グラフ) 活動情報(ニュースフィード、その他、実際の活動)OpenSocialプロジェクトの参加ホストは、このAPIを利用したコールに対して適切はデータを返すことを約束している。Googleは特殊な用法を含めてあらゆる場合を想定した網羅的なAPIを提供しようとはしていない。その代わり、最もベーシックな機能を提供することだけに集中している。特殊な機能やデータを必要とする場合は、それぞれのホストが提供する固有のAPIを直接利用することになる。Facebookプラットフォームなどとは異なり、OpenSocialは独自のマークアップ言語を持たない。(Facebookはセキュリティー上の理由から、デベロパーにFBML〔Facebookマークアップ言語〕の利用を要求している)。OpenSocialでは、デベロパーは通常のjavascriptとhtml(これに加えてFlashコンポネント)を利用する。(またエンベッド・コンポネントも利用可能)。このGoogleのアプローチのおかげで、デベロパーは既存のjavascriptによるフロントエンドのコード資産をそのまま、あるいは簡単な手直しを加えただけでOpenSocialに利用できる。つまりOpenSocial標準によるアプリケーション開発は、Facebookの場合と比べてさえ、ずっと容易になる。アプリケーションは、それぞれのホストの課す制限の下で、プロフィール・ページ、キャンバス・ページの双方で完全に機能する。これと対照的にFacebookの場合は、ほとんどの機能をキャンバス・ページでしか許可しておらず、したがってウィジェットはプロフィール・ページでは制限された一部の機能しか実現できない。OpenSocialは、広告の表示を許可するか、デベロパーが事前にホストにアクセスの申請をする必要があるか(Facebookは申請する必要がある)等、ホストが課すさまざま制限の内容には関与しない。こういった制限はすべてそれぞれのホストの責任で設定し、強制するものとされる。OpenSocial API自体は最大限の自由度をもって設計されている。ローンチ時点の提携パートナーOpenSocialのパートナーは2種類ある。ホストとデベロパーだ。ホストというのはSNSのことで、現在、Orkut、Salesforce、LinkedIn、Ning、Hi5、Plaxo、Friendster、Viadeo、Oracleが参加している。デベロパーにはFlixster、iLike、RockYou、Slideなどが参加。このプロジェクトの意味するものは?OpenSocialの発足のタイミングはこれ以上ないというくらい絶好だった。このところ、新しいSNSプラットフォームが登場するたびに、新しいマークアップ言語に対応せねばならず、アプリケーションのコードを書くにもメンテナンスするにも時間とコストかかることに対してデベロパー側から悲鳴が上がっていた。誰かがこの無駄を省かせるシステムの開発に乗り出してくれなくてはどうにもならない状況だったのだ。(われわれもこの記事の最後でそういう意味のことを提案している)。さらにFacebookがすべてを支配することへの恐れが、有力なパートナーをGoogleの陣営に集める結果になった。参加ホストSNSのリストは壮観だ。デベロパーはさっそくこのAPIを利用したアプリケーションの配布に乗り出すだろう。しかも、大急ぎで。Facebook Platformのブームでは、最初にアプリケーションを出したデベロパーが非常にたやすくユーザーベースを確保できることが明らかになっている。これは早い者勝ちのゲームで、出遅れたプレイヤーは苦戦を強いられる。デベロパーはOpenSocialという新たな金鉱を発見した。すぐに皆がここに殺到してゴールドラッシュが始まるに違いない。[原文へ] Friendster Google Hi5 iLike Linkedin lixster Ning Orkut Plaxo RockYou salesforce Slide viadeo [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/the-global-race-among-social-networks-heats-up-keep-an-eye-on-hi5-friendster-and-imeem/ TechCrunch Japanese アーカイブ » SNS国際競争が加熱。注目株はHi5、Friendster、Imeem

    [...] Friendsterはアジア現地ポップシンガーのファンのためにプロフィール専用ページを開設し、9月以降新たに4ヶ国語版(中国語、日本語、韓国語、スペイン語)をオープン。サイト向けに開発者がアプリを作成できるようにして成長をキープした。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080818friendster-launches-support-for-opensocial-apps/ TechCrunch Japanese アーカイブ » FriendsterがOpenSocialアプリのサポートを開始

    [...] Friendsterは、アジアで爆発的な伸びをみせているソーシャルネットワークだが、アジア以外ではFacebookとMySpaceに大きく引き離されている。このたび同社の開発プラットホーム上でOpenSocialアプリのサポートを開始した。Friendsterは初め、昨年10月に自社のプラットホームを公開したが、利用できるアプリケーションがFriendsterのAPI専用に作られたものだけだった(開発者がFacebook専用に開発なければならなかったのと同じ)。 [...]