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2007年6月27日

Friendster、40%の成長―Web 2.0はまだまだ拡大の余地がある

Duncan Riley

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cake.jpgVenturebeatに掲載された最新のcomScoreの統計によると、Friendsterのページビューはこの5月に40%も上昇した。

Friendsterは現在SNSサイトのランキングで4位につけている。MySpace、Facebook、Hi5の次で、Tagged.com、Bebo、Piczoの上だ。

最近はSNSの分野ではFacebookの優位が絶対的だという見方が強い。それならいったいどうしてFriendsterが40%もの成長を遂げることができたのか?

現在の広く行なわれている理論によると、SNSマーケットのサイズは限られており、ユーザーはSNSサービスの中から一つだけを「あれか、これか」で選ぶことになっている。つまりあるユーザーがFacebookを使い始めるということはそれまで使っていたMySpaceなりFriendsterなりを止めるということになる。当然SNS全体のユーザー数は増えない。しかし事実は、Facebookが急成長しているにもかかわらず、MySpaceとFriendsterの双方も依然成長を続けている。つまり、この理論は間違っていることになる。

まず「あれか、これか」理論を考えてよう。私が6月20日にMySpaceについて書いた記事にもあるように、皆ホームページをカスタマイズするのにたいへんな時間と努力を注いでいるので、それを捨てるようなユーザーは少ない。特に移行先(この場合はFacebook)がサポートするカスタマイズ機能が移行元(MySpace)と大きく違うような場合は特にそうだ。しかし逆に、ユーザーは友達が別のSNSに属していれば、その場所にでかけてでもコンタクトを求めるものだ。これによって複数のSNSへ登録する動機が生まれる。写真についてはYahooのFlickrを使うユーザーもそれ以外の機能ではGoogleを使うのと同じことで、SNSユーザーも異なるサービスに参加して、それぞれ異なるグループの友達と交流することはありうる。ひとつのサービスに加入したからといって、他のサービスの代わりにはならない。

第二に、マーケットは全体として拡大している。Venturebeatの記事にもあったが、Friendsterはマレーシアとフィリピンで大きな伸びを記録している。アメリカ国外にも市場は広がっている。地球全体の人口に対してアメリカの人口はわずか4.53%に過ぎない(wikipedia)。中国はむこう1年から1年半の間にブロードバンドユーザーの人口でアメリカを追い越すものとみられている。インドは世界でもっとも英語を話す人口の多き国だ。頭のいいスタートアップはグローバルなユーザーに受け入れられるようなサービスをデザインしている。世界にはアメリカのような成熟した市場に比べて、はるかに成長の可能性が大きいマーケットがいくでも存在する。

Friendsterの成長はWeb 2.0業界全体にとってよいことだ。マーケット全体としてさまざまなサイトでユーザーが増えているからには、いきなり不況が襲ってくることはありえないだろう。Friendsterは、強力な、それどころか優勢なライバルとの競争に直面しながら成長を続けることに成功している。つまりWeb2.0のスタートアップには、競争の激しい特定の分野でもまだ成長の余地があるということだ。Web2.0というケーキは皆に行き渡るくらい十分にあるといえる。

Comscoreの統計を下に。

[原文へ]

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