今どきの若者はP2P融資の学生ローンを「Fynanz」と綴る
by Erick Schonfeld 2008 年 3 月 20 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

fynanz-logo.pngP2P融資に新しいスペルが加わった。「Fynanz(ファイナンズ)」と書く。大事な大学授業料の融資をスペルもロクに出来ない会社に任せるのは気が退けるが、txtとかKYで満足な今の世代なら気にせず使うかも。なにより銀行より安いレートで大学の学費貸してくれるなら、誰がスペルなんか気にするだろう?

Fynanzは月曜静かに業務をスタートした会社で、P2P融資のモデルを学生ローンに適用したいと考えている(P2P融資についてはProsperZopaLending Club中国のQifangを参照のこと)。今のところ融資申込みができるのはNYとフロリダに在住の学生のみだが、年内には全米に業務を拡大する予定だ。貸し手には誰でもなれる。

Prosperはじめ他のP2P融資サイトと違って、Fynanzeでは各ローンに保証を設けている。質の良い教育機関が対象のローンなので、学生は返済開始と同時に利息が免税対象になる可能性もある。リスク軽減のため同社では各学生の借り手審査の際、クレジットスコアに加え、他の要素(GPA=成績平均スコア、在学の大学名など)も評価の対象に含めている。

CEOのChirag Chamanは元バンカー。同社立ち上げにシード資本50万ドルを投じた。:

15年分のデータを調べて、そこから学生ローン向けに特別なアンダーライティング(引受け業務)のモデルを考案しました。債務不履行の率を下げる要因が何かも把握していますよ。私はシティバンクでストラクチャード・ローン業務を担当していましたからね。

これは大衆の証券化と考えることもできますが、投資銀行は業務プロセスから除外しています。

融資は学校に共同支払いが可能。Fynanzでは授業料と他の経費を勘定に入れ、学生が必要以上に金を借りないよう監視している。「春休みの遊びに遣うお金じゃないんですよ」(Chaman)。銀行抜きなので、貸し手が受け取る金利は学生が銀行から借りるより0.60%~1.0%低い利率となる(Fynanzeが保証基金用に1%の手数料を徴収後で)。これなら貸したがる人は見つかるとChamanは考えている。

でも今は米連邦準備理事会の金利切り下げを受けて金利の低下が見越される時期だけに、大手銀行相手に競争していくのは厳しそうだ。 しかしFynanzは学生ローンにフォーカスを当てたことで、もっと幅広い融資相手先を抱えるP2P金融のスタートアップ他社に比べリスクは少なく抑えていけそうだ(学生ローンは他の消費者金融に比べ、大体は融資不履行の確率が低い傾向にある)。

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(翻訳:satomi)