2007年10月3日

「Getty Images」、楽曲販売スタート

Erick Schonfeld

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picture-166.png今年6月、「Getty Images」による$42M(4200万ドル)での買収を受けて「Pump Audio」は、今日(米国時間10/2)「Soundtrack」としてリニューアル。Pump Audioのカタログには、約20,000のインディー系アーティストが含まれ、これらの音楽は、ウェブ、テレビ、ラジオでの利用のためにライセンスできるようになっている。同サイトの顧客は「The Colbert Report」のような人気テレビ番組から、広告代理店、ポッドキャスト制作者までと幅広い。

ユーザーは、洗練されたインターフェースを利用して検索し、お目当ての音楽をスピーディに絞り込めるようになっている。例えば、タイプ(歌詞のある楽曲、あるいは楽器のみのインスト)、ジャンル(ロック、クラシック、ブルース、エレキ)、ムード(リラックス/グルービー、空間を包み込む音楽(アンビエント)/ゆったり、アグレッシブ/エッジの効いた感じ)、そしてスピード(スロー/ミディアム/スピーディ)。いったん、楽曲を発見し、オンラインでストリームして聴いた後、ユーザーは様々な使用目的に合わせてライセンスできる。ウェブ動画利用には、$35ドル、プラス関連売り上げの5%かもしれないし、テレビ番組での利用は$450ドル(地域テレビ広告利用のライセンス料は$2,100に上ることもある)。対照的に、主要レーベル会社所属アーティストの楽曲ライセンス料は、これらよりも遥かに高くつくこともある。

Gettyが戦略的にデジタル・ライセンシング進出をすすめる上で、Soundtrackは上手くフィットしている。大手新聞各社、雑誌社、広告主などが利用している(Gettyの)ストック写真に加えて、Gettyはマイクロストック写真サービスとして最大規模の「iStockPhoto」も所有している。これらのサービス群に音楽サービスを追加するのは理にかなった動きだ。これで、Gettyは大手音楽レーベル企業と交渉する際に自サービスの影響力を行使できる。そして、より合理的な価格でのライセンシングに合意を取り付けることができるようになるだろう。ミュージシャンや主要音楽レーベル企業は音楽ライセンスを一回きりの当たりくじのようなものと考えず、大量取引のようなビジネスと考えるべきだ。過去において、音楽ライセンスに関する最大の障害は、検索コストにつきた。ユーザーはCDを聴いて、音楽レーベルを見つけ出し、そして、契約合意を取り付けなければいけなかった。いま、SoundtrackやYouLicenseというサービスにより、検索コストは殆どゼロにまで削減され、契約関連部分は自動化された。ウェブ上での楽曲発見とライセンス合意に至る過程が簡易化されたことで、合法的な音楽ライセンシングは大幅な増加を見るかもしれない。本格的なウェブ動画番組やポッドキャストの制作が増加するにつれて、視聴者に見続けてもらえるようなコンテンツ制作には、上質のBGMが不可欠となるだろう。

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