Google Books、中国出版社とパートナーに
by Marshall Kirkpatrick on 2006年7月6日

アメリカ国内で論争を呼んでいるGoogle Booksが、中国内の4つの出版社と契約をかわしたと報道された。ライバルのBaidu(百度)(中国を拠点とする検索エンジン企業)は、出版社のかわりに中国内の図書館と契約をかわしている。このプログラムにより、百度は1500万冊というオンラインでは世界最大規模の中国出版物へのアクセスを可能としている。

図書館と連携をとるというアプローチは、アメリカ国内でGoogleが出版者から、「著作権により保護されている出版物が著作権(所有)者からの許可なく Googleのプログラムに含まれている」と非難を受けたものだ。Googleはアメリカ国内ではオプトアウト(プログラムに参加を希望しない場合は、データ被収集者がデータ収集者に対して、自己の所有するデータを収集対象に含めないようにとプログラム反対の旨を表明するシステム)アプローチを採用した。Windows Live Book Searchはオプトイン・プログラムを出版社に対し採用しており、Googleが中国内でのストラテジーを策定する際に、先例であるWindows Live Book Searchに従っている点は注目すべきである。Google Book Search Chinaは出版物の抜粋へのアクセスを読者に提供し、出版物(本)全体を読むのは有料としている。

アメリカ国内では本をサーチするというのは大きな関心を呼んでいないが、中国の文学における長い伝統はこのようなサーチを中国内でより重要なものにするかもしれない。中国内での事情はよく分からないが、数千年もの価値ある本にアクセスをするには、出版社ではなく、図書館と連携するのがベストな方法だろう。最近、アメリカ国外で知的財産権を尊重していないとしてアメリカ企業が訴えられた全ての訴訟を考えると、おそらくGoogleは中国内で安全なアプローチを採用しているのかもしれない。

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