11月8日(米国時間)、「出版物におけるコンテンツと広告のカスタマイズ」という興味深い特許がGoogleに対して認められた。
多数のブログがこの件について取り上げ、インターネット・コンテンツをカスタマイズ可能な雑誌として印刷できるような機能をGoogleはユーザーに間もなく提供し始めるのではと推測している。そして、そのような雑誌に掲載される印刷広告もカスタマイズできるのでは、としている。
このような推測が全く的外れだとも言えない。2006年5月に申請された特許は既存の雑誌の欠点を指摘している。
消費者は多様な出版物をさまざまな形式で購入している。例として印刷物(一例:新聞、雑誌、書籍など)、電子出版物(例:電子新聞、電子書籍つまりeブックス、電子雑誌etc)など。出版社がこのような出版物のコンテンツを決定し、広告主がどの出版物に掲載されるかを決定する。消費者は出版されるコンテンツや広告について何もコントロールできないため、少なくとも一部のコンテンツや広告には全く興味が無いにもかかわらずこのような出版物を購入しているのかもしれない。
パブリシャーは、しばしば自出版物を購入する消費者のプロフィールの実態を見抜いておらず、そのため、パーソナライズしたコンテンツや広告に欠け、購読料や広告収入を見逃す結果を招いている。同様に、広告を消費者向けターゲットに絞り込むことも限られており、広告サイズ(一例:全面広告のためのものは対象となる出版物に収まるようにサイズを縮小する必要など)についての規格なども統一されていない。したがって、広告主は時々、充分に最適化されていない、あるいは、まったく価値のない広告スペースをターゲット市場にリーチする目的で購入したりする。また、広告主にとって、ターゲットとすべき新規見込み市場分野の認識が困難となっている。なぜなら、消費者の求めるものと反応についての認識が限られているからだ。
解決策は、「ユーザーがコンテンツを検索、ブラウズできるようにすることだ」とGoogleは述べている。そして完成品の電子コピーあるいはハードコピーバージョンを入手可能にすることだと言う。そうすることで、完成品は(対象とする)ユーザーを高度に絞り込んだ広告を含むようになるという。
Googleはまた、これらのドキュメントを印刷/制作するためキオスク利用の可能性も示唆している。:
…カスタマー向けのインターフェースドキュメントはキオスク経由で提供することもあるだろう。例えば、現在、写真用キオスクが店舗内(例:Target、スーパーマーケット、小売り販売店など)で提供されているのと類似の形式によって提供される可能性もある。
もちろん、現段階では単なる特許に過ぎない。そして、これまでのところ、Googleが印刷物関連に生かじりで取り組んできた経緯はひどいものだ。しかし、もし、実際にGoogleが製品化へ向けて努力するとしても、実現には何年もの時間を必要とするかも知れない。しかし、すでに定評のある雑誌が、ユーザーに対しコンテンツを類似の方法でカスタマイズできるようにしようとした場合、この特許がどの程度効力を発揮するものだろうかと思っている。Googleは、特許侵害を理由に差し止めを求めることも可能だろう。もちろん、同特許を全広告主にライセンス提供したい、というのが彼らの望むところだ。
ストーリーのヒントをくれたPatrickに感謝。
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(翻訳:Nobuko Fujieda)




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