Googleの算数―ラジオ広告を$1,000買ってくれたら$2,000返します
by Erick Schonfeld on 2007年10月13日

picture-229.pngGoogleの有名な採用面接に出そうな問題がある。お客が1000ドル払ってくれたら、私は2000ドル返します。私の利益はいくらになるでしょう?

残念ながらこれは架空の話ではない―Google Audioというラジオ広告ネットワークについて、Googleが実際に行なっているプロモーションだ。そのとおり、Googleは1000ドル払ってくれた広告主全員に2000ドルを返すと約束している。2000ドルはキャッシュではなく、それだけの額の広告キャンペーンを将来無料で提供するということだが、それでもGoogleは広告を掲載するラジオ局に自分の懐から金を払わねばならない。要するに1個買ってくれたら2個無料で差し上げますという古典的キャンペーンだ。これは今年いっぱい有効という。

このキャンペーンは、オンライン広告での大成功にもかかわらず 、Googleがオフライン広告では苦戦を続けていることの新しい証拠とみてよいだろう。市場シェアをこれほど露骨な方法で確保しなければならないようではラジオ広告を売るのによほど苦労しているに違いない。こういった戦術はこれが初めてではない。たとえば去年、Google Checkoutの立ち上げキャンペーンでGoogleはライバルのPayPalと競争するために、このサービスを販売に利用したユーザーに対し、売り上げ10ドルに対して20ドルのリベートを支払った。このキャンペーンの成果がどうだったか詳しくは知らないが、PayPalは今も健在なようだ。

Googleが腐るほどキャッシュを持っていることは確かだが、だからといって市場シェアを買い取るためにそれを使うべきではあるまい。Google Audioがラジオ広告を売買するのに良い方法であるなら、すぐにラジオ局も広告主も自分たちの判断で利用するようになるだろう。新しいサービスを試してもらうためにユーザーに金を払わねばらないとしたら、Googleにとってよい兆候ではない。

[原文へ]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090120google-bails-on-print-ads-and-newspapers/ Google、印刷広告から撤退(新聞も)

    [...] Googleの世界征服の夢がしぼみつつあるかもしれない(少なくとも、広告業界征服の夢は)。今日(米国時間1/20)Googleは、新聞の印刷広告の販売を中止すると発表した。(そう、Googleは800紙でコンテキスト広告を売っていた。ほかにラジオとテレビCMも販売している。)Google印刷広告担当ディレクター、Spencer Spinnellがブログにこう書いている。 弊社は印刷広告が新聞に新しい収入の流れを呼び、消費者に関連の深い広告を生み出すことを願ってきましたが、弊社、そして弊社パートナーが望んでいたような影響を与えることができませんでした。これを受け、2月28日をもって印刷広告の提供を終了いたします。すでにキャンペーンの契約をいただいている広告については、3月31日まで掲載を続けます。 [...]